Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●「袴田事件の次は狭山事件だ」 『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)

2014年05月26日 00時00分24秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、石坂啓さん【初めて老いった!?第88回/血をフリコメ詐欺】、「したいんです、と腹で思っても「戦争は、しません」とシレッと言ってのける。ペテン師か。・・・自作自演の狂言アリ捏造アリ冤罪アリの、「血をフリコメ詐欺」が始まろうとしている・・・「安全だから信じろ」ではなく、もう母船が何度傾いているかを察知すべきだ。「そこにいちゃ死ぬぞ!! 逃げろ!!」と、あなたは救命具をつけて待つ高校生に向かって、悔しい思いで叫ばなかったか」。

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■①『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 「袴田事件の次は狭山事件だ」「毒牙をあらわしたアベノミクス」。浜矩子さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8fd0e08da47a39ece1e0e2455b85d940)によると「アホノミクス」を通り越して「ドアホノミクス」だそう

■②『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 片岡伸行氏【アベノミクスで賭博を礼賛? カジノ解禁推進法案の廃案を】、「反対している・・・大門実紀史・・・福島みずほ・・・糸数慶子・・・も参加」。元「ト」知事の方々もお好きでした(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07968cccb4abad0a01affdd3c37e0b4e

■③『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 満田夏花さん【原発事故による避難住宅の窮状 期限迫る無償支援の延長を】、「1年先の住居がどうなっているのかもわからないのに、生活の再建などあり得ない」。カジノ法案なんてやっている場合なのか? 原発再稼働や輸出なんて・・!?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2dd6819f03d34852519050b6a80592bf

■④『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 中島岳志さん【風速計/「創価学会の正念場」】、「理念を大切にしてほしい。/私は一人の歴史家として、同じ仏教を大切にする友人として、その行動を注視している」。う~ん、公明党は既に第3自民党と化し、既に一体化?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/08e4b176dd9a9e274deb5b34a1b9512a

■⑤『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 石川文洋さん【ベトナム50年を旅する】、「戦争はその〝いい人〟たちが、人を殺すし、拷問もする・・・それが戦争です。・・・私の仕事は、今、そこで起きてる事実を記録し、伝えること」。石川さんとベトナムと沖縄と(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6825289b60b19442e4ab8d25aab34a58

■⑥『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) /  【西川伸一の政治時評/安倍首相の集団的自衛権会見 評論にすら値しない猿芝居と横畠新法政局長官の変貌ぶり】、「視覚的に情緒を刺激し強迫観念を植え付けるとは、秀逸なセンスである。事の本質を隠蔽する陳腐な手法」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/28f2776c14d6c2da79a0c4220d510a79

■⑦『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 【佐高信の新・政経外科第2回/追悼 渡辺淳一様】、「城山三郎さん・・・「・・・を語る時、勲章拒否現行憲法擁護の二点だけは外してほしくない・・・『戦争で得たものは憲法だけ』と口癖のように・・・まさに城山さんの遺言というべきでしょう」」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214

■⑧『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 対談金聖雄×小室等【映画『SAYAMA』が静かに伝える石川一雄さんの今 「みえない手錠」はいつはずれるのか】、「「袴田事件の次は、狭山事件の再審の扉を!」との声が高まるなか、逮捕から51年・・・」。「冤罪事件を「絶対に忘れるな」」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/55763e0aa5cd1eeb323e47acc29f73da

■⑨『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 横田一さん【憲法骨抜き、安倍首相の集団的自衛権行使容認の今後 連立離脱賭けて公明党は抵抗するのか】、「今後の公明党や創価学会の動きから目が離せない」? そうかな~?、すでに自民党と一体化しているけれど(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/08e4b176dd9a9e274deb5b34a1b9512a

■⑩『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 金子勝さん【「異次元の金融緩和策」から1年 世界の潮流から外れるビジョンなき経済政策】、「出口失う金融緩和策・・原発と武器輸出・・・産業構造の転換を・・・ビジョンと戦略とが日本には、そして安倍政権にはまったく欠けているのです」。時代錯誤http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8fd0e08da47a39ece1e0e2455b85d940

