Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

ACE Kids Academy 開講初年度の経緯と成果のご報告

2015年12月28日 | お知らせ
 ACE Kids Academy珠算・習字講座開講

 初年度の経緯と成果のご報告

 皆様のご清栄をお慶びいたします。

 さて、ACE Kids Academy珠算・習字講座の開講準備に着手したのが、1年前の平成26年の春でした。

 小学生対象の英会話部門は、それよりも多少早い時期に、学童保育”OKAMURA Kids World”の主要プログラムとして立ち上げました。

 他方、速読部門は、既に数年前からSRJさんのご支援の下に立ち上げていました。

 これら4講座を併せて、本年の3月に、早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座として再編成した上で立ち上げました。

 この12月末現在で、それら4講座の生徒数を併せれば、650名近くになります。

 更に、来年春には、珠算講座を西播地区の相生駅前校と赤穂駅前校の2校でも開講する予定ですし、本邦初と言われる「そろばんイ・ラーニング講座」開講も、既に制作用の専用スタジオも設置を終えての準備が進んでいますので、来年末には、珠算・習字の2講座だけでも、1,000名を超えることが予想されています。

 開講後僅かな期間でこの様な大きな成果を挙げることができたのも、予想以上に大勢の先輩や関係企業の方々からの大きなご支援やご協力が得られたことによりますが、その上に担当講師たちの並々ならぬ教育上の大きな情熱から生まれた「一重に生徒たちの技能向上のため」にという一途な気持ちのほとばしりが、教室現場での日々の困難な課題解決に向けての忍耐と努力を促し、実際のところ、ほとんどの生徒たちが、本人自身とご家族みんなで喜び合えるような具体的で確かな技能向上の成果を挙げ得たことによります。

 そういった教室現場での成果が世間に伝えられ、友が友を呼ぶ良い意味での連鎖がつながり、今春の開講時期からこの年末12月までの10か月間に亘って、休むことなく生徒数が増え続けました。

 思い返せば、ちょうど1年前の平成26年末においては、開講前夜における不安と期待とが相互に錯綜し合って巨大な竜巻のごとくにまで成長し、正に興奮の絶頂期を迎えました。

 実は、翌春の開講においての失敗は一切許されないという厳しい状況が待っていたからです。

 それは言いかえれば、基本的には少子化現象の進行があり、目前の情況としては、サテライン大学受験講座で提携相手の代々木ゼミナールの大きなつまずきがあったからです。

 そこで、新規事業の展開においては一切の失敗は許されないということで、岡村ゼミナール運営の42年間の経験を通して開発・蓄積してきた知恵と経験を総動員して、考えられる限りにおいて、ACE Kids Academy運営の大綱と膨大な量の細目を決定していきました。

 これらがことごとく、今日におけるACE Kids Academy運営上の貴重なノウハウになっています。

 従って、世間の一部には、ACE Kids Academyは僅か1年のみの経験と実績しかないではないかという誤解をしておられる方がおられますが、それは全くの誤りです。

 なぜなら、上述のように、早期知能開発ACE Kids Academyは、岡村ゼミナールの40年以上の堅実な学習塾運営経験を土台にして、膨大な量の「ち密にしてかつ堅固な」教育事業用のシステムとして構築されたものであって、決して「短時間で俄かに作られた、泥縄式の吹けば飛ぶような」掘立小屋ではなかったのです。

 ただこうして「水も漏らさぬ」徹底的な事前準備としての緻密な事前工作を施して、自信をもって翌年3月の開講を迎えたのですが、意外にも「開講前の1~2月の間に実施した入塾向けの無料体験レッスン生」の数が非常に多かったにもかかわらず、実際に入塾手続きまで進んでくださるご家庭の数が少なく、一時は大いに肝を冷やしましたが、これは3月の中旬ごろには、ほぼ杞憂に過ぎなかったことが判明しました。

 こうした心配と杞憂、そして順調な回復・成長…といったV字型のサイクルは、学習塾とは異なる幼児~学童対象の早期知能開発事業の特徴であることが後日において判明したのですが、本業とは種類の異なる新規事業に挑戦した冒険者のみが知りうる極めて貴重な経験でした。

 かくて、3月開講時の教室にはまだまだ少ないとはいえ、一定の数の生徒たちが集い、教師たちの指導姿勢には、緊張の中にも真剣みがにじみ出てきました。

 実は、講師たちにおいては、昨年開講前の11月10日から「研修会」と銘打っての教育研究会が毎月2回の割合でスタートしていたのです。

 研修会は、岡村ゼミナールの長年の生徒獲得に向けてのノウハウの紹介から始まり、ACE Kids Academyの特色を踏まえた生徒・保護者向けの「入塾案内」の説明法などを含め、そろばんメーカーさんやそろばん教材の制作業者さんからのアドバイス、更には、京都・人気No.1珠算塾:新そろばん楽習塾・岡部秀夫先生への教室訪問で頂戴できた極めつけの素晴らしいご指導など、実に様々な分野にまたがっての内容豊かなものでした。

 そういった様々な研修会を経てのスタートでしたが、日々の実際の教室現場では、事前には予想しがたいことも起こり得ることを想定し、迅速にそれらへの最善の対応ができるようにするため、A教室やB教室・・・などで起こったことを、率直に、十数か所の全教室で即時に報告し合って、「他山の石」として勉強し合うという≪週報制度≫を採用し、トラブルに発展する前に課題を見つけ、それらへの最善の解決策を、毎月2回の定例の研修会で、全員で話し合って事前に対処してゆくという「チームワーク型」の業務遂行システムを採用してきました。

 月を追って生徒数が増えるごとに、また生徒たちへの指導水準が上がるにつれて、種々の検討するべき、改善するべき課題も必然的に増えてきます。

 しかし、日々の教室現場でのそういった動的な状況を機敏に捉えつつ、解決策を講じて行く手法は大きな効果を発揮しました。

 ただ、それでもすべての課題に対して有効な解決策が見つかり実施してきたかと問われれば、厳しい段級進級用の検定試験制度との関係で、事前・事後の不合格者対策の点で、まだまだ行き届かなかったこともあるのではないかと深く反省しています。

 大方の事例では、講師たち自身の数多くの検定試験受験の経験と、長年の生活上の知恵との総合で、事前・事後の対策を講じて無難に対処できましたが、このことが、珠算・習字塾としての人気の分かれ目になる可能性もあるため、今後は完璧に近いレベルにまで高められた高度な配慮をシステム化する必要があると考えています。

 以上、ACE Kids Academyの始まりとその後の運営全体を率直に見渡しつつ、来春に備えたいと考えています。

 どの子どもにとっても、また家庭にとっても、教育程に重要なものはないと考えられるため、その教育指導上のシステムの深化・進化については、私たち教師側も(際限なく)工夫と努力を惜しまず、時代の趨勢や生徒たちの能力や志向の変化にもきめ細かく対応して行く決意をしています。

 どうか、皆さま方、岡村ゼミナールと早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座が日夜努力して進み続ける道を、明るく照らしていただくご支援を賜りますようにとお願いしつつ、開講初年度のご報告とさせていただきます。

 今後ともなにとぞよろしくお願いします。

平成27年12月28日 月曜日
岡村寛三郎(岡村ゼミナール(株) 会長)
早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ACE Kids Academy 12月最終... | トップ | 謹賀新年、ご挨拶 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お知らせ」カテゴリの最新記事