[※辺野古破壊の愚行を報じる朝日新聞(2018年12月15日)↑]
東京新聞の白鳥龍也記者によるコラム【【私説・論説室から】沖縄独立論をあざけるな】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018120302000144.html)。
《九月の沖縄県知事選で辺野古新基地反対の民意を重ねて示すも、建設を強行する国。沖縄の苦難解消の糸口は一向に見えない。…しかし、「ならばどうぞ独立を」とは決して言うまい。沖縄をそこまで追い込んだのは本土の側。その責任は重い。 (白鳥龍也)》
『●辺野古破壊反対の明白な県民の民意…
今回の沖縄県知事選については「結果がすべて」とは言わないのか?』
「東京新聞の白鳥龍也記者のコラム【【私説・論説室から】
沖縄知事選のフェイク監視】…《地元紙の琉球新報は、調査元とされる
新聞社や政党に確認。「そもそも調査もしていない」「事実無根」との回答を
得て、八日朝刊で「虚構のダブルスコア」と報じた。その後も、
SNSなどの知事選関連情報を検証する記事を掲載。…「真偽の判別には
困難もあったが、投票前に有権者に正しい事実を伝えなくてはと考えた」
と知事選取材班の滝本匠(たくみ)キャップ(45)。沖縄タイムスも同様の
取り組みを見せ、疑わしい情報六十件の検証結果を公表した。
報道機関の新たな使命を感じる》」
《あれだけ祖国復帰を求め続けた沖縄県民が、ようやく帰った先はどうだったのか》? 高江破壊、辺野古破壊に至り、《沖縄の人は不条理を感じ続けて》いる。
『●「軸がブレず、人心をワシ掴みに」するような
「瀬長亀次郎みたいな政治家が今の国会にいたら」…』
《沖縄の英雄を映画に 佐古忠彦氏「本土の人も見てほしい」…
――亀次郎の日記には「祖国復帰」という単語がたくさん出てきます。
占領下の27年間、亀次郎がどんな思いで復帰を望んでいたかを
ヒシヒシと感じました。最近、沖縄独立論を時に耳にします。あれだけ
祖国復帰を求め続けた沖縄県民が、ようやく帰った先はどうだったのか。
1995年に米兵による少女暴行事件が起き、沖縄県民の間に
くすぶっていた感情が爆発しました。その後、今に至るまで、民主党政権が
誕生するなどの変化はあったものの、基本的な構造は何も変わらず、
沖縄の人は不条理を感じ続けています》
鈴木耕さん曰く、《美ら海を破壊するために、軍事基地を造っている…言い換えれば、サディスティックな政治》が沖縄ではまかり通っている。
『●2018年12月14日、「美ら海」に土砂投入…
辺野古を破壊して巨大な新基地が恒久的に沖縄を占領…』
『●辺野古破壊のために美ら海に土砂投入…
その翌日も現地で抗議が続く中、アベ様はのんびりとゴルフを満喫』
『●破壊「損」な美ら海への土砂投入…「2019年2月までの
米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!』
『●【政界地獄耳/問答無用の自治破壊実行する政府の怖さ】
《民意も海に埋める》…民主主義国家がやること?』
『●《『日本を取り戻す』の中に沖縄は入っていな》かった、
そして今《国民のうちに沖縄は入っているのか》?』
『●《ルールを守》っていない代表格は、民主主義を破壊する
「選挙妨害を暴力団に発注する」人・アベ様』
『●辺野古「移設」に非ず、《新基地は軍港はじめ、
普天間にない巨大で多様な機能を備えた一大戦争拠点…》』
『●三上智恵さん《埋められていくのは、辺野古の海だけではない。
この国の未来…助けを求める、あなたの声》』
『●巨大新基地建設による辺野古破壊…
プーチン氏に《主権を行使できていない実例》と指摘されてしまう始末』
『●「在日米軍特権」「日米地位協定」「日米合同委員会」…
《米国の言うことを聞くお友達は日本だけ》』
『●鈴木耕さん《美ら海を破壊するために、軍事基地を造っている…
言い換えれば、サディスティックな政治》』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018120302000144.html】
【私説・論説室から】
沖縄独立論をあざけるな
2018年12月3日
九月の沖縄県知事選で辺野古新基地反対の民意を重ねて示すも、建設を強行する国。沖縄の苦難解消の糸口は一向に見えない。
そんな「構造的差別」の打破には「沖縄のことは沖縄で決める」との自己決定権の確立と行使しかない。そう考える県民が増えている。近年は「独立」も真剣に議論される。
二〇一三年に設立された県民有志の「琉球民族独立総合研究学会」によると、県民投票で支持を得て県議会の議決後に知事が独立を宣言、国連が認めれば独立は可能という。
その暁には非武装中立を「国是」に米軍、自衛隊の全基地を撤去。国際機関誘致や中継貿易を軸にアジアの懸け橋として発展を遂げることを構想する。一定の説得力はあろう。本土側からは「中国に乗っ取られるだけ」とあざける声が聞こえそうだが、考えてみる。
中近世の五百年近く、琉球王国は中国と朝貢関係にあったとはいえ侵略されたことは一度もない。逆に中国は職能集団を移住させたり琉球からの留学生を厚遇したりと関係を重視した。「利害対立要因がなく友好が保たれた」と比屋根照夫・琉球大名誉教授。政治状況は全く異なるにせよ、歴史的な琉中関係は今後も簡単には崩れないと思う。独立学会などは現在の尖閣問題は棚上げで良いとする。
しかし、「ならばどうぞ独立を」とは決して言うまい。沖縄をそこまで追い込んだのは本土の側。その責任は重い。 (白鳥龍也)
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