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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

与党幹部・衆議院議員の来訪を受けて

2019年07月12日 | 日記
7月12日(金)の業務報告=与党幹部・衆議院議員の来訪を受けて

皆様のご健勝と清栄をお慶び致します。

さて、今は参議院議員選挙の真っただ中ということで、普段ならお目に掛かれることもないような与党のトップレベルという立派な肩書の衆議院議員の方の来訪を受けました。

いろいろとお話し合いを進めましたが、話題は、項目➀:留学生募集の行き詰まりと、項目④:人口減少がとりわけ厳しい兵庫県の豊岡市での町おこし政策の停滞についての二つに絞られました。



➀特定技能1号の法制度にも直接関与されたということでしたので、現在の同制度上の海外における大きな問題点と国内の日本語学校の窮状とにつき、詳しく説明させていただきました。

即ち、来訪して下さった衆議院議員さんのお話しでは、特定技能1号は、❶国内の日本語学校での「留学生」や❷「技能実習生」などを対象にした制度で、海外現地の若者たちが、現地で直接に技能や語学の試験を受けて合格して、特定技能1号のビザで来日するというルートはほとんど考えてはいなかったということでした。

しかし、現実には、海外の若者たちや留学生の仲介業者たちも、誰もが、海外で行われる日本の各産業界が実施すると思われる試験日を待ち受けていて、それに合格して、特定技能1号ビザを取得して、日本の企業に就職・来日するルートを希望しているため、手間暇や時間と費用の掛かる「遠廻り(迂回ルート)の日本語学校」経由のルートを選ばなくなりました。

そこで、例えば、Vietnamに日本語学校の校長先生や生徒募集係が訪問して、訪問先各地や学校で講演や勧誘をしても、誰もが耳すら傾けないといった厳しい、地獄のような行き詰まりの情況になってしまっています。

以上のような事情で、与党のトップレベルの国会議員さんが説明されたことと、現実の国際情勢とは全くかけ離れた、あるいはまったく逆の事態が生じていて、国内800校の日本語学校は、この4月以来、その多くが生徒を集められずに、大きなピンチに立たされています。


②その他にも、昨年7月に日本政府が海外に住む日系4世の若者に対して創設した、日本で就労できる在留制度への申請が低調に推移している。

即ち、昨年7月の制度開始以降、在留資格を得たのは6月中旬時点で43人と、法務省が用意した4千人の受け入れ枠の約1%にとどまり、日本政府の思惑は、日系4世については完全に外れている。その主要原因は、家族の帯同を認めなかったからである。

③このように、政府の思惑は、次々とはずれ、技能実習生からの特定技能1号へのビザ転換もほとんど進まず、たった一つの事例であったフィリッピンでの介護分野での200名の特定技能1号試験での合格者についてさえも、特定技能1号での来日については未だ手続きが進まず、停滞したままという惨状です。

そこで、この惨状を聞いてくださった議員さんからは、法務省の中枢部に、必ずその状況を伝えますと返事してくださいました。

一刻も早く、今の事態を正確に把握していただき、政府が対応策を取っていただきたいと思いますが、私からの状況説明が、今後Emailで頻繁に必要だということでしたので、もちろん承諾しました。

④兵庫県全体の人口減少と、中でも神戸市の際立つ人口減少問題は、新聞紙上をにぎわしている県政上の大問題ですが、それが、北端の豊岡市の町おこしの問題となると、なおさら財政上の問題が絡むのか、各方面からのプラン提出は有っても具体的な進展となると足踏みしている様子です。

そこで、やはり、豊岡市の地元の有力者による具体的なプランの提案や強力な推進運動を待つしかないのかと思われます。

それでも、今日は、与党のトップレベルの議員さんという肩書に相応しいアドバイスやご支援等を戴けるかもしれないという期待をもって、上記のプランについて詳しくご説明させていただきました。

令和1年7月12日 金曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン











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