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●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」

2016年06月24日 00時00分13秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事【『報ステ』党首討論で安倍首相が醜態! 終了1分遅れに逆ギレ、「改憲隠し」追及には唖然とする詭弁を連発】(http://lite-ra.com/2016/06/post-2359.html)。

 《これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずにはいられなかった。…あれだけ「国民に丁寧に説明をする」と言っていたのに、この有り様見苦しいにも程があるが、…。…憲法改正こそが参院選における最大の争点》。

 自民党の支持率が急落しているとも言われている。今回の最後らしいが?、党首討論は相当に酷かったようだ。『朝日』憎しのアベ様の醜さも、再度、浮き彫りに。他の党首討論でも「司会者の問題」など、報道機関・マスコミにも大きな問題があったようです (例えば、【党首討論の司会で露骨な安倍首相贔屓をした古市憲寿読売・橋本五郎に非難殺到! 小沢、岡田攻撃もヒドすぎ】、http://lite-ra.com/2016/06/post-2358.html)。

 争点は「壊憲」です。三度目のアベノサギ、そんなものに騙される自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さん、マスコミがそれを助長しているのだから、救いようがない。記事にある通り、アベ様らは「争点隠し」に必死です。
 自民党の候補者で「壊憲」を第一声したのは、わずか一人だそうです。アベ様は、自信満々に《マニフェストのなかに書いてあります》!と述べたそうですが、……《いちばん最後、たったの10行》という有り様。2016年7月参院選後、あたかも白紙委任状が得られたかのごとく、三度目のアベノサギするための、姑息な「アリバイ作り」にしか過ぎません。自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さんは、参院選後、後悔することに絶対になります。

   《若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
                http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html

 アベ様《が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して周知させていかなくてはならないだろう》。全く同感、何度でも、言い続けましょう、争点は「壊憲」

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http://lite-ra.com/2016/06/post-2359.html

『報ステ』党首討論で安倍首相が醜態! 終了1分遅れに逆ギレ、「改憲隠し」追及には唖然とする詭弁を連発
安倍晋三 憲法 水井多賀子 選挙 2016.06.22

     (自由民主党2016年特設サイトより)

 これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずにはいられなかった。昨夜に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)の9党党首討論での出来事に、だ。

 討論は生放送ではなく当日に事前収録されたものが放送されたのだが、その中身は安倍首相の独演会状態。なぜなら他党代表が話している最中に「簡潔に申し上げます」と言って安倍首相が割って入り、長々と言いたいことをまくし立てたからだ

 しかも、番組の最後に民進党・岡田克也代表が、安倍首相の都合で党首討論が来週以降開かれないことに反発している最中に、安倍首相はイライラした様子で腕時計を指さし、こう声をあげた。

   「ちょっと6時に出なきゃいけないんだよ、飛行機の問題があるから!」

 あれだけ「国民に丁寧に説明をする」と言っていたのに、この有り様見苦しいにも程があるが、これにはさらに続きがある。時事通信によれば、安倍首相は収録後も「(収録は午後)6時までって言ったじゃないですか。びっしりなんですから、日程が」と司会者に詰め寄ったといい、朝日新聞も同様に〈首相は声を荒らげてさらに激しく抗議を続けた〉と報じている。しかも、収録が終わったのは当初の終了時刻である6時を1分過ぎただけだった。

 人の話も聞かずさんざん喋り倒して、たった1分遅れただけで激昂し、司会者に抗議するって……。喋って長引かせたのはお前だろう、というより、その時間があるならさっさと空港に向かえばいいのに……。

 いまに始まった話ではないにしろ、大人としてあまりにも恥ずかしすぎる醜態を晒した安倍首相。テレビの前でウンザリした視聴者も多かっただろうと思うが、昨夜はそうした残念感のさらに上をゆく、はっきり言って有権者をバカにしているとしか思えない問題があらためて浮かび上がった。

 それは、安倍首相が選挙の争点からなんとか外そうと躍起になっている、憲法改正の問題だ。

 それが、いざ参院選を目前にすると、憲法改正の話題を“封印”街頭演説では憲法改正に一言もふれないという“争点隠しを行っている。

 昨夜の『報ステ』では、この言行不一致の理由を富川悠太キャスターが安倍首相に質問。すると、安倍首相は、“演説時間は15分しかない”だの“経済政策も地域再生も一億総活躍社会も外交も訴えなきゃいけないだのと言い訳を並べ、このように述べた。