■⑪『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 木野龍逸さん【「美味しんぼ」で問題提起された低線量被曝をごまかしたい人々の集団バッシング”】、「麻生太郎・・・佐藤雄平・・・菅義偉・・・森まさこ・・・石原伸晃」「鼻血は多かった・・・根拠言えない環境相・・・説明責任を果たせ」。誰にこそ責任があるのか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c56d9377915ebb7e4a0e6235f2081741

■⑫『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 本橋哲也氏【格闘する思想 中山智香子 消費中毒の日本でこそ「経済的不服従」を】、「全地球を支配するネオリベのトリック・・・中国やインドは本当に勝利しつつあるのか・・・新自由主義圧政への民主主義的抵抗とは・・・「新自由主義から不自由主義へ」」

■⑬『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 【佐々木実の経済私考竹中平蔵氏らの政治装置「国家戦略特区」が始動 熟議なしの強引なシステムに地元では軋轢も】、「特区制度は、多様な立場や意見を反映させる政治システムではない・・・民主主義の“抜け道”でしかない」。〝憲法番外地〟(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d9935b2b6742c0a4d3c9876943f71f4b

■⑭『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 永六輔さん【話の特集 無名人語録420】、「・・・何はさておいても。まずは東北復興って言ってたよなァ。そうしてないのに訂正してないよなァ」「東北の復興は最優先って言ってたよなァ。言ってたなァ。おい、忘れちゃったのかい」

■⑮『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 松元ヒロさん【写日記その31】、「「憲法フェスティバル」に出演・・・大林宣彦監督・・・「・・・芸能・芸術は風化しないジャーナリズム・・・ゲルニカがそうです。憲法くんもそうです。私はこの映画を『シネマ・ゲルニカ』にしたいのです」。私も憲法くんを『コミック・ゲルニカ』に!」。憲法くん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9cf92a972ac07b0d0538d9f8b4167b3a

■⑯『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.91/韓国沈没船事故で批判の矛先を逸らされ「美味しんぼ」で批判の口を閉ざされ――】、「ああ、どうかこの批判力を、自らの国に向けていただきたいです!と思うけれど、もしかしたら、メディアも・・・・・・」

■⑰『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 北原みのり氏【メディア仕分け人Vol.91/韓国沈没船事故で批判の矛先を逸らされ「美味しんぼ」で批判の口を閉ざされ――】、「・・・・・・メディアも自分の国を批判するの、怖いのかもしれないね。なぜって政府と違う意見を言ったら、つぶされるかもしれないという例が出来てしまったから・・・「美味しんぼ」批判だ」

■⑱『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 石坂啓さん【初めて老いった!?第88回/血をフリコメ詐欺】、「したいんです、と腹で思っても「戦争は、しません」とシレッと言ってのける。ペテン師か。・・・自作自演の狂言アリ捏造アリ冤罪アリの、「血をフリコメ詐欺」が始まろうとしている・・・・・・」

■⑲『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号) / 石坂啓さん【初めて老いった!?第88回/血をフリコメ詐欺】、「・・・・・・「安全だから信じろ」ではなく、もう母船が何度傾いているかを察知すべきだ。「そこにいちゃ死ぬぞ!! 逃げろ!!」と、あなたは救命具をつけて待つ高校生に向かって、悔しい思いで叫ばなかったか
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●尊敬する人は田中正造

2011年08月12日 00時22分26秒 | Weblog


WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/mainichi-jul-4/)の一部。

 小出裕章さんの研究室には、ゲルニカのほかに田中正造さんの写真も。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/05/mainichi-jul-4/

74 田中正造は私が最も敬愛する人 小出裕章(毎日jp


7
月4日の毎日jpに小出裕章氏のインタビューの記事が掲載されていました。・・・・・・。

以下転載
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<特集ワイド>研究の前線で反原発 住民支える「異端」--京大原子炉実験所・小出助教
2011年7月4日(月)18:00


(※細長い自室に座る小出裕章助教。ついたてには田中正造の大きな写真が=大阪府熊取町の京大原子炉実験所で2011年6月27日、西村剛撮影

 ◇リスク負うのは後世…犠牲少なくする責任ある
 学者の良心とは何か――。福島第1原発事故は、すべての原子力研究者に問いを突きつけた。その一人でありながら、一貫して反原発の立場を取ってきた京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章助教(61)は今、何を思うのか。【宍戸護】

