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●東京都知事選: 福島からの眼・・・・・・「反対はしないが、その前にすることがあるのではないか」

2014年02月05日 00時00分22秒 | Weblog


東京新聞の記事【福島を忘れていないか 都知事選 ネオン輝く東京に違和感】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014020102000132.html)。

 「一票は子どもたちの未来の安心のために、と決めた」。都知事選、原発推進派候補や疑似脱原発派候補なんて論外。

   『●東京都知事選: 「脱原発」が大前提、
                 「脱原発モドキ派」「原発推進派」なんて論外

 東京五輪に「反対はしないが、その前にすることがあるのではないか」・・・・・・。そして、「東京は福島を忘れていないか」・・・・・・。自公政権や東電、原子力ムラに支えられるような都知事であってはいけない。

   『●「福島の人間は侮辱を感じます・・・・・・
               公聴会を福島でやらないなんてあり得ない」
   『●自公議員に投票したことの意味:
         原発は「重要なベース電源」、さらに「もんじゅ」「核燃サイクル」継続
   『●「重要なベース電源」にまだ無駄金をジャブジャブ
   『●原発人災・汚染の原因者が「税金による事業で利益をもたらす」醜悪な構図
   『●醜悪な構図2: 原発人災・汚染の原因者が「公的支援1兆円 裏で税逃れ」
   『●続・醜悪な構図2: 原因者が「公的支援1兆円 裏で税逃れ」
                         「「私たちとは違う」感覚の持ち主」
   『●原発推進国同士が手を携えて原発輸出、
           さらに「死の商人」へ: どうやら「恥」という概念は無いらしい
   『●国際的な「恥の上塗り」な恥さらし行為:
               「安倍政権 「復興予算」を「原発輸出」に流用」
   『●無責任の極み: 「政府、東電の再建計画を認定 柏崎刈羽「7月再稼働」」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014020102000132.html

福島を忘れていないか 都知事選 ネオン輝く東京に違和感
2014年2月1日 朝刊

 「東京は福島を忘れていないか」。東京電力福島第一原発で作業に当たる三十代の男性は、東京都知事選で原発の是非を問う議論がどこまで深まるか、耳を澄ませている。東京の電気をつくっていた原発の事故。男性は都内の有権者だ。「一日も早く収束させたい」。一票は子どもたちの未来の安心のために、と決めた。 (片山夏子

 建設系の技術者で、東京で生まれ育った。事故前に原発で働いたことはなかった。次々に起きた原子炉建屋の水素爆発に衝撃を受けた。「日本に住めなくなるのではないか」。必死に原子炉などの冷却作業をする人たちの姿をニュースで見て心を揺さぶられた。「自分も何か貢献したい」。会社で技術者の募集が掛かり、迷わず手を上げた。

 折れ曲がった鉄骨、がれきだらけの敷地-。事故から間もない福島第一はめちゃくちゃだった。高線量の場所が点在し、建屋周りでは作業が数分間隔で区切られ、人海戦術で進められていた。「不安と緊張で震えながら作業する人もいた」。敷地を離れると緊張が解け、どっと疲れた。

 昨春、帰京した。被ばく線量が所属会社の定めた限度に近づき、福島第一で働けなくなったからだ。東京で感じたのは「強い違和感」だった。「事故直後の節電は忘れられ、夜もネオンが輝いていた」。家庭や職場でも原発や福島の話題が出ない。現場の話をしてもうまく伝わらず、いらいらして家族ともめることもあった。

 「なぜ福島にもっと関心を持たないのか」。たびたび汚染水漏れを起こし、事故収束にはほど遠い福島第一の現状も「東京には遠い出来事なんだ」と感じた。二〇二〇年五輪の開催が東京に決まった時も違和感が残った。「反対はしないが、その前にすることがあるのではないか

 今では福島を故郷のように感じている。福島第一や作業仲間、住民のことは頭から離れなかった。

 数カ月ぶりに戻った現場は、ベテランが減り、寄せ集めの作業班はまとまりがなかった。敷地全体の放射線量は下がったが、溶けた核燃料の状態は分からず、廃炉のめども立たない

 「東京が住みやすくなるように」。幼い子どもがいる男性の都知事選への思いは明確だ。しかし、候補者の訴えはいまひとつ心に響いてこない。「原発もパフォーマンスに使われているだけなのでは」。そんな疑念もぬぐえない。

 東京から二百キロ余り。福島第一では、今も一日三千人以上が事故収束のために働いている。「事故からまだ三年もたっていない。大勢の人が避難したままだ。原発をどうしていくのか、福島のために何ができるのか、真剣に考えてほしい
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