雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

ベニスでの食事法

2006年11月10日 07時53分41秒 | Europe
昨日なにを食べても旨いと書いたばっかりだけど、まずいものは結構不味い。
オステリア(日本語では居酒屋なそうだ)と呼ぶ立ち飲み屋で奥にテーブルがちょっとあるタイプの店では、割と外れがない。
ただかえって難しいのはレストラン。
旨い店は「今日、明日は予約で一杯」というところがほとんど。
で、結局、夜の開店時間すぐに行って入れてもらう。
だいたい7時スタートの店なら7時丁度に行くと「そのテーブルは8時30分から予約が入ってるからそれまでに食事終わる?」と聞かれるので、「もちろん、むしろ僕等の食事が終わるかどうかは君たち次第だよ!」なんて会話すると入れてくれる。
日本人はメニュー決めるのも食事が終わった後に席を立つのもはやいもんね(笑)。

できるだけ沢山の店を回りたいので、レストランでデザートはとらずに他のスイーツが有名なカフェやバールに移動するので直早だ。

今回トライできなかったけど(結局予約が取れなく行けなかった生魚をメインにしたお店があるの)小さい鮟鱇の料理が心残りなんだな。市場に言った時もズル剥けになった小さいアンコウが置いてあって、どうやって食べるのか不思議だったんだよね。日本にもあるのかな??

音楽絡みの事もちょっと書くね。
普通のお店でかかってる音楽は期待通り、80年代のロックとか歌詞が分からないから新しいのか古いのかさえ分からないイタリアのポップス。
CDを流してるお店でもホール&オーツとかフィルコリンズとか流してるからね、なんだかな(笑)。
昨年リリースのマドンナなんか流れてくると「おっ新しいじゃん」なんて思っちゃうよね。

ま、そんなところは期待してないから別にいいんだけど、ゴンドラの漕ぎ手のおじさんは総じて歌が上手い。
僕が止まってるホテルは運河に面してる(ま、そんなホテルは腐るほどあるけど)けど、「オ~ソ~レミオ~」なんて聞こえて来ると窓を開けて聞き入っちゃう(笑)。笑っちゃうくらい上手いの!!

お~さすが、流石、本物、本物!!なんて思ってると次の曲が「イエスタデ~イ」なんてくるからガックリ来るけど上手いからゆるすね。「ベサメムーチョ」も結構ジーンとするんだよな、、、夕暮れ時だしね。
でも結構ギターデカイ音してるな、なんて思うとピエゾ付きのやつで船アンプが積んであったりすんのね(笑)。