 ◇田中正造「もっとも敬愛する人」
 暑い昼下がり、訪ねた研究室は薄暗かった。蛍光灯もエアコンもスイッチを入れていない。2人一部屋の真ん中をついたてで仕切られた細長いスペースで、小出さんは机に向かっていた。

「余計なエネルギーは使わない。皆さんぜいたくになり過ぎて、不要なものを使い過ぎています」


 原子力の文献が山積みされて、記者が座るともう身動きがとれない。
 小出さんの専門は放射線計測、原子力安全。愛媛県・伊方原発の設置許可取り消し訴訟で原告側証人となり、99年のJCO東海事業所臨界事故では土壌の放射線を測定し、別の争いでは地域のがん死者数の推計作業も行う――放射性物質の被害を受ける住民を支える活動をしてきた。
 福島第1原発の事故後は新聞、テレビ、ラジオ、講演、あらゆる場で事態の深刻さや政府・東京電力の対応のまずさを指摘し続けている。6月に出版した「原発のウソ」(扶桑社新書)は20万部のベストセラーになった。いまや一分一秒を惜しむ忙しさだ。

  ■

 小出さんは東京都台東区生まれ。私立開成高校卒業後、1968年、東北大学工学部原子核工学科に入学。授業を一回も欠席しない学生だったという。

「あのころ、原子力は未来のエネルギーと信じていました。原爆のものすごいエネルギーを平和利用したいと思い込んでいました」


 東大安田講堂事件をテレビで見た69年、宮城県女川町・石巻市にまたがる女川原子力発電所設置を巡り漁師たちが「電気は仙台で使うのに、なぜ自分たちの町に原発を造るのか」と抗議していることを知った。小出さんは原発のあり方について考え抜き、一つの結論にたどりつく。

「女川原発が事故を起こした場合、地元住民はそこに住み続ければ健康に害があり、健康に害がないようにすれば、その地域に住めなくなる」


 その懸念は42年後、福島県で現実となる
 原子核工学科は、原子力発電を支えるための科学者や技術者を養成する場。「この学問は受け入れられない」と去っていった仲間もいたが、小出さんは「原子力の学問の中にいながら、原子力が抱える問題を指摘し続けるのが自分の歩む道」と決断した。
 京大原子炉実験所が助手を募集していることを「大学院の掲示板で偶然知り」、74年春に採用された。そこには既に、反原発を唱える助手が4人もいた。原発関連の訴訟を支援し、のちに加わった今中哲二助教とともに「反原発の6人組」と呼ばれた。中国の文化大革命を主導した4人組になぞらえての揶揄(やゆ)だ。「反国家的な存在」ともささやかれた。
 実験所は「原子炉による実験及びこれに関連する研究」を目的とし、全国の大学の共同利用施設として63年に設置された。反原発を掲げる小出さんらがなぜ残れたのか。

 「ここの原子炉は、もともと中性子を出すための道具として造られた。物理学、化学、医学のがん治療にも中性子を使って研究したい分野があり、推進も反対も関係ないのです。とはいえ、教員の自由な意思を尊重し、学問を発展させる京都大学の校風もあったでしょうね」

 長年、助教(助手)であることについては「(出身大学からしても)外様ですから」とやんわりかわしたが、研究者の「原子力村」への舌鋒(ぜっぽう)は鋭い。

「猛烈な選別があります。例えば東大ならば国家に協力しない人はダメ。その協力の度合いに応じて出世が待っているのです」


 5月23日の参院行政監視委員会で、参考人として国の原子力政策を批判した小出さんは、インド独立の指導者、マハトマ・ガンジーの言葉「七つの社会的罪」を挙げた。うち二つは「道徳なき商業」と「人間性なき科学」。前者を東電、後者を自らも含めたアカデミズムに当てはめた。