   「憲法改正しますって言ったって、それはあまりにもアバウトじゃ
    ないですか。ですから、そういうことには時間は割いていません」

   「しかし、マニフェストのなかに書いてあります

 アバウトだから時間は割かないと言うが、街頭演説ではたっぷりと時間を費やして野党批判に精を出しているではないか。しかも、自民党がマニフェストで憲法改正にふれているのは、いちばん最後たったの10行だ。討論中に生活の党と山本太郎となかまたちの共同代表である山本太郎氏は「思い出していただきたい。昨年夏の安保法制、どのような方法で行われたか。マニフェストの最後のほう271番目にちょこんと書かれていただけでも、いちばん国会で時間を使ってそれを達成した」と指摘したが、まさにその通り。安倍首相は、選挙前は改憲の話に口をつぐんでいても、いざ議席を確保すれば「憲法改正は国民の信任を得ている」などと言い出すのは目に見えている

 だが、安倍首相の屁理屈はまだまだつづいた。とくに失笑を禁じ得なかったのは、こんな詭弁だ。

   「これ、ヘンな話なんですがね、憲法改正反対してる人たちが
    『安倍さん(改憲の話を街頭演説で)言うべきだ』と言うね。
    なんともこれ、逆転している現象が(笑)。ヘンなんです。
    ヘンだと思いませんか?」

 いや、全然ヘンじゃないんですが、という話である。そもそも、そうした批判があがるのは安倍首相が国民を目くらまししようと意図的に改憲の話題を避けているからであって、自民党改憲草案が示している人権の制限や個人の個性を否定する内容を隠したまま選挙を行うのは、国民への背信行為にほかならない。やましいことがないならはっきり話せばいいだけなのに、それを「ヘンな話ですね」と混ぜ返すのは、安倍首相お得意の“論点のすり替え”だ

 さらに、である。安倍首相は憲法9条改正に手を付ける気でいるのかを問いただされると、「自民党は改正案をお示ししている」と言いながらも、つづけてこう話した。

   「これまだ賛成してるのは我が党の議員だけですから。
    (改憲発議に必要な議席数)3分の2、はるか遠いですね? 
    これはいまの段階では100%不可能ですし、我が党が
    参議院選挙で3分の2とるのも100%不可能ですし、
    自民党・公明で3分の2をとるのも、おそらくこれ100%不可能ですよ」

 憲法9条は変える気でいると言いながら、「はるか遠い」と言うのは、選挙に影響するのを恐れての、たんなるごまかしだ。その上、改憲への協力を公言するおおさか維新の存在をネグり、参院選で自公が3分の2の議席をとるのも「100%不可能」などと言うのは、憲法改正に不安をもっている人びとを油断させ、かつ支持者に危機感をもたせようという腹の内なのだろう。一体、どこまで国民を愚弄すれば気が済むのか。

 しかも、安倍首相は、改憲に向けて「次の国会から憲法審査会をぜひ動かしていきたい」と明言。「(憲法審査会という)委員会があるのに、動かさないほうがおかしいでしょ?」とさえ言ったが、これもとんだ暴言だ

 というのも、昨年、開かれた憲法審査会では、自民党推薦の長谷部恭男・早稲田大学教授を含む憲法学者3名が安保法制を「違憲」と断じたことで、自民党は真っ青になって憲法審査会での審議を事実上ストップさせた不都合な事態に陥ったことで審議をやめてしまったくせに「動かさないほうがおかしいでしょ?」とはよく言ったものである

 しかし、ここに参院選の結果次第では恐ろしい状況になりかねない可能性が秘められている。もし、おおさか維新など含めた改憲勢力が3分の2の議席を確保することになれば、当然、この憲法審査会でも与党が主導権をもって改憲への議論を押し進めていくことになる。そして、安保法制のときのように強行して国会で可決にもち込まれれば、改憲を問うための国民投票は発議から60日以後180日以内で行われる。つまり、国民が満足な議論を行うだけの時間もないまま、あっという間に国民投票に突入してしまうのだ。

 安倍首相がどれだけ憲法改正を「はるか遠い」と言っても、それは本心などでは断じてない本人が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して周知させていかなくてはならないだろう。

水井多賀子
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