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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

「学習塾130社超が大連合」というニュースへの感想

2018年11月18日 | お知らせ
「学習塾130社超が大連合」というニュースへの感想

今朝の神戸新聞・一面に掲載されたこのニュースは、以前から他の新聞などで報道されていました。

そこで、取り分け目新しい記事でもありませんが、全国に学習塾は数えきれないほどあり、そのうちの130

社が連携体制をとっても、業界内での影響は全くないといって言い過ぎではないでしょう。

他の業界の関係者からは、少子化が年々激化しているその負の影響を、自力で跳ね返すことができない状況

に追い込まれた学習塾同士が,窮余の一策で連合体を作っているだけと思われる恐れがあり、残念なことで

ある。

少子化を跳ね返す手法は、正に、伝統的な実績が認められている「読み・書き・そろばん」技能を身に着け

向上させる「早期知能開発」講座への進出や多様な「国際化」推進策などの作戦展開ででも充分に可能で

あって、学習塾同士の「組合的な」連合体は必要ではないと考える。

第一に、そのような形態の連合体では、「民主的に」運営しょうとするほどに、何事を決めるのにも多数の

関係者同士での協議や合意が必要であり、時間や経費が掛かる上に、折り合えない意見の食い違いなども

あって、結局は、生き残りのために真に必要な新規事業の企画や展開を含めて、迅速で合理的な決定や推進

等ができないため、単なる公益団体のような役割しか果たせず、それでは、現在の公益社団法人の全国学習

塾協会と同じようなものでしかないでしょう。

他の業界人から見れば、「どの業界においても、自然淘汰、すなわち熾烈な生き残り戦争は避けることがで

きず、学習塾業界でも、そういった過酷な試練を経由して、業界自体を体形の引き締まったスリムで強靭な

体質に変えていくことが重要なのに…」と思われているでしょう。

 翻って、学習塾業界内にあっても、他力に依存せず、自己自身の日々の研鑽と時代環境への鋭敏な感覚を

働かせつつ、絶えず新規事業部門への挑戦と進出を、失敗を恐れずに勇気をもって断行してゆく気概と知恵

とを持たなければ、いくら集団を作ってみても、それ自体が他力本願であって、この変化と技術革新のス

ピードの速い時代状況に全く合わず、世間からは、結局は敗退してゆくだけと思われる恐れがあります。

 ここにおいて、福沢諭吉の「天は自ら助くる者を助く」という言葉を思い出さざるを得ない。

平成30年11月18日 日曜日

岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎

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