明日はフィレンツエに移動。
途中ボローニャによって、食事をする予定(多分、午前中もベニスをプラプラするとちょっと無理かも。車移動だと毎回こういうのがテキトー)。

ゴンドラ

2006年11月09日 16時53分05秒 | Europe
昨日ベニスへ渡る数キロの橋を渡る頃はまだ薄明るかったけど、島の外れの駐車場へ車をとめて(羽田の駐車場くらいあってすんなり止められたけど、夏場は止め難いらしい、ベニス本島へは車の乗り入れはできないしほんとに満車になったらどうするんだろ?)、バボレットという大運河を渡るエンジン付きの船に乗り換えて、ベニスへ渡る。ベニスって想像してた20倍くらい大きいのね。なんじゃこりゃ~って感じ。車止めてからリアルトっていう船着き場に着くまでに結構時間がかった(ま、船だしな)。渡ったら渡ってで凄い人ごみでまたビックリ。子供のころから映画やテレビで何度も何度も見てるビジュアルだけど実際くると全然違う。生まれて初めてNYのマンハッタンに上陸した時と同じくらい感動(笑)。ベニスはほんとにお薦め!VENICE OR DIEですよ。
そんでホテルに着いて(ちょっと迷ったけど)、さっそく探索。初日のレストランはアテがあったんだけど、ここがビンゴでした。いや~あんなに旨いイカスミのスパゲッティーを食べたのは初めて。
とここまでが昨日で、今日は朝から市場見学。野菜の色がやっぱりキレイだと思う。イタリアもフランスも。やっぱり色もしっかりしてると味も比例するのかな??するよな。
ついつい楽しくてカフェに入りたいんだけどやっぱりイタリア立ち飲みのバール(BAR)が多いのね。こっちは足が疲れてるから座りたいわけですよ(笑)。そんで所謂パリ式のカフェだとやっぱり観光客が多いのね(って俺もそうなんだけど)ま、せっかくだから染まらねばと立ち飲みのバールでエスプレッソを頼む。だんだん勝手が分かってきたけど、ガラスのショウケースのような所から好きなパンを先にとってパクついて、カウンターに行ってモグモグしながら「エスプレッソをくれ!」と言えばいいんだな。しかし、今日一日でバールも数えたら何回食事したかわからん(笑)。これはドイツとオーストリアの反動だな、、、だってなんでも旨いもんね。それで本にも書いてあったし今の所僕もそう感じてるけど結構薄味なのね、ベニスの料理。それでガーリックをそんなに使ってないようで口が大蒜臭くなったりはしないの。ケーキも割りと甘さ控えめ(と言っても日本のケーキよりはやっぱり甘い)だし。
う~もっと色々試したいんだけどな。食べたはしから吐いちゃおうかな、、、とマジで考えるほどなんでも旨い。
町中で良く「エーシ、エーシ」という声が聞こえて思わず振り返っちゃうけど、なんて言ってるんだろう?それと女性が大声で「チンコチンコ」と言ってるのも当然振り向く。「チンクエ、チンクエ」って言ってるんだと思うけどね(笑)。
所謂みんなが良く知ってる”ゴンドラ”には乗りたいけど結構高いの。コースにもよるんだけど1時間くらいぐる~と一周すると100ユーロ(1万5千円)。ゴンドラには6人まで乗れるから2人だと割高なんだよね。でも大阪式で値切れるんだけど、僕はそういうの面倒なんだよね(笑)。だってさ「兄ちゃんゴンドラ乗って行きなよ!」「幾らなの?」「1時間100ユーロだ。」「え~そんなに高いの?じゃいいや。」「分かった80ユーロじゃどうだ?」「まだ高いな、ちょっと考えるね」「そんじゃ40分のコースで70ユーロでどうだ?」「だから考えるってば!」「そんじゃ予算幾らか教えろよ」というやりとりが続くわけだ。また明日考えてみる、、、、

幻のSUBAN

2006年11月08日 06時16分18秒 | Europe
今日はトリエステのスバーンというレストランでランチを食べようと思ってたのね。
北イタリアの旨いレストランを集めた本があったのでそれを頼っていったの、ですよ。
イタリアの歴代大統領は皆訪れているというし。
火曜日定休とは書いてあったけど、、、ランチは土日だけという真実というか現実、、、

日本に帰ったら出版社と著者に不幸の手紙を書いてやると固く決意(戦法が古いか)。
そこの料理が食べれると思ったからこそ、昨日行き先をトリエステに決めたようなものなのに!!
イタリアではナビを使えないし、車中、地図を広げて夫婦喧嘩同然のやりとりをしながらやっとたどり着いたのに、、、
なんでこう女性は地図を読めないものなのか(なんちって)。

今晩はベニスのホテルをとっていて今更予定変更できないし、ハラワタ煮えくり返って納まりつかん、ムカムカムカ。
あ、そうだスロベニアへ行こう!