 「一人一人の人間が生きてきた歴史が根こそぎ壊れた。失われる土地、生活、健康を考えれば、これからも原子力が科学の進歩で何とかなるとは、私には到底言えない

 小出さんは静かに言った。

  ■

 ふと目の前にあるついたてを見ると、ひげをはやした老人の顔写真があった。足尾鉱毒事件の被害者救済に生涯をささげた明治時代の政治家、田中正造

「私が最も敬愛している人です」


 日本が列強入りを目指し、日露戦争に突き進もうとした時代。正造は、群馬・栃木県の渡良瀬川流域で起きた足尾銅山からの鉱毒公害を告発し、権力の横暴と闘った。明治天皇に直訴し、自らの命と引き換えに農民たちを救おうとしたことはあまりにも有名だ。
 くしくも震災発生直前の3月8日、正造の晩年の直筆短歌が栃木県で見つかった。

 <世をいとひ そしりをいミて 何かせん 身をすてゝこそ たのしかりけれ>

 そしりを受けて世を恨んでも仕方ない。身を捨てて事に当たればこそ楽しいこともあろう――。

正造さんは国家に見捨てられた農民に最期まで寄り添い続けた。亡くなる時も、自分の病気より鉱毒のことを気にして、住民を叱咤(しった)した。実に潔い生き方だと思います


 鉱毒と原発――。二つの出来事が時を超えて重なる。


 「原発には都会が引き受けられないリスクがある。そのリスクを、都会の住人は社会的に弱い立場にある過疎地の人たちに押しつけている。仮に原発事故が防げても、原子力を使い続ける限り核のゴミ(放射性廃棄物)は増え続けるし、人間はそれを無毒化できない。私たちの世代は、自らの利益のために、選択権のない後世にその『毒』を押しつけているのです

 後世への責任。それは小出さんが常に強調してやまないことだ。

「原子力の場にいる私にも普通の人とは違う責任がある。そして、普通の日本人の皆さんにも責任はあると思う。推進派にだまされたかもしれない。でも、だまされた責任もあるはずです」


 とすれば、やるべきことは何か。

 「原子力を進めてきたのは大人だが、そのしわ寄せを受けるのは、おそらく子どもたちです。子どもたちの犠牲を何とか少なくするために、私は自分なりに責任を果たしていきたいのです」

 この国の原発数は米仏に次ぐ54基。自ら「異端」と称する研究者は、これからの長く険しい闘いを覚悟しているようだった。
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●地下まで漏れ出ていないのか?

2011年06月20日 00時01分16秒 | Weblog


WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/16/tv-asahi-jun16/)です。コピペ、一部孫引きさせてもらいます。管理人さんが代わられるようですが、引き続き今後も情報発信をお願いしたいです。

 小出さんの考える、残された対策を映像で分かりやすく解説。ストロンチウムの地下水中での検出は保安院や東電の言うような解釈で本当に良いのか? メルトダウンした核燃料が、格納容器をも突き抜け、建屋下のコンクリートをも貫通し、地下水をも汚染し始めているのではないか?

 以前見た映像(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/02/tvasahi-jun2/)でもに気になっていたのですが、インタビューを受ける小出さんの背後、研究室の机の上に映る「ゲルニカ」が妙に目に付いてしまいました。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/16/tv-asahi-jun16/

616 メルトスルーより深刻な状態 小出裕章 (TV朝日)

2011
年6月16日(木)、テレビ朝日のモーニングバードの「そもそも総研」コーナー(玉川徹レポーター)に小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)がVTR出演されました。コメント欄でお知らせいただきました。


録画
原発震災:小出裕章:原子炉の現状/残された対応策/故郷…

コーナーの内容
そもそも総研 たまペディア
原発震災 今の状況どうなってるの!?

