雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

ベニス~ボローニャ~フィレンツエ

2006年11月11日 08時17分25秒 | Europe
ベニスに滞在中はついうっかり何度かバポレット(エンジン付きの大きい船)の無賃乗車をしてしまったが、船員も忙しくてそれどころではないし、そういう時はできるだけ柔和な顔(ヨン様状態)をするように心がけていたので勿論バレなかった。
さてベニスを後にしてフィレンツエに向かう。途中せっかくだからとボローニャによる。目当てはもちろんボロネーゼ。やっぱり本家本元でね!
ランチを食べるだけで高速道路に戻るつもりだったのでボローニャの地図は買わなかったの。そんで高速を下りるのは簡単(ま、それでも北nordで下りるか、南sudで下りるかは一か八かになるけど)だけど、戻るのがチト大変。イタリアは(ま、ヨーロッパ全部そうだけど)一方通行がやたら多いから”来た道を戻る”のは不可能。そんでレストランは一カ所だけ当てがあったんだけどその日はランチはやってないので諦めた。そんで外観だけで決めてレストランテに飛び込む。手打ちパスタのボロネーゼ、まずまずでした。で、デザートは食べずに店を出る。理由は次ね。
すぐ近くのこの写真のマッジョーレ広場で”チョコレート祭り”をやっていた(ラッキー!)のだ。東京ではチョコレートやアイスクリームはほとんど口にしないことにしてるのだが、イタリアでは解禁(ま、理由は聞かないでね)。このお祭りは北イタリアの有名チョコレート店が軒を並べていて、いや~右も左もチョコチョコなわけだ。大人の男性諸氏がショコラを飲んでる国なわけですよ~いや~天国テンゴク。シナモン入りのショコラータをグビグビ飲んじゃうもんね。で、試食品のつまみ食い。新宿伊勢丹の地下の食品売り場が全部チョコ店だと思って下されば結構。お土産に、、、とは考えたけどチョコをもらって喜べる人材は自分以外に思い浮かばなかったのでそれはヤメといた。
さてボローニャを後に高速道路に戻る。イタリアは”autostrada”の緑の看板をめざすと高速に乗れる。A1でもA11でもとにかくautostradaに入りさえすればどちらにでも乗れるようなジャンクションになっている。チョコ祭りのぶん予定よりも時間を使ってしまったので高速はバンバンとばす。でも山道で結構スピードにのせ難い。おまけにどう考えてもドイツ国内よりも流れが悪い(笑)。対して速くないのに追い越しに居続ける人とか、トラックどうしの追い越しにやたら時間がかかったり(登り傾斜なんだからスピードでないのわかるでしょう??)とかね。
フィレンツエに着いた時はすっかり暗くなってしまった。ポンテベッキオまではすんなり着いたんだけど、ホテルの場所が全然わからん!!だいたい土曜日の夜ですごい人ごみ、、、今走ってる道が一通かどうかもわからなくなる程ごちゃごちゃしている(歩行者天国じゃないんだけどね)。で、ホテルはシノリーア広場に面しているすごく小さいホテルだったの。あれはわかんないよな。ただその建物の所謂ペントハウスだったので眺めはとても良い。フィレンツエでこれ以上、フィレンツエらしい眺めもないでしょう。
そんで、夕飯は日本の雑誌に載っていた「チェナーコロ・デル・ペスカトーレ」へ。その直前まで、「う~イタめし連チャンできついから鮨が食べたいな~。でもな、せっかくのトスカーナだしなやっぱりイタメシにしよう。」と思っていた僕のお腹に、この店はばっちり!値段もいいけど、味もいいよ~!!トスカーナの伝統料理じゃないんだけど、ヌーベル・キュージーヌだな。LAのマツヒサさんのお店(すまん、東京のノブは行った事がないの)の料理のイタリア版(ってよけいわかんないか)って感じ。おまかせのコースにしたんだけど、生魚のカルパッチョなんかもう旨いのなんの。というわけでぐったり。