というわけで腹いせにスロベニアに入国。
トリエスタからすぐなのね。

そんでスロベニア的なものを買ったすぐに帰ろう、なんて思って入国。
国境はいつも通り、イタリアの検問、30メートルくらい車を移動させてスロベニアの検問、の手順。
検問を軽~く超えると高速道路はアドリア海沿いを走るのでした。
同じ海なんだけど、なんか広々して波が穏やかなせいか熱海の帰りよりも広くひろく感じるのでした。
それととなりの国なのにイタリアといきなり雰囲気がガラっと変わる。
車がみんな遅い。ちょっと沖縄の高速っぽいぞ、これは(笑)。

そんで余りにも思いつきなもんで、街の名前も道路の名前もわからず、おまけに字が全然読めない。
ディレクションに関してもスロベニア語(アルファベットだけど)なんで何を表示してるのか全く分からん。
しょうがない、スロベニアのSPARによって帰るとするか(SPARって日本にあるのと同じ)。
店内で水と食料を調達。水のボトルも何かいてあるか全然わからん(笑)。
支払いもユーロをもし使ってもおつりはおつりはトラール(スロベニアの通過)になるよ、と言われたような気がする。
で、今からイタリアに引き返すのにトラール持っても意味がないので(後でコインがお土産になったのにと後悔した)、カードで払う。

他になんか、土産になるものないかな~と思ったけどなんにもないのね、SPARだと。

もと来た道を戻って、また再びイタリア領内へ。
そんで検問でちょっと引っ掛かってしまった。
女性のキツそ~なおばさん係員が僕等のパスポートを何度も何度もチェック。
「どうしてパスポートにスロベニアのスタンプがないのか説明せよ!」と言われてありのまま話たら理解してくれたけど、その間に僕の後ろが渋滞していた(笑)。

僕のクルマはドイツナンバーのレンタカーで、まさか一時間前にイタリアからスロベニアに入ったとは思わないよね。
多分、入国した場所によってはスタンプ押されるんだろうな(これも記念に押して欲しかったけど)。
でもほんとは短時間で国を出入りするのは”運び屋”と思われるからあんまり良くないんだけどね(笑)。

スロベニアにも一応(?)入国したので、今回の移動で訪れた国は5カ国となるなり。
イタリアに戻って、また高速を飛ばしてベニスのホテル着いたころにはすっかり暗くなりました、と。

ザルツブルグ~ハルシュタット~トリエステ

2006年11月07日 08時43分36秒 | Europe
7日。ザルツの2日目。今日は凄い天気が良くてますますザルツブルグが好きになってしまった。出発の少し前に第一生命のCMを担当して、それがモーツアルトのメドレーだったの。で、第一生命はモーツアルトが住んでいたザルツの家の修復をサポートしてるのね。で、せっかくだからその家に行ってみたかったわけ、なんですわ。ザルツには生家と住家の2カ所が博物館になっているので~す。

それと、実はカラヤンが生まれたのもここザルツブルグなんだよね(家は残っている)。でも扱いが小さくて(今年はモーツアルトの年だから余計そうなのかな?)。でもこのお二人の生家が200メートルも離れてないのって凄いよね!そうだ、きっとこれはザルツブルグ産の塩に秘密があるに違いない、まとめ買いのお土産はこれだ!と思ったんだけどパッケージみたら広尾の明治屋かナショナルストアで売ってるのと同じなんだよね(笑)。というわけでお塩は却下。岩塩の原石(?)にする手もあるんだけど、日本のように湿度が高いと大変なことになるのね、あれって(笑)。

さてザルツブルグを後に向かった先はハルシュタット。普通の人はザルツブルグから電車でハルシュタットに向かうんだけど、車の場合はちょっと複雑。雪が残る田舎道、ひたすら走る。まんま、冬の東北っていう感じ。かなりスイスと空気感も似てる。気温2℃で、でも一部雪が溶けたりしてるから滑るのが心配してたんだけど、そこは流石にボルボ。でも地元の人にすっかり煽られたけどね(笑)。だって道知らないしさ、下手に天気で路面が光るから濡れてるのか凍ってるのか良くわかんないじゃん!ユネスコの世界遺産に登録されている街。とにかく絶景で素晴らしいまち。なんにもないんだけどね景色以外は。でもよくザルツブルグの塩っていうんだけど、ほんとはここから掘ってるらしい。だから塩坑があって見学ツアーとかもあるんだけど、今回はパス。