今回は「そもそも原発震災は簡単に収束するものなのかどうかわからない」というテーマで取材。メルトダウン状態を超えてメルトスルーの状態になっている原発がどうなっているのかについて専門家へ聞きに行った。
政府が認めているメルトスルーの状態でとどまっていないのではないかと専門家は指摘。最近になって原子炉の炉心の水が無くなっている可能性が出てきており、冷やすことが出来なくっていると専門家は見解を述べた。

報道(一部転載)
(1) 福島原発「メルトスルー」どころじゃない!建屋突き破って地下めり込み
(J-CAST 2011/6/16 12:37)


=====
福島第一原発の核燃料はいま、いったいどういう状態なのか。東電・政府によれば、溶けて圧力容器の底に落ちて、つきぬけて格納容器に落ち(メルトスルーし)ていて、でも「チャイナ・シンドローム」のように、大量の燃料がどんどん落ちた(ている)のではない――という。
しかし、彼らの炉心についての分析はこれまでも悪い方に外れ続けており、信用がない。番組によれば、「状況はメルトスルーより、さらに悪い」と見る研究者もいる。どちらが正しいのか、では原子炉をのぞいて正解を見てみましょう――とはいかないのが、国民的にじつにもどかしいところだ。


地下水と接触して汚染水流出懸念
「東電・政府の(収束)ロードマップなんて言ってる状態ではまったくない」と、番組のインタビューで主張するのは、小出裕章・京都大学原子炉実験所助教。
小出氏によれば、溶けた燃料は、圧力容器の下の格納容器でもとまらず、炉建屋地下のぶ厚いコンクリートの構造物に、どんどん溶けながらめり込んでいるという。したがって、もはや水をかけようが循環冷却をしようが、「炉心を冷やすことは不可能」だという。
さらには、燃料がコンクリートをも突き破り、地下水と接触して、(超高濃度の?)汚染水が海に流れ出すことが懸念されるという。

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(2) 「溶融燃料が容器つき抜けどんどん地下へ」 福島原発「チャイナシンドローム」説の真贋
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●『筑紫哲也』読了

2010年10月27日 05時02分53秒 | Weblog

筑紫哲也』、10月に読了。週刊朝日MOOK、2009年11月発行。編集後記の執筆者の一人に諸永裕司氏の名が(p.280)。
 編集後記、「・・・ジャーナル時代・・・。こう強調してもいました。「ジャーナルは儲けを期待されている雑誌ではない。でも赤字を出さないことが、社内外に対する言論の自由の基盤として大切だ」」(p.280)。

 多事争論傑作選、「TBSは今日、死んだに等しいと思います」(p.22)。

 「石原(慎太郎)さんを倒すのは、やっぱり同じ世代のじゃないですか? ああいう人を出した、筑紫さんの世代の責任じゃないですか?」(pp.28-29)。家族の反対で思い止まる。「・・・房子は夫にこうたずねた。/「私が反対していなかったら、あなたやってた?」/即座に返ってきたのは、「やった」という答えだったという」。
 「私が最も真剣に考えたのは、東京都のひどさでした。この年齢になってきたら、世代の責任というものもあるのではないかという気もしましたが、・・・」(p.134)。

 井上陽水さん「傘がない」(p.32)。「最後のニュース」、「・・・また、文明の終わりが迫っているという意味の最後ともとれる・・・」(p.34)。

 「「『現在』を知るために『過去』を学べ」/「『学ぶ』とは、『疑う』ことだ。自分を、常識を、現在を疑え」/と説いた」(p.47)。「最後の生出演となった08年28日の「多事争論」で、筑紫さんは「23のDNA」を三つ挙げた。/大きな権力に対する監視の役を果たそうとすること。/▽少数派であることを恐れないこと。/多様な意見や立場を登場させて、この社会に自由の気風を保つこと。/そして、こう続けた。/「これからも、その松明(たいまつ)は受け継がれていきます」」。

 「筑紫さんもクロンカイトも実に「品性」(decency)があった。そしてともに文化のありようと価値をよく理解し、歴史認識を研ぎ澄ましていた」(p.52)。

 イラクで人質となった3人およびその家族に対する「自己責任」という批判の嵐。「・・・たくさんの嫌がらせや誹謗中傷があったということです。/私が「多事争論」と言っておりますのは、いろんな意見があっていいということですけれども、その域を超えた中傷と嫌がらせは大変に問題だろうと私は思います」(p.63)。

