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●東電原発人災の『X年後』: 厚生省「1.68ミリシーベルト」 vs 研究者「1400ミリシーベルト」

2014年11月12日 00時00分38秒 | Weblog


NTVの番宣【NNNドキュメント’14放射線を浴びたX年後 3 棄てられた被ばく者】(http://www.ntv.co.jp/document/)。

 「マグロ漁船乗組員がいる。彼らの被ばく実態について・・・・・・高知県の元高校教師山下正寿さん」についての南海放送ドキュメントの第3弾。

 水爆実験を「第二幸成丸は何も知らずに漁を続けた・・・・・・」、「捕った魚が貴重なタンパク源」、「スコールが来ると体を洗ったりした・・・・・・まともに体に当たっていますよ、放射能が」・・・・・・。政府は、検査を受けた乗組員の被曝量(ガイガウンター)を(低く見積もり?、あるいは)多くの乗組員にはそのデータ開示をしない。政府は、マグロの放射量調査を取りやめ、責任を問わないことを条件に米政府からの200万ドルで「幕引き」。なんと、水爆実験からわずか八カ月後に、全てのマグロが食卓に上った

 山下さん「知恵と力というものを自分達とか権力者側のために使うのではなく、国民と被災者のために工夫して使ってほしい」。

 厚生労働省は、最も高かった船員を(2週間被曝したと仮定し、帰国後のガイガーカウンター数を基に)「被曝線量1.68ミリシーベルト」と算定し、「1事故あたり100ミリシーベルト」という国際基準を大幅に下回っているという結論、を示していた。しかしながら、山下さんは、低く見積もっていると指摘し、「意図してマスコミ対策で被災の状況を低く見せるようにしている」と厚生省の担当者に問うている。日大(放射線防護学)野口邦和准教授は、「1400ミリシーベルト(1.4シーベルト)」という、桁違いの被曝量の可能性を指摘している!! 厚生省の言う「1.68ミリシーベルト」に対して、船員が何も除染しなければ「1400ミリシーベルト」・・・・・・事実、多くの船員が亡くなっていった。

 同じ構図が・・・・・・3.11東京電力原発人災でもやってしまっているのではないか・・・・・・。

   『●映画『放射線を浴びた『X年後』』: 
      「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」

    「たとえば「第二幸成丸」の乗組員20人中17が、「新生丸」では
     19人中17が死亡している。それなのに米政府は、200万ドルの
     慰謝料を支払うことで“完全解決”を図り、日本政府が受諾し、
     一切の調査を打ち切って隠蔽した。翌年から、すべての魚が無検査で
     全国の食卓にのぼった」・・・・・・。
    「山下は語る。「こんな巨大な事件が、全体像が明らかにされないまま
     現代史に埋没するなんてことは、日本人としての資質が問われる」と。
     この映画から、フクシマの「X年後」が見えてきて誰しも愕然となろう」

   『●米軍の「差別性の極み」:NNNドキュメント’14
       『続・放射線を浴びたX年後 日本に降り注いだ雨は今』


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http://www.ntv.co.jp/document/

放射線を浴びたX年後 3 棄てられた被ばく者
  放送時間 :     2014年11月2日(日)24:50~
  ナレーター:     鈴木省吾
  制作       :     南海放送
  再放送    :     2014年11月9日(日) 11:00~  BS日テレ
                       2014年11月9日(日) 18:30~  CS「日テレNEWS24」

9月19日、厚生労働省である文書が開示された。アメリカが太平洋上で実施した1954年の水爆実験。そこで被ばくしたとされるマグロ漁船乗組員がいる。彼らの被ばく実態について、これまで厚生労働省は「保有していない」としていたものの一転して文書の存在を認めた。開示された文書は全部で約1900ページ。「文書は今回開示した分がすべてだ」とする厚生労働省。しかし、被ばく者の救済活動を続ける高知県の元高校教師山下正寿さんらは「重要な部分が公開されていない可能性がある」と、再請求に踏み切ろうとしている。水爆事件による被ばく事件を10年以上取材してきた南海放送は、乗組員や有識者の証言を元に、開示された文書と事件を改めて検証する。
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