そんなハルシュタットでのんびりしてたら結構良い時間になってしまった。
今日中にイタリアに入ろうとは思ってたんだけど、いくつかプランを考えた。ドイツが近いからミュンヘンに行く。どうしても行って見たいレストランがアドリア海に面したスロベニア国境の手前のトリエステにあるからそこまで、移動する。ヴィラッヒ(オーストリア)かウディーネ(イタリア)で宿を取る。ま、結局次の日ベニスに行く事を考えてトリエステまで移動することにした。

A23を移動しながレスト・ステーションに立ち寄ってはトリエステの地図を探す。そうそう実はこのカーナビはイタリアの地図は機能しない事が判明(住所をインプットしたら「別のCD-ROMを入れて下さい」だって(笑)。ナビが付いてるから15万分の1程度の地図以上は用意してなかったのね。市内に入って目的地に付くにはやっぱり1万分の1程度がないと無理だもんね。そんでウディーネの手前のステーションでやっとゲット!そこからバンバン飛ばして無事にトリエステに到着。

ウイーン~ザルツブルグ

2006年11月06日 08時33分28秒 | Europe
昨日のカルメンの話。ほぼ全曲知っている曲だし、話もわかりやすいのでオペラ入門にはバッチリな歌劇。カルメン役はマリーナ・ドマシェンコさん。凄い、素晴らしい!!他に言葉が見当たらない。
勿論、僕がオペラ座の雰囲気に飲まれているのは差し引いてもね(笑)。オケも出だしはちょっと揃わなかったけど、うねり出すとやっぱりよいのね、グルーブが。あのオケピットの中ってどんな鳴りになってるのか1度聞いてみたいな。バイオリンが両翼配置になってたけど、例えばセカンド・バイオリンの後ろの人ってとなりで管がパッパカ鳴り出したらやっぱりファースト・バイオリンの音って聞こえないのかな??
さてウイーンのオペラ座もやっぱり結構デッド(ま、正確な意味ではデッドじゃないけど)。天井も高いけど、ボックス席の数も多いしベルベット生地の面積も多いし観客の配置からしてもドンドン音を吸われちゃう、そういう意味でデッドな感じ。だからプラハと同じでブラス系の揃い方にはシビア、だけどオケ全体がグルーブし出すとそれがダイレクトに客に伝わる感じ。ま、東京の国際フォーラムとは基本的な考え方が全く逆なんですな。どちらが音楽的に優れているかはここに書くまでもないんだけど、国際フォーラム(だいたいこの箱の名前がなんだか全然わからん)を設計した人はそれが良いと思って作ったんだろうから、なにか、はあるんだろうけど。
6日の朝、シェーンブルン宮殿を見学。僕等の前後に日本人のツアー客がいてガイドさんが解説していたのでかなり理解を深める、フムフム。マリア・テレジアの歴史がフランスはルイ王朝へ繋がりその200年後に日本産「ベルサイユのばら」まで綿々と貴族文化を形作るのでした。獄寒のウイーン、せっかくカーナビが付いてるので思いつきでベートーベン等のお墓参りもすることにした。ウイーンの街はずれにある多摩霊園を思い出させるお墓に到着。寒いのでさっさとゲートのおじさんに場所を聞いたら、すごい分かりやすいところにあった。そこは「音楽家」という札が立っていて、ブラームス、ベートーベン、シューベルト、そしてモーツアルトのお墓が集まっているのでした。
さてそこからザルツブルグへ移動。高速A1へ乗ってすんなり2時間ちょっとで移動。ザルツブルグ付近に来たらいきなり断崖絶壁の山が遠くに見えて、かなり異様な雰囲気??と思ってるとその絶壁の下にいきなりヨーロッパの小都市の佇まいが出現。ホテルにチェックインして街を歩こうと外へ出たらみるみるうちに日が暮れてしまった。

