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白夫人の幻

2006年10月05日 | ミステリ
しかし唐代(日本は聖徳太子の時代)が舞台なのに、この現代的な動機。「発端の怪奇性、中盤の論理性、結末の意外性」が効果のほどはどうであれ、その3つがちゃんとある歴史ミステリなんですよ、これが。
後書きみると、これからポケミスで初期シリーズの改訳も出していく予定とのこと。ディー判事もの全集にするつもりらしいです。こりゃ全巻買わないといけないですね。

初期5部作(この5作品でいちおう一区切りついている)は講談社文庫と三省堂書店から出ていて、どれも現在品切れなので、ポケミスで出るなら買います。
第一作の「中国迷路殺人事件」(講談社文庫)は持っています(ちょい自慢)が、読んだときはこんなに面白いと思わなかったんです。不思議だなあ。

白夫人の幻(ロバート・ファン・ヒューリック著 ハヤカワポケミス)
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