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ビートルズの研究

2006年04月12日 | ノンフィクション
たいていのビートルズ本は「ビートルズサイコー!」で終始しているものが多いのですが、この本はちょいと違います。海外の研究者が社会学的、言語学的にビートルズの楽曲とその社会におよぼした影響を分析しています。言葉は難しいですが、論旨は明確です。

目ウロコだったものの一つに「ホワイトアルバム」の意味が。散漫、不統一、エゴのかたまりなどとイマイチ評判の良くない同アルバムですが、なんとポストモダン手法の萌芽が見られるということで、矛盾する世界観が同一地平線に並立しているアルバムなんだそうです。ははー。

ビートルズの研究 イアン・イングリス編 日本経済評論社
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