goo blog サービス終了のお知らせ 

雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

むむむむ

2007年10月16日 05時02分28秒 | Music
行ってきました、ハービーのカルテット。
感想は一言では書けないのよね、、、

久しぶりに国際フォーラムの2階のさらに奥から観た(というより眺めたか)けど、あれで11000はちょっとどうかなと。
確かに、伝説のオールスターズなんだけどさ。

今日がこのツアーの4日目なわけね。
それを考慮すると、ちょっと辛口にならざるえない場面がいくつかあったの。
とりあえず、ハービーとロン・カーターはもう「さすが!!」なのね。

僕がすっごい気になったのはウェインのソプラノサックス。
まずね、ステージに楽器を持たずに出て来て「あれれ??」って思ったの。
リード楽器って直前までリードのぬれ具合というか調子を見なくていいのかな?
んなわけないよね。
少なくても僕が会場についた30分間(多分それ以上)はステージ上におきっぱだったわけでしょう。

で、ウェインクラスともなるとこれくらいではビクともしないのか~ッ、なんて思ったんだけど、、、
案の定、出だしの音は最悪。
ピッチも悪い。
吹いてるうちにピッチは安定してきたけどね。

で、ソプラノに持ち替えた時に「こ、こ、これはチャルメラ吹いとんちゃうか~!?」というサウンドが国際フォーラムに響きわたる。
おまけにピッチがまたまた最悪。
ハービーのピアノとピッチが全然合わない(涙)。
ほんとに、気持ち悪かった。
そんで、曲の途中からテナーに持ち変えれば?って思うんだけど、師匠はそのまま吹き通しました。
で、次の曲も持ち替えずにそのまま、ソプラノ。
流石に自分でも気持ち悪いと思ったのか、速いパッセージを連発(で多分ごまかそうとしたのかな?)。

でも、速くてもピッチがずれてるものはずれてんな~、、、、

ジャック・ディジョネットは相変わらずパワフルで切れが良くて、さすが!!
と思ってたら「おっさん!そこ間違えたらあかんねん」という肝心なところで決めを間違えてしまったのね。
2階席のはるか遠くからでも、他の3人が「あれ、さっきの決めで終わりなんだけど、タラ~ッ」状態になってるのがハッキリと分かった。

というわけで、アンコールも観ずに帰ってきた。

ハービー

2007年10月10日 03時52分33秒 | Music
ハービー・ハンコックの新しいアルバム結構良いね。
一昨年かな、NY滞在中にスターバックスでハービーのCDを売ってて(まだ日本のスタバでは売ってなかったんだけど)それが結構良かったのね。
近年あまり彼のCDをチェックする事はなかったんだけど(数年前にニルバーナの曲をカバーしてたのがちょっと苦手だった)、最近また充実してるよね。

今回も試聴機に入ってたので聞いたら一曲めのノラ・ジョーンズがまた良いんだ(笑)。
ベタな組み合わせだけど、音楽的に良いもの良いからしょうがない。

うっかり忘れそうだった、来週の国際フォーラムのチケットもしっかり取れたもんね。
ハービーを始め、ロン・カーター、ウェイン・ショーター、ジャック・ディジョネットっていうメンツでマイルスナンバーやるのは日本が最初で最後らしいから、これは要チェキだよな(笑)。

今年、ジョー・ザビヌルが急死してから「あかん、ジャズ・ジャイアンツは存命中に見ねば!!」と心に誓いチケット・ゲットしたのであった。

ザビヌルが最近やっていた音楽(CDね)には全然興味なかったんだけど、やっぱり昨年来たとき観とけば良かったと今更ながら後悔(涙)。

Robert Glasper

2007年10月09日 02時03分16秒 | Music
やっと観る事ができたRobert Glasper at cotton club
コットンクラブに行ったのも初めて。

そんで、テーブルのレイアウト的にちょっと??と思ったのがピアニストがステージ上の左に鎮座しているのに、数的に多いカウンターが会場の右側にあるので、当日ほとんどの人が彼のピアノを弾いてる手元がみれなかったのね。

ま、聞けりゃあいいんだけどさ、でもせっかくだから観たいよね(笑)。

1曲20分くらいの構成で、アンコール入れて4曲(実は1曲目だと思ってたのは変則的な2曲メドレー系だったので正確には5曲かな)。
NYの小さなジャズ・クラブのセッションスタイルに慣れてない人にはちょっと退屈だったかも。

帰りがけにブルーノートから出ている2枚目のアルバムを買った。
それも結構いいけど、もし興味があったらファースト・アルバムから聞いてもらった方がいいかも。
ブラッド・メルドーとかキースジャレットとか好きだったら、多分気に入ってもらえるかな、、、、