この街をほんとに気に入ってしまったのでした。ウイーンが今イチピンと来なかった理由はいくつかるんだけど、なんか中途半端な感じがしたんだよね。若い人の喫煙率高いし、また人となりの比例度が凄いんだ(笑)。駅の地下なんか結構コワイよ、今時のあの規模の世界都市にしてはさ。ひと昔前のロンドンのパンクな兄ちゃんが今でも結構いるんだよね(笑)それが凄いカッコワルイ感じなの。そんで観光でかなり収入あるくせに英語のインフォメーションめちゃ少ないし。

ま、いいかザルツブルグです。ちょっと僕の実家の盛岡を思い出しました。さて夕飯。オーストリア入りしてからとにかく”シュニッツェル”を食べてるのね(オーストリア風カツレツ、子牛の肉を薄く叩き伸ばしてカツ状態にしている。それにレモンを絞るんだけど、個人的にはウスターソースとかできればお醤油で食べてみたい)。ウイーンでも2回食べて、ザルツでもと思ってメニューに”バターシュニッツエル”って書いてあったから、これは結構ヘビーかも知れないからこれだ!と思ったら出て来たのがハンバーグで、ちょっとガックシ(笑)。英語のメニューがない店だったのでちょっと油断してしまった。この旅行始まってから毎日、肉、肉で来てるのでだんだん体が調子悪くなってきたぞ(笑)。

カルメン

2006年11月05日 08時25分20秒 | Europe
5日、日曜日のウイーンはほとんどのお店がお休み。オペラまでの時間を美術館に使う。ウイーンの美術館群はヨーロッパでも結構有名だからね、せっかくだし(笑)。美術史博物館にはフェルメールの絵のコーナーがありそうな表示なんで期待したけど一枚だけだった。ま、しょうがないよね、世界中に確か40枚くらいしかないだっけ?それと個人的に観てみたかったのが、ピーテル・ブリューゲルのバベルの塔。子供の頃に本で読んで釘付けになったけど、実際に間近で観て感激!他にもレンブラントも数枚ありんした。そんでそのとなりの(っていうかこっちの方が大きいんだけど)ミュージアム・クオーター・ウイーン(通称MQ)に移動。すでに歩き疲れていたのでクリムトとシーレの絵画をコレクトしてるレオポルト・ミュージアムへ。シーレの水彩画とかドローイングを観れたのは幸運でしたね、っと。
そんで夜のオペラはカルメン。ウイーンのオペラ座は世界3大オペラ座だからね、せっかく音楽商売にしてるんだから1度は観ておかないと(笑)。カルメンのアリアは全部聞いた事あるし、おっかけ安いので安心。ウイーンのオペラ座は全席に液晶の字幕がついていて英語かドイツ語かを選べる。そうそう、旅行に出る前に「海外でも今時のオペラはジーンズでも大丈夫!」と書いてあったサイトとブログを見かけたけど、それはかなり考えもの。ウイーンもプラハも客層は明らかにお金持ちだし、男性の割合も日本よりも全然多い。つまりおばさまの余暇では決してないし、一階だけではなく上の階でもかなりドレスアップしてる人が多い。そこで見かけたけどジーンズにスニーカーの日本人の女の子たちのみすぼらしいこと、、、、。クロークにコート類は預けるしきたりなんだけど、ダウンジャケットきたまま歩いてるのはかなり目立つのよ。せっかくの旅行だから来てるのかも知れないけどかなり恥ずかし~。ま、そのカッコでも入り口で止められる事はないから入れたんだろうけどさ、もうちょっとなんとかしようよ。それとザッハートルテで有名なカフェ・デーメルの混んでる店内でケーキのショーケースの横でポーズ決めて写真とりあっている日本人の女の子達もちょっと引いた、、、もちろん僕もガイドブックみてそういう所には行くけど、やっぱり恥ずかしいのよ。となぜかそういう日本人の女の子のグループを何度も見てしまった一日でした。だから北朝鮮に6ケ国協議から外せなんて言われるんだよ、ってそれは全然関係ない、ないかな??

