加藤ちゃんの日々是好日

安達太良山行&芸能ボランティア

名残の雪山(part2)

2015年05月10日 | 吾妻山

 5/2(土) 禁断の吾妻スカイライン、なら正面突破と単独自力で入山。GWなのに誰もいない浄土平は摩訶不思議な世界

火山ガスで4月30日から全面通行止め(4日に解除した)

 

 新緑とヤマザクラのピンクに初夏を感じる

 

標高920m、アズマシャクナゲの咲く、ぬる湯温泉に車を止め

 

桜並木の脇から、登山路に踏み入る

 

木々が萌え、柔らかな薄緑が眩い

 

春の妖精、カタクリ

 

春一番、ミツバツツジ

 

吾妻はやっぱり、アズマシャクナゲ

 

両性花、オオカメノキ

 

愛くるしい、イワナシ

 

花火のような、ショウジョウバカマ

 

吾妻小富士が目前に

 

 県警ばんだい号(8人乗り、時速300km)噴火の偵察か?

 

残雪で登山路は埋もれ、山勘と経験で

 

登山路が現れると正面にラクダ山が

 

うさぎ窪の大雪渓、末端は登山路まで延び、山頂からの下降点は此処にと目論む

 

正面に、一切経山が噴煙を上げる

 

ミネヤナギ、雄花?雌花?

 

登山路を分断する涸沢越えはプチ難所

 

 

小富士に延びる涸沢雪渓、具合を見て直登を思いつく

 

中間地点、山頂はまだまだ

 

噴石か!強風に飛ばされた小石か?

 

ハアハアゼイゼイ、シモフリ山を背に展望が開ける

 

雪渓攻略30分、遂に先端部分に到達

 

瓦礫の急斜面、浮石の大岩を避けて

 

小富士の火口縁に這い上がる、正面が山頂

 

一旦、火口縁を反時計に下りて浄土平の様子を偵察する

 

本来GW後半で賑わう、昼過ぎの浄土平は全くの無人と化す

 

駐車場にも蓬莱山にも人影は皆無、ゴースト観光地は異様な光景

 

犯人は大穴から噴き出す有毒の火山性ガス

 

吾妻小富士の火口底、一瞬偵察をと考えたが自重(過去に前科あり)

 

車の騒音もなく、独り占めの展望はすこぶる気分が良い

 

火口壁ぐるりと全部、貸し切っての漫歩は何と贅沢なことか

 

マジックを披露!手のひらから煙が出ま~す

 

先々週攻略した東吾妻山、先週攻略した蓬莱山

 

雪の消えた兔平、中央右に無人の吾妻小舎

 

溶岩が赤く酸化したのか?中央が山頂

 

荒涼とした爆裂火口から望む一切経山も今は平穏を装う

 

吾妻小富士の頂は目前に(ぬる湯から3時間半)

 

1,707mの山頂から望む一切経山、大穴の噴気口は3か所に見える

 

山頂の大岩から、空に向かってジャンプ!

 

見事、大空に飛翔成功!

 

大空は無理なので、標高差300mの大斜面をうさぎ窪の雪渓めがけ降下

 

途中には何故か大岩が1個デント鎮座

 

雪渓上部から山頂を振りかえる(此処までの所要10分)

 

「雪うさぎ」の雪渓をいよいよ降下・・・ワクワクドキドキ

 

一度、山頂を振り返り

 

うさぎの背をトラバース気味にヤワヤワと

 

また立ち止まって、航跡を確認!

 

此処からは一直線に登山路めがけグリセード

 

振り返り、スピード違反だが転倒なし

 

雪渓下部で、山頂から一直線のルートはベストの判断(此処まで所要20分)

 

無事登山路に出て、標高差300mの直滑降コースを振りかえる

 

ヒメコマツの間から短くなった、雪うさぎの耳が望める

 

陽ざしで往路の足跡が融け登山路を見失う、やむなく沢の雪渓を頼りに下る

 

途中で雪が無くなり、沢沿いに猛烈に濃い笹藪を漕ぐ羽目に

 

苦闘10分、距離にして40~50mのヤブを抜けると登山路にぶち当たる・・・ヤレヤレ

 

往路では見つけなかったイワカガミ、開花を見たのは今年初めて

 

ヒメコマツの尾根道、左側が姥沢、右側が白津川に急峻に落ち込んでいる

 

吾妻小富士山頂から1時間20分で、ぬる湯温泉に無事帰還

 

ヤマザクラが柔らかい陽ざしを浴びて、お帰りなさい

 

タンポポの咲く広場は、最近出没するイノシシが荒らし放題とか

 

咲き始めたアズマシャクナゲの見事な大株

 

築138年、茅葺き屋根の母屋は今も健在

 

眼病に効能の、ぬる湯温泉は32℃と名前の由来

 

多くの高山植物の鉢で、真っ先に咲いていた雪割草

 

咲き揃ったアズマシャクナゲ、葉の裏が白いのでウラジロシャクナゲとも言う

 

シルエットに浮かぶ吾妻小富士、有難うございました

 

帰宅後は愉快な仲間との定例飲み会、渇いた喉を心ゆくまで潤し大満足

 

 次回は名残の雪山(part3)をお楽しみに!