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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

珠算の心、習字の心、英会話の心

2014年12月17日 | お知らせ
珠算の心、習字の心、英会話の心

さて、今日は珠算・習字・英会話を学習する際に役立つそれぞれの習い事の核心について考えてみましょう。

①珠算の心
珠算は一の珠と五の珠の意味や運用から出発しますが、それは数の姿であり、数の大きさの変化の姿です。

そして、抽象的な数が、あるときは具体的な物の個数や数量を表し、逆に、あるときは、実際世界の物の個数やその大きさが抽象的な数に変化します。

こういった具体性と抽象性とが瞬時に交代であらわされ得る非常に便利な道具がそろばんです。

そこで、一生懸命にそろばんの珠を運び、あるいはそれを思い浮かべながら暗算を行う場合は、具体的な実物世界と抽象的な思考世界との間を自由に行きつ戻りつ、やがてはそれらの区別もなく一つに溶け合った世界に足を踏み込んで、種々の作業・活動をしているのでしょう。

あたかも「不思議の国のアリス」の物語同様に、珠算に夢中の子どもは、そろばんの珠の中に迷い込み、数という無限の広がりと奥行きを持った世界での冒険に夢中になっているのでしょう。

12月16日に京都の人気NO.1の珠算塾を訪問し、そこで珠算、とりわけ暗算に熱中している子供たちの姿を見て、そういうような感じを抱きました。

即ち、珠算に打ち込む子は、不思議の国の冒険家にたとえられるでしょう。

★参考≪資料≫
『不思議の国のアリス』(ふしぎのくにのアリス、英:Alice's Adventures in Wonderland)は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。1865年刊。幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを描いている

②習字の心
習字は、表意文字の漢字を書く技ですので、書き手の感覚や感情を投影しつつ、文字が意味する具体的な物の姿や現象を、如何に観る人に分かりやすく、かつ強烈に連想させるかの技を競い合う芸術的作業だと考えます。

即ち、習字する子は、墨で濡らした筆をもって、自分の感情と心で対象を描き、観る人にそれを連想させることを目的とする芸術家です。

③英会話の心
英会話は、異文化交流を実現させる貴重な手段・道具を身に着けるトレーニングです。

しかし、このトレーニングは、幼児や低年齢の子供時代ほどに効果を生みやすく、年齢を重ねてからの学習やトレーニングでは、効果が出にくい極めて厄介なものです。

また、算数や国語・社会科などとは異なり、親が子供に教えられないか、手助けできにくい教科ですので、少しでも早い機会に子供にスタートさせる環境・施設・専門教師に預けることが必要です。

従って、幼い子向けのトレーニングですから、如何に「英会話を楽しむ・親しむ」環境・学習機会作りを大人が用意してあげられるかといった問題に行き着きます。

即ち、英会話を習う子の心は、異文化への接触・交流を「楽しむ・親しむ」トレーニングを受けるということでしょう。

平成26年12月17日 水曜日
岡村ゼミナール(株) 会長 岡村寛三郎
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