Pat&Brad

2007年10月01日 02時18分25秒 | Music
先週の27日に、NHKホールにてのパットメセニー・ブラッドメルドーに行ってきやした。
実は僕は彼らが出したCDは2枚とも好きじゃないんですわ。

でもライブなら、、、と思って観に行ったけど、ライブはね、やっぱり良かったよ。
ただ、ブラッドメルドーのピアノが”モノ”だったのね。
僕の耳が確かなら(笑)。

おまけにこれって57立てててんの???
っていうくらい上下が無い感じの音で(別のいい方すると昔のヤマハのCPみたいな音)ね、ちょっと聞いてて疲れた。
ま、なんか理由があったんだろうけど。
だからパットのギターの音の方がリバーブのせいで広がって聞こえるとゆう非常に納得がいかない音響でした。

2週間くらい前にかったドラムのサンチェスのソロ・アルバムにパットが2曲参加していて、フルアコの音がいつになく”芯”があっていい音してんな~なんて思って聞いてたのね。

もしかして、フルアコのブリッジ下にピエゾを仕込んだのかな??と思ってたの。
実は昔自分の175に同様の改造をした事があったので、ピンときました(笑)。

そんで、今回パットが弾いてたギターから(もちろんいつものアイバニーズ)2本ケーブルが下がってるじゃないの(笑)。
そんで演奏中もトグルスイッチ(フルアコでゴム噛ませてないから”カキンカキン”鳴るのよね)を切り替えてアコギっぽいカティングしてたし、あれは間違いなくピエゾが仕込まれてますね。


REASON

2007年09月27日 02時33分59秒 | Music
もうすぐREASON4が出るね。
結構楽しみ。
なんて、実はそんなにヘビーユーザーじゃないんだけど、以外とこれでしか出せない音があるんだよね。
僕がヘビーにユーザーじゃない理由は画面が小さいからなのね。
パラメーターを凝視しなくちゃ行けないのがチトつらい。
エディットしている画面がぼーんと大きくなるようにならんかね(笑)。

譜面

2007年09月20日 04時03分41秒 | Music
う~昨日ビッグバンドのレコーディングしたんだけど、4曲あるうちの1曲、前の日の深い時間に譜面データを消してしまったのね。

急いで作り直してたんだけど、こういう時に限ってシベリウスの音がでなくなってしまったのね。
音符をクリックしても音がでないってわけ。
さらにその曲のキーがBbmだったのね(ト音記号のとなりにフラットが5つあります)。

これは今年一番シビレタ、、、、
まず、ProToolsからシベリウスに送ったデータの中で、Dbに相当する音がC#表示されたりしちゃう。
それでそのとなりにCの音が来るとわざわざナチュラル付けてくれるわけですよ。

これって今考えるとProTools内でキー設定をした方が良かったのかもね(その時は、頭まっちろで気がつかなかったけど)。
サックスの5wayの場所もあったりしてね。とりあえず臨時記号を正しい状態にしないと譜面がも~う真っ黒になるのね。

さらにシベリウスの音が出ないと、やっぱりチェックに時間がかかるのね。
あいにく、譜面を見て5声が頭の中で鳴るような絶対音感は持ち合わせていないのでして、、、、
朝方気がついたんだけど、シベリウスのプリファレンスを捨てて立ち上げ直せば良かったのね。
それに気がつくまでの数時間、そりゃもがき苦しみながら譜面をチェックしたのでした、、、、、

Cm7のところで鳴ってる2ndアルトサックスにAb吹かせてるけど、これっていいんだっけ????
え~と、え~とそうだ、F7サブドミ設定してシャープ9thだからいいんだった、、、違うなただのクロマティック・アプローチじゃん、、、、

みたいな確認を譜面づら見ながらするわけですよ(涙)。
聞けばすぐわかるんだけどね、、、譜面だけじゃちょっとね、、、

というわけで完徹で音響スタジオに向かった昼の11時30分でした。


ProTools "in the box mix"

2007年09月12日 02時07分18秒 | Music
デジのサイトにアナログミックスとProTools内でのミックスの聞き比べがある。

なかなか面白かったぞ!
耳に自信のあるかたは要チェキ。

ブログの更新ができないのは忙しいからで、決して書く事がないからではないのね(笑)。

最近CMの内容はまだあかせないが、現代音楽(という冠は正確ではないんだけど)の作曲家の中川俊郎さんとCM音楽を共作するという非常に珍しいケースの仕事があった!