うい~ん

2006年11月04日 02時02分30秒 | Europe
チェコからオーストリアへ。プラハにもう1日くらい滞在したかったんだけど、ウィーンのオペラのチケットを予約していたのでやむなく移動。
カーナビの計算でも、Map24-Europeというサイトでも移動予想時間が5時間、と弾き出される。
オペラは5日なんだけど、チケットの受け取りが4日の17時までなので、5時間30分としても11時前後には出たい計算なんだよな。
でも距離にして300キロ弱なのになんでそんなにかかるんだろうとハンドルを握りプラハからウイーンへの高速道路に載る。また小雨の中、チェコの法定速度よりもかなり飛ばしてもナビおばさん(このナビわりとキツメのおばさんの声でガイドしてくれる)の到着予想時刻が変わらない、、、
でも途中で分かったんだけど、チェコ国内で途中で高速を下りるのね。そんでそこからまたひたすら田舎道なんだけど途中の街マチは速度を40キロにまで落とす必要がある(例によってみなさん一斉にガツンと落とす)。そんでもって田舎道も5キロ以上の直線があるんだけど、前に大きいトラックがいるとなかなか抜けないんだよね。片道一車線が延々と続くから見通しの良い直線で対向車がないとすぐ抜けるけど、そうでもないと意外と手間取る。僕の前に小型車、その前にトラック、という状況で小雨が模様だったので、後部ワイパーを作動させようとしたんだけど、うっかりパッシングしちゃって若いときの”178”状態になってしまった(分からない人は気にしないで下さい)。そしたら前の車が慌ててトラックを抜きに入って、逆に僕がビックリしちゃった。あの時対向車がいたらちょっと危なかったかも(笑)。
そんなこんなで、アニタ・オデイを聞きながら一般道をタラタラ走っていたら、チェコの国境検問に到着。「♪エイシ・セガワ フロム トーキョー」とDeep Purpleのwoman from tokyoのメロディーで歌うファンキーな係員がニコニコしながらパスしてくれた。「やった~オーストリアだ~!」と思ったら数百メートル行って今度はオーストリアの国境検問。ここは普通にパス。そんで検問付近にカジノが凄いたくさんあるのだ。これってチェコからここに遊びにくるのかな??そこからも一般道で走ったんだけど、結局4時前にはウイーンのホテルに着きましたさ。

プラハ2日目&”トスカ”