 永六輔さん(p.64、215)。國弘正雄さん(p.132)。野中広務氏(p.177)。小田実(p.178、232、247)。城山三郎さん(p.243、246)。

 オーラル・ヒストリー。「ですからこの年入社組には常識のないやつが多いと言われ、社内では「常識なしの34年(昭和34年入社)組」と呼ばれていました。それに懲りて、翌年直ちに常識問題を復活させましたけれども。とにかく同期入社には、本多勝一、上前淳一郎など、個性的な人が多かったと思います」(p.118)。
 「・・・政治家からの供与。お金はもちろん受け取りませんけれども、飲み食いの問題です。少なくとも私がいたころの政治部の不文律で、おごられたら必ず返す。/・・・暗黙のルールでした」(p.131)。
 「・・・森喜朗さんでした。彼が総理大臣になるとは思っていなかったのです。なるべき人ではないと思いましたしね。自民党幹事長時代に非常に文句が多くて、細かいくだらないことにまめにクレームをつけてくる・・・」(p.131)。
 本田靖春さん『我、拗ね者として生涯を閉ず』(p.136、173)。
 記者クラブ制度。「政治記者たちが「あんなことは、みんな知っていた」と言うなら、なぜ書かなかったのか。これは大問題でした」。

 中島みゆき、「生きとし生けるものへの誠意」(p.230-231)。「最後の女神」。

 残日録(抄)(pp.242-251)。「ゲルニカ・・・ロンドン、ドレスデン、重慶・・・ヒロシマ、ナガサキに至る戦争の残虐化、ジェノサイドの系譜・・・」(p.248)。忌野清志郎(p.249)。

 福光恵氏「全国へ旅立つ/筑紫さんの愛した本」(pp.264-268)。

 筑紫房子氏「最後に棺に言えた「パパ、ありがとう」」(pp.16-21)。
 写真作家筑紫拓也氏「筑紫哲也×僕×パパ」(p.252-263)。
 公表された最後のメッセージ。WEB多事争論08年8月1日、「遺言/この国のガン」(pp.272-275)。「・・・教育しか取りえがないという国ですね。・・・/・・・医療費というものをきちんと使っていない国なんです。・・・そういう国が高齢者に対して、たくさんのパイを与えているとは言えない。つまり未来にも投資していない、過去にも投資していない、・・・。/つまりお金が変なところに行ってて、・・・。/で、私は今病気〝ガン〟ですから、・・・。人間の体がガンに侵されますと、本来使うべき栄養とかエネルギーとかいうものが、ガンと戦うためにそっちに取られてしまうんですね。本来人間が生きていくために使うべきところに向かなくなっちゃう。ですから、この国というのは一言で言えば、ガンにかかっている。そういう状況だというのが、この国の状況だろうと思います」。
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●『ルポ 改憲潮流』読了(3/3)

2008年11月05日 08時01分56秒 | Weblog

【斎藤貴男著、『ルポ 改憲潮流』】
中曽根元首相が加速し、小泉元首相が止めを。安倍元首相もその流れだし、現麻生首相も例外ではないでしょう。「立憲主義
(近代立憲主義) とは、ともすれば暴走して国民の人権を侵害しがちな国家権力に縛りをかけるための憲法」、「これぞ近代憲法の原理原則であり、グローバル・スタンダード」(p.35)、「憲法の基本は、国家がしてはならないことを定めている」 はずなのに。また、戦時中、そして、戦後、現首相の実家は炭鉱で何をやっていたのでしょうか? 当時の中小炭鉱の悲惨さは目を覆うばかりであったことを、最近、知りました (上野英信さん (8) の『追われゆく坑夫』を先週読了)。では、現首相の実家がかかわったような大きな鉱山はそんなことはなく、夢のような楽園・労働環境だったのでしょうか・・・。

「戦後六十年以上もの間、・・・ハードルの高さゆえではなかった。・・・戦争だけは二度とごめんだという国民一人ひとりの意識が、安易な改憲への取り組みそのものを許さなかったのだと信じたい」(p.131) (9)

「ゲルニカ―重慶―東京や大阪の大空襲―ヒロシマ・ナガサキ―朝鮮半島―ベトナム―アフガニスタン―ファルージャ。だからこそ、日本がまたしても同じ蛮行を再現し始めかねない可能性が日に日に高まってきている」(p.221)

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