cyzo.comの記事(http://www.cyzo.com/2012/03/post_10113.html)とnikkansports.comの記事(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120312-916122.html)。
古舘伊知郎氏の評価は今後の行動によって決まります。今後も原子力ムラにどう向き合っていくのか。関西電力 大飯原発の再稼働を強行しようとしています。これを許すようでは、原発輸出、原発建設再開へと道を開くことになるでしょう。即刻、原発は全て廃炉にし、核のゴミの「100,0000年」のお守に徹し、また、FUKUSIMA原発人災で苦しむ人々を少しでも癒すことに徹するべきである。少なくとも自然災害ではなく、FUKUSIMA原発人災の自覚のありそうなテレ朝、そして、古館氏に期待したい。
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【http://www.cyzo.com/2012/03/post_10113.html】
「番組を切られても本望」震災特番生放送で古舘伊知郎が“原子力ムラ”に言及し波紋広がる
昨年の東日本大震災から1年となる3月11日、テレビ各局は軒並み震災特番を放送したが、その中で、テレビ朝日系『報道STATION スペシャル』での司会・古館伊知郎の発言が波紋を広げている。
話題になっているのは、番組の終了間際のエンディングトークの場面。震災で不通となった三陸鉄道南リアス線三陸駅のホームに立った古舘は、「この番組に関して後悔することがあります」と神妙な面持ちで語りだした。古舘はまず、“牛の墓場”となった牧場について撮影・放送しなかったことを「一つ目」の後悔として語り、その後に、「二つ目の後悔は原発に関してです」として、以下のように語った。
「『報道STATION』ではスペシャル番組として、去年の12月28日の夜、
原発の検証の番組をお送りしました。津波で原発が壊れたのではなく、
それ以前の地震によって一部、(福島)第1原発のどこかが
損壊していたのではないかという、その追求をしました。今回、
このスペシャル番組で、その追求をすることはできませんでした。
“原子力ムラ”というムラが存在します。都会はこことは違って
目映いばかりの光にあふれています。そして、もう一つ考えることは、
地域で、主な産業では、なかなか暮らすのが難しいというときに、
その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分が
あったとも考えています。その根本を、徹底的に議論しなくては
いけないのではないでしょうか。私はそれを、強く感じます。そうしないと、
今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。
私は日々の『報道STATION』の中でそれを追求していきます。
もし圧力がかかって、番組を切られても、私は、それはそれで本望です。
また明日の夜、9時54分にみなさまにお会いしたいです。おやすみなさい」
テレビ朝日の看板キャスターが生放送中に、原子力業界からの圧力で番組内容に変更があったことについて明確に認めるという異例の事態に、放送直後からネット上は紛糾。「古舘、よく言った」という賞賛だけでなく「今さらか」といった批判もあふれ、一夜明けた12日朝になっても活発な議論が続いている。
ともあれ、今後同番組内で「それを追及していく」とした古舘と『報道STATION』スタッフに“自由な報道”が許されるか否か、注意深く見守っていきたい。いずれにしろ、メインキャスターである古舘が自由に発言するために「番組を切られる」覚悟でカメラの前に立たなければならなかったという事実は、現在のテレビの報道番組が置かれた、極めていびつな構造を表している。
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【http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120312-916122.html】
古舘氏徹底的に原発追求 報ステで表明
テレビ朝日系「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスター(57)が11日放送の特別番組の中で、原発報道への強い決意を示した。古舘氏は、昨年末の同番組が、福島第1原発が津波で壊れたのではなく地震によってどこかが損壊していたのではないかと追及したことを紹介。その上で「今回このスペシャル番組で、その追及をすることはできませんでした」と語った。さらに、日本には原子力村という村が存在し、産業がない地域が積極的に原発を誘致したと、指摘した。古舘氏は「その根本を徹底的に議論しなくてはいけない。私は日々の報道ステーションの中でそれを追及していく。もし圧力がかかって番組をきられてもそれは本望です」などと語った。テレビ朝日広報部は「原子力村、圧力という言葉から誤解されたかもしれませんが、圧力がかかって放送しなかったのではありません。今後の原発報道への強い決意を示した発言です」とコメントした。
[2012年3月12日6時57分 紙面から]
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