2006年11月03日 01時36分04秒 | Europe
プラハの2日目。観光客おきまりのプラハ城を観に行く(あ、そういえばホテルのすぐそばだったのでモーツアルトがドンジョバンニを書いた家といのも行った)。まずストラホフ修道院(ここのライブラリーは必見!所謂昔の”博物学”ってやつだね)までタクシーで行って(駐車の事とかその後の移動を考えるとタクシーの方が便利)、そこから徒歩。ロレッタの脇のCeminska(ほんとはアルファベットの上に逆三角とかつくけど省略)という小道に入る。いや~ん・シュヴァンクマイエルのアトリエにヨメが行ってみたいというので行ったけど、あいにくお休み。そこからお城まで歩く。お城に入ると要所要所、でチケットを買わなければいけない(通しのチケットもあるんだけどね)のね。そんでお城の中の教会(日本でも海外でもお城フェチの瀬川がお薦めします、このお城の中の教会の外側のゴシックの造りは2重丸)くらいは無料かなと思ったけど無料で入れるのは正面付近だけね。
もしやガイドブックに載っているお城の中の”黄金小径”も有料??と心配したとおりバッチリ有料。日本を発つ前に話しを聞いたチェコ経験者はみんな行ってる場所なのでやはり行かねばと、奮発してチケットを購入。ま、土産物屋ばっかりだしカフカのカフェなんてあるけど、後から名前付けただけだし、でもやっぱり雰囲気はいいからここまで来たら行った方がよいでしょう。
その後の市内観光はみんなが読んでも退屈だろうから省略。
夜はオペラ。この日の演目は”トチカ”じゃなくて”トスカ”。ストーリーは知っていたけど、具体的に何を歌ってるのかはモチロン良くわからない。字幕も出るんだけど、チェコ語だしね。でもグラーツェがジェクイと出ていたとこだけは分かったけど(笑)。チェコ語は難しそう。だって名詞に活用形があるのですよ!つまり、セガワがセガヤになったり、セガウになったりするのね!!だから字幕の中でトスカがトスコになったりするのね。あ~めんどくさ。
プラハのオペラ座(僕が行ったのは”国立オペラ座”。ちなみにプラハには全部で3つのオペラ座があります)は収容人員数だけで言ったら渋公よりも少ないと思う。一階も横の長さが結構短いしね。そんで以前から写真を見る限りそんなに残響はないだろうなと思ってたけど、ほんとうにないね。でも逆に渋谷のオーチャード・ホールや隅田トリフォニーホールのように音が”散る”感じがないので、芝居と一体感があるし、歌も良く聞こえるね。ただブラス系は余韻がないとやっぱりちとキツいかな。ブラス同士のピッチや音のリリースが合わないとかなり目立つ。
日本でもこういう規模でオペラが観れたら楽しいと思うけど、海外からミュージシャンを連れて来て、限られた回数でリクープしようと思ったらやっぱり大きいところでやらないと無理かな、無理だよね。ただでさえあんなにチケット高いもんね。ちなみにヨーロッパのオペラ座はボックス席と一階は会員制になってるので、会員の中の行かない人がその日のチケットをリリースしているようです(聞いた話)。

チェコ入り、プラハ入り

2006年11月02日 08時57分22秒 | Europe
今日はニュルンベルクからプラハへ。
途中、所謂”古城街道”沿いなので、バイロイトによっていよいよチェコへ。
バイロイトからチェコへ移動中の気温は2度!天気も悪いし雪になったらいくらボルボでも160キロのペースでは走行出来ないのでちょっと焦った。
しかし、バイロイトからチェコへの高速にのるまではかなり難易度高かった。
途中カーナビを無視して勘に頼った道が結果的に正解だったり、カーナビのデータが古くてカーナビ上では道がなくなり「Calculation can’t completed(なんか変な英語なんだよな)」の表示が出っぱなしになったり。やはり地図は持っていて正解。それとコンパス(あの方位磁石ってやつね)もあるとやっぱり便利。だってバイロイトなんて田舎で周りはとにかく畑&畑、その中のT字路で他にクルマもまったくて、さらに標識もなかったらあとは勘だけだよね(笑)。ちなみに5万分の1の地図ではこんなT字路は認識できない、、、
心配したとおり、雪がパラパラと舞ってきて「まずい、暗くなる前にプラハに着けないかも!」と思ったけどチェコに入ってしばらくするとすっかり晴れたのでした。
チェコの国境では同じEUでもしっかりパスポートとレンタカーの契約書をチェックされる。スタッフの制服がちょっと共産圏?っぽい感じだったので、よゐこぶって通過。
ドイツは高速道路が無料なんだけど、チェコは有料。国境のゲートを抜けるとすぐに両替とその高速道路通行チケットを売っているのでさっそく購入。これは窓の内側に貼っておくのね。
僕が買ったのは2週間分のチケット。もっと長いのもあるけど3日程度でチェコは出てしまうからね。一番ミニマムな日数なのです。
チェコはEUに加盟しているけどユーロが使えるかどうかはこの両替所にいる時はわからなかったのでとりあえず150ユーロをチェココルネに両替しておく。
共産圏のイメージは全くなく、のどかな田園風景を眺めながら再び車を160~180前後で飛ばすと(ほんとは120がマックスかも知れない)午後4時前にはプラハに着いた。プラハ市内は結構車の交通量が多い。車の量と走りっぷりはパリに似てるね。2車線の左折を2台で60キロ前後で突っ込んで行くからね。この場合、一通だからの2車線の道の広さは日本と変わらない、ま、つまり狭いの。こういう時はボルボだとちょっとデカイ感じがするね。それとディーゼルのせいかもしれないけど、信号が青になってからの出だしがやっぱりちょっとニブイかな、、、「重い」クルマっていう感じ、、、。
ドイツもチェコも赤信号で停止してる状態から青になる前に予告で黄色が点灯するのね。だから青になった時のスタートがみんな速いんですよ(笑)。
プラハに夕方着いてさっそく出歩いたけど、不思議な雰囲気の街なのね。行った事のある街の中ではパリに似てるけど、地形が独特だしね。二次大戦でドイツにユダヤ人街が一部爆撃されて即降参したおかげで(?)プラハの街は戦火を逃れたのでし、た。ま、その後も色々あるんだけど、、、
とりあえずスンゲ~寒いっす。気温は2度くらい。そんな中でカレル橋の上でグラスハープのパフォーマンスをしているおじさんがいた。手を温めるウォーマーがあったけど、あの気温で手を濡らしてしまったらあんなウォーマーはあんまり意味ないんじゃないかな?だってビデオ回そうとしてる僕の手指がガタガタ言うほど寒いのね。グラスの下にピエゾが仕込んであってアンプリファイしてた!


