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●「憲法は…世界のいかなる国も、いまだかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をした」

2016年11月17日 00時00分38秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016110302000142.html)。

 《▼「(憲法は)世界のいかなる国も、いまだかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をした。これは日本国民にとって忘れ難い日であると共に国際的にも文化的意義を持つ重大な日である」▼その言葉遣い一つ一つに、憲法を国民のものにしようとの先人の思いが込められている》。

 それなのに、違憲な手続きで、違憲な議員たちが、「壊憲」しようというのですから、あまりに「愚」。「「ト」な《党の公式文書》自民党壊憲草案…「言論の府」で議論する価値など全く無し、を自ら認めた」?、その中身ときたら…《国民主権の縮小…、戦争放棄の放棄…、基本的人権の制限》なのですから、話になりません。《憲法を国民のものにしようとの先人の思いが込められている》、その思いを理解できない愚者。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
      「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
    《それは、自民党の憲法改正草案とはずばり「国民主権、平和主義、
     基本的人権の尊重」の3つをことごとく否定する中身だからだ
      先日発売された自民党改憲草案の批判本『あたらしい憲法草案のはなし』
     (太郎次郎社エディタス)は、〈憲法草案、すなわちあたらしい憲法の三原則〉
     について、その本質をこう指摘している。
      〈一、国民主権の縮小
       一、戦争放棄の放棄
       一、基本的人権の制限〉》

   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
   『●花森安治さんの「「武器を捨てよう」は
      憲法押し付け論を批判し、9条の意義を説く一編」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」
   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                  ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●壊憲反対の不断の声を:  
     「戦後の歴史の岐路かもしれません。不断の努力こそ求められます」
   『●「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…
      「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」
   『●「ト」な《党の公式文書》自民党壊憲草案…
      「言論の府」で議論する価値など全く無し、を自ら認めた?
   『沖縄差別: 「両論併記は比較すべきものでもないものすら
                  に昇格させてしまう危険なロジックだ」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016110302000142.html

【コラム】
筆洗
2016年11月3日

 新しい時代の憲法を、どうするか。一九四六年三月に政府が公表した草案要綱は、こんな調子で書かれていた。<国民ハ凡テノ基本的人権ノ享有ヲ妨ゲラルルコトナキモノトシ此ノ憲法ノ保障スル国民ノ基本的人権ハ永遠ニ亙ル不可侵ノ権利トシテ…>▼この文語体の草案に、『真実一路』などで知られる作家・山本有三らが異を唱えた。すべての国民の心をあつめて新しい日本をうち立てるには、わかりやすく書かなくてはならない。ひらがな書きの口語体で書くべきだと、政府に申し入れたのだ▼早速「やさしい日本語の憲法」づくりが始まった。山本らも筆を執って草案の古めかしい言葉を、こう生まれ変わらせた。<国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として…>▼参院議員となった山本は、そうして生まれた憲法が公布された十一月三日を「文化の日」にする意味を、国会で説いた▼「(憲法は)世界のいかなる国も、いまだかつて言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をした。これは日本国民にとって忘れ難い日であると共に国際的にも文化的意義を持つ重大な日である」▼その言葉遣い一つ一つに、憲法を国民のものにしようとの先人の思いが込められている。憲法公布から七十年。今日は節目の「文化の日」だ。
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