僕のスタジオで二人だけでの作業の合間に現代音楽の記譜方などを直々にレクチャーしていただいて、役得ヤクトク(笑)。

中川さんの譜面はほんとにキレイなんだよね!
そもそも僕が中川さんと最初に出会ったのは僕がまだシンセのオペレーターもしてたころでもう17、8年は前の話。
氏のパンキッシュな姿勢はその後もかわらず、今年の正月明けにとある新年会で再会した際も昔と全然かわらない雰囲気に非常に嬉しい感じがした、のでした。

最終的に生ピアノをオケに足したんだけど、またピアノがもの凄い上手いんだよな~。
ジャズ系のピアニストを見る機会は割と多いけど、”中川”ピアノはまた特に”異種”で非常にロック的でもあるのでした。



PRSデビュー

2007年07月30日 02時43分34秒 | Music
どうしてもアームを使う仕事があって、PRSを購入。
それもできれば一番さけたかったスワンプアッシュにメイプル指板。
楽器店で久しぶりにとっかえ引っ替えキギターを弾かせてもらったけど、それが今回の目的には一番かなってたのね、、、

野村義男氏の言う通り、PRSのCEシリーズ、デタッチャブルは音がいいのよ!
CEマホの中にも一本メチャ鳴りのいいのがあったんだけど、レスポールとダブルからパス。

それと参考のために弾かせてもらった513が結構良かった。
フルアコだと25inchスケールでもしっくりこないことがあるけど、これは25と1/4インチでさらに長いのね。
でもフィガリング凄い楽だし、コードも押さえやすいし音もいいし、素晴らしく良いギターだった。

ま、アッシュ系でジャキッとした音が必要で70年代ストラトも考えたんだけど、ネックフィールがPRSの方が断然良いのでPRSにしました。

BS社のTプロデューサーはPRSは絶対あり得ないと言ってるので、氏の仕事の時はケースに入れて隠さなければいけないのだ(笑)。

ちなみに、スタジオに戻ってヴィンテージのレスポールとすぐに比べたけど、やっぱり深みというか説得力ではPRSは勝てないけど、PRS弾いた後だと普段は気にならないレスポールのデッドポイントが気になんのよね、、、、

あとピッチ感はPRSはシンセのそれとも違って独特だな。
開放弦と1フレットのジョイントはPRSの方が断然よいね。
このピッチ感はハマルと癖になるかも。
でも古い体質(かどうかはわからんけど)の人は逆にそれがダメかもね。
カントリー系のナット付近で押さえるDとかDマイナーの響きがフェンダーのそれとも違うしね。


ガ~ン

2007年07月13日 02時38分37秒 | Music
全然しらなかったけど、去る5月にジョンスコ&メデスキーが東京にきてたんだね、、、、
やっぱり毎月ジャズライフを買ってマメにチェックしないと見逃すな(笑)。


ロジャー・ニコルス

2007年06月07日 03時38分08秒 | Music
ロジャー・ニコルスの8時間に及ぶセミナーに参加。
午前10時と学生並みに早い集合時間もものともせず、、、遅刻もせずに前方の席をゲット。
スティーリーダンの当時のマルチ(3Mとか)からProToolsにコンバートしたセッションを聞きながら話が進むわけですよ、ジ~ン。

Hey19なんか、CDで聞けるイントロの6小節前から打ち込みのリズムは始まっていて、2小節前にはギターとベースの「ダッ!」というフレーズが入って(フライングかしゃれかはわからん)たりすんのですわ(笑)。

サンレコの取材が入っていたので、紙面でも内容は掲載されると思うけど、8時間分の内容すべてを網羅するのはさすがに無理だろうし、なんつっても本人から直に聞いた話はそれは、ソレハ興味深いものであった。

それから、まだ入手していないけどロジャー・ニコルス・プラグインは実践的で非常に良いのであった。
これはスタジオのマスト・アイテムになるでしょう。
俺もなんとしてのゲットせねば、、、、、、、、

入力レベルに対応したマルチ・バンドのコンプはほんとに良かったし、メーター類のプラグインも音こそ加工できないけど、作曲家の僕でも「む~これは助かる!」というようなものばかりだった。

海外のテレビ放送局がこぞって導入しているのもよくわかるよね。

セミナー後、過去に原始物理学を先攻していた師を囲んで、さらに色々な話が聞けたけど、これもまたスゴイ話だったのね。

とここまで書くとかなり気になるでしょう(笑)?

一つだけネタをバラそう!
「ガウチョ」に使われた2インチ・テープの本数は三百六十七本だったそうだ!!!!!