雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

プラハ2日目&”トスカ”

2006年11月03日 01時36分04秒 | Europe
プラハの2日目。観光客おきまりのプラハ城を観に行く(あ、そういえばホテルのすぐそばだったのでモーツアルトがドンジョバンニを書いた家といのも行った)。まずストラホフ修道院(ここのライブラリーは必見!所謂昔の”博物学”ってやつだね)までタクシーで行って(駐車の事とかその後の移動を考えるとタクシーの方が便利)、そこから徒歩。ロレッタの脇のCeminska(ほんとはアルファベットの上に逆三角とかつくけど省略)という小道に入る。いや~ん・シュヴァンクマイエルのアトリエにヨメが行ってみたいというので行ったけど、あいにくお休み。そこからお城まで歩く。お城に入ると要所要所、でチケットを買わなければいけない(通しのチケットもあるんだけどね)のね。そんでお城の中の教会(日本でも海外でもお城フェチの瀬川がお薦めします、このお城の中の教会の外側のゴシックの造りは2重丸)くらいは無料かなと思ったけど無料で入れるのは正面付近だけね。
もしやガイドブックに載っているお城の中の”黄金小径”も有料??と心配したとおりバッチリ有料。日本を発つ前に話しを聞いたチェコ経験者はみんな行ってる場所なのでやはり行かねばと、奮発してチケットを購入。ま、土産物屋ばっかりだしカフカのカフェなんてあるけど、後から名前付けただけだし、でもやっぱり雰囲気はいいからここまで来たら行った方がよいでしょう。
その後の市内観光はみんなが読んでも退屈だろうから省略。
夜はオペラ。この日の演目は”トチカ”じゃなくて”トスカ”。ストーリーは知っていたけど、具体的に何を歌ってるのかはモチロン良くわからない。字幕も出るんだけど、チェコ語だしね。でもグラーツェがジェクイと出ていたとこだけは分かったけど(笑)。チェコ語は難しそう。だって名詞に活用形があるのですよ!つまり、セガワがセガヤになったり、セガウになったりするのね!!だから字幕の中でトスカがトスコになったりするのね。あ~めんどくさ。
プラハのオペラ座(僕が行ったのは”国立オペラ座”。ちなみにプラハには全部で3つのオペラ座があります)は収容人員数だけで言ったら渋公よりも少ないと思う。一階も横の長さが結構短いしね。そんで以前から写真を見る限りそんなに残響はないだろうなと思ってたけど、ほんとうにないね。でも逆に渋谷のオーチャード・ホールや隅田トリフォニーホールのように音が”散る”感じがないので、芝居と一体感があるし、歌も良く聞こえるね。ただブラス系は余韻がないとやっぱりちとキツいかな。ブラス同士のピッチや音のリリースが合わないとかなり目立つ。
日本でもこういう規模でオペラが観れたら楽しいと思うけど、海外からミュージシャンを連れて来て、限られた回数でリクープしようと思ったらやっぱり大きいところでやらないと無理かな、無理だよね。ただでさえあんなにチケット高いもんね。ちなみにヨーロッパのオペラ座はボックス席と一階は会員制になってるので、会員の中の行かない人がその日のチケットをリリースしているようです(聞いた話)。