東京新聞の社説【核と人類 パグウォッシュ会議を前に 世界を動かした死の灰】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102602000135.html)。
《第五福竜丸は一九五四年、太平洋で操業中に、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした。大量の放射性降下物(死の灰)を浴び、乗組員の一人が帰国後、死亡した》。
これは一面にしか過ぎない…『放射線を浴びたX年後』。
『●映画『放射線を浴びた『X年後』』:
「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」』
「だが、実は被曝したのは1隻だけでなく992隻に上った。
しかも、船員の多くは若くしてがんで人知れず亡くなっていた。
たとえば「第二幸成丸」の乗組員20人中17人が、「新生丸」では
19人中17人が死亡している。それなのに米政府は、200万ドルの
慰謝料を支払うことで“完全解決”を図り、日本政府が受諾し、
一切の調査を打ち切って隠蔽した。翌年から、
すべての魚が無検査で全国の食卓にのぼった」・・・・・・。
「山下は語る。「こんな巨大な事件が、全体像が明らかにされないまま
現代史に埋没するなんてことは、日本人としての資質が問われる」と。
この映画から、フクシマの「X年後」が見えてきて誰しも愕然となろう」
『●東電原発人災の『X年後』: 厚生省「1.68ミリシーベルト」
vs 研究者「1400ミリシーベルト」』
《長崎市で第六十一回パグウォッシュ会議世界大会が…人類は核と共存できるのか…》?
核発電も含めて、答えは「No!」だ。
『●社説:核廃絶と脱原発』
『●首相の2枚目の舌が福島で語らない事』
『●核開発・核使用、そして原発推進・・・・・・、
それは愛国心の発露か?』
『●吉永小百合氏の原発廃止発言』
『●吉永小百合さん、「核と人は共存できない」
「ゲームやコミックスで知っている戦争ではないか?」』
『●「原発に依存しない地域の未来図を」描くことは可能だ』
「福島原発の被災者は、放射能でふるさとさえも失った。
あまりに過酷な現実の渦中にある。
再び原発と共存できるとは思うまい。
他の原発立地地域にも、もはや原発の安全神話を
信じる人はいないだろう」
『●あれから3年半、広島市長までが、原発は
「安全性を確保できれば再稼働するという方向が出ている」と』
『●「核と人類は共存し得ない」』
『●東電原発人災から『X年後』:「自分が壮大なできごとの
参加者だということがわかっているのだろうか」?』
「『チェルノブイリの祈り』(松本妙子訳、岩波書店)…
本の副題は「未来の物語」とした▼だが、この副題は
隠喩以上の意味を持つこととなった。福島の事故を見て
彼女は「私は過去についての本を書いていたのに、
それは未来のことだったとは」と慨嘆したという
▼人類は核と共存しうるのか。常にそう問われる時代に
私たちは生きている。」
『●黙殺される東電原発人災『X年後』:
「100万人に2~3人という日本の全国平均を大きく上回ったもの」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102602000135.html】
【社説】
核と人類 パグウォッシュ会議を前に 世界を動かした死の灰
2015年10月26日
秋の修学旅行シーズン、真っ盛りだ。東京・夢の島にある「第五福竜丸展示館」にも、小中高校生たちの姿が目立つ。
第五福竜丸は一九五四年、太平洋で操業中に、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした。大量の放射性降下物(死の灰)を浴び、乗組員の一人が帰国後、死亡した。展示館には、ガラス瓶に入った「死の灰」がある。瓶のラベルが茶色く変色しているのとは対照的に、食塩のような純白の小さな粒だ。サンゴが水爆で破壊され、その熱に焼かれてできた。放射線はもう測定できないほどだという。
これがきっかけで、原水爆禁止運動が国民的な広がりを持った。翌年八月六日、広島で開かれた「第一回原水爆禁止世界大会」には三千万を超える署名が集まった。展示館にはその署名簿の一部も展示されている。
影響は海外にも広がった。哲学者バートランド・ラッセルと物理学者アルバート・アインシュタインは「核兵器の廃絶と戦争の廃絶」を訴えたラッセル・アインシュタイン宣言を発表した。宣言を出す理由として、水爆実験で日本の漁船員が被ばくしたことに触れている。宣言には、湯川秀樹博士も署名した。
二年後の五七年、カナダの漁村パグウォッシュに、米、旧ソ連、西欧、東欧、中国などの物理学者ら二十二人が集まり、核兵器の危険性、放射線の危害、科学者の社会的責任について討議した。この後、パグウォッシュ会議のグループ名で毎年、開催されている。
来月一日から五日まで長崎市で第六十一回パグウォッシュ会議世界大会が開かれ、四十カ国から二百人近い科学者らが参加する。
国内での開催は一九九五年、二〇〇五年の二度、広島市で開かれたのに続き三回目だ。被爆地広島での開催は、参加者にとって貴重な経験となったという。
今回は、参加者と長崎の被爆者との対話を予定。福島第一原発事故が初めてプログラムに入った。「平和と共存の北東アジアをめざして」というセッションでは、将来の非核化を探る。
会議が開かれるのを機に、人類は核と共存できるのか、みなさんと一緒に考えたい。 (井上能行)
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