雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

ローマのオペラ座

2006年11月14日 07時30分03秒 | Europe
14日。ローマに来たからにはやっぱりオペラ座。ちょうどトリスタンとイゾルデの初日。チケットは当日にオペラ座のボックスオフィスで買う。東京から手配してもらうよりも全然安い(ま、当たり前だけどね)。1度、ボックス席っつ~のがどんな感じかトライして見たかったし、トリスタン~ってほとんど主人公2人の掛け合いのパートが多いからたいくつしそうだし(だって、ドイツ語オペラで字幕イタリア語じゃね、、、そんで長丁場のワーグナーでしょ)オケピットを高見の見物といきたかったわけ。
そんで、ボックス席というのは場所にもよるんだけど全体は見難いのね。僕等は右側のボックス席(前方4階、写真の一番上のボックスの左から6個目、オケピットの真上も数える)だったんだけど、ステージの右端で歌われるともう見えないのでした。でもオケはバッチリ見えたから全然退屈しなかったけど。でも今日はフレンチホルンが外しまくってたのでちょっとがっかり。でも響き自体は結構好きだな、ローマのオペラ座。初日なのでVIPやお金持ちが沢山来ていたようで、それを取材にテレビカメラがたくさん入っていた(勿論だれだか知らないけど)。
内容はもうとっても良かった。表現が普通だけど本場は凄いっすね。だって歌詞が全然わからないのにこんなに長い時間楽しめる劇って素晴らしいよね(笑)。19時スタートで、第3幕まであってインターバルを30分ずつはさんで、終わったの夜中の12時15分くらいだからね、やる方は体力勝負だよね。5時間超えるんだもんな、、、。
聞く方も大変だったけどね(笑)。ほとんど同じ姿勢を強いられるし(実はボックス席が僕等だけなので靴脱いで足伸ばしてました、スイマセン)。演出がまたとっても良かったし(と言っても僕はオペラ初心者なんでこれはあてにならんけど)。
オペラが終わって、僕等のホテルにもどっても食べるものがないし、オペラ座の近所をうろうろしてBARがあったのでそこで軽食をとったのね。そしたらブラスセクションの人たちが楽器を持って同じBARに入ってきた。この芝居はブラスの出番が意外と少ないから(フレンチホルンは忙しいけど)妙な疲れ方するんじゃないかな?なんて思ったりして。だって上から見ててもほとんど足組んで”待ち”状態だもんね(笑)。