Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

30年ぶりに漸く分かった「人間の底」という意味

2019年07月14日 | 日記
「人間の底」(一燈園出版部)一燈園・三上和志著

この本の思想と内容は、今日も私には、他に代えがたい大事な宝物である。

最後に記されている「尽くして、なお尽くし足りなかったと言ってお詫びを申し上げる。」という生き方は、実行に至るまではなかなか時間もかかるし、到達への距離も遠い。

しかし、軽々しくはできないこの境地に至れるように、日々努めることこそが、この教えを学ぶ者にとっての大事な暮らし方だと考えています。

 この本は、約30年前に、京都で先駆的な個別指導塾のシステムを開発されて、一時は隆盛したにも拘わらず、ガンで若くして亡くなられた久保田先生のお元気な時期に紹介されました。

その後は、この本で紹介されている「(奢侈などに)とらわれない服装で、とらわれない生活」に撤しているという著者の素朴な生き方に深い感銘を受けて、何か事が起これば、その生活信条等を思い起こし、そこに近づくように努めています。

またこの書籍の表紙には、目を閉じて深く瞑想中の「仏」の顔写真が掲載されていますが、「人間の底」という表題(言葉の意味)とこの仏像写真との関係が長い間分からず、疑問に思い続けました。

後には、中村天風さんの著書や心情にも傾倒し、禅宗の教えを追求し続けるようになりましたが、ここでは、とりわけ「正直、親切、愉快に」「愛と平和とを失わざる立派な人間として生きる」ことに努める日々が続いています。

そうこうしている間に、早くも30年を経過しましたが、最近では漸くその著書を通じて、「人間の底」という意味とそれへの対処の仕方が分かりました。

「人間の底」とは、「手のつけようのない、人間の底にうごめく黒い悲しい心と惨酷さ」という意味だと分かりました。

同時に、その人間の底への対処の仕方も、またその著書より教えてもらいました。

それが、文頭に記した「尽くして、なお尽くし足りなかったと言ってお詫びを申し上げる。」という姿勢・生き方です。

                  令和1年7月14日 日曜日
                  岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
                  協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本語教育能力検定試験・受... | トップ | ビッグニュース、朗報あり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事