フランクフルト~ニュルンベルク

2006年11月01日 05時34分28秒 | Europe
さて飛行機の中は寝まくったので時差ボケもなく朝から行動開始。
フランクフルトからハイデルベルクへ。生まれて初めてのアウトバーン!
”現在は150キロがだいたい目安”とガイドブック書いてあったけど、小雨の中180キロで道を急ぐ。ボルボはディーゼルだけど、120キロくらいからでもちょっと踏み込むと150キロまで軽く連れて行ってくれる。
が、しかし、180キロで走行している僕を時々抜いていくヤツがいるんだよね、やっぱり。そんでまた長い時は多分5キロ以上直線が続くからさ、飛ばせるよね。
見通しもバッチリだしね。そんで、3車線なんだけど皆マナーがいいから追い越し車線を走り続けるってことがないのよ。日本も本当はそういうルールだけど普通100キロ以上だしてる人って追い越し車線に居続けるよね(笑)。
時々工事のために120キロ~80キロへ速度制限の標識があるんだけど、み~んなすぐにスピード落とすのね。車社会が大人なんですわ。
ボルボの安定性はとても良いのね!アウトバーン走るには快適。180キロでも僕のフィットで120キロ走行時よりも静かだし(笑)。ヨメはんと話しながら運転しても全然問題ない。
さてハイデルベルクのお城は想像よりも大きかった。よくこんな山の中腹にこんな大きい城を作ったよな~。ま、城の話は来たものどうしじゃないと分からないので省略。
本日はバイロイトまで移動の予定でしたが、ちょっと疲れたし、前半のんびりしてたからニュルンベルクで宿泊。今回すでにホテルを予約している街としてないところがあるのね。車移動だし、日暮れも早いからそん時、そん時で決めて行こうかなと。今日はハイデルベルクからニュルンベルクに移動中にアメックスのサービスセンターに手配してもらった。
明日はバイロイトによって、ドイツを出てチェコに入る予定だけど、僕はドイツ料理はだめかも知れない、、、、
ソーセージって酒飲まない僕にはちょっと塩っぱいし、ハッキリ言って飽きる。それとザワークラウトって~やつね。これがまるでダメだわさ。ビールっつ~のに合うのかね?