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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

常清滝

2012-07-10 09:12:21 | エトセト等
広島県で唯一日本の滝百選にも選ばれていて,落差 126m は華厳の滝 97m をしのぐ,と言いたいところだが,じつは一気に落ちているのではなく 36m, 69m, 21m の 3 段の滝.梅雨どきでふだんより水量が多いとのこと,迫力があった.

すこし下流には滝見家旅館というのも建っていた.
駐車場から 500m ほど歩くのだが,「マムシに注意」という石柱が不気味だった.

古書ミステリーズ

2012-07-06 07:26:34 | 読書


古書をテーマにした,あるいは古書店を舞台にしたものは国内外のミステリの一大ジャンルである.たまたま 手にした国内の三冊.どれも短編集.

「古書に淫する」,淫して商売にすることをテーマにしたのは,「せどり男爵」だけである.著者の造語ではなさそうだが,「せどり」という語感が良いし,侯爵でも伯爵でもなく,男爵というところが良い.1974年オール読物連載とのことだが,どこかに残っている戦後のカストリ雑誌の匂い ? が懐かしい.最近のベストセラー,ビブリア・シリーズにもせどり屋が登場していた.
せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫) 梶山 季之(2000/6)

ワゴン・マスターズというバンドが頭にあって,一瞬「東京バンドワゴン」はバンド小説かと誤解した.大所帯の古本屋一家のホームドラマに,ミステリっぽくちょっと味付けした感じ.語り手がおばあさんの幽霊というのが目新しい.シリーズ化され6作まで刊行されている,登場人物はしだいに歳をとっていくらしい.そのうち,おじいさんも語り手側にまわるのだろうか.
東京バンドワゴン (集英社文庫) 小路 幸也(2008/4)

宮部みゆきはやはり上手いけれど,殺人(あるいは殺人未遂)を短編で扱うのはやはり無理かな.本は集めるものではなく,読むものであるという,真っ当な思想が表に出ている.祖父が探偵役で,その孫が年上の女性とどうにかなるのかと思ったら,やはり真っ当に解決されてしまった.私的ベストは「歪んだ鏡」.「うそつき喇叭」という短編に出て来る童話は実在するのかとググってみたら,おなじ思いの方が多数おられたことがわかった.
淋しい狩人 (新潮文庫) 宮部 みゆき (1997/1)

集中発電(原発) vs 分散発電(各家庭での太陽光発電)

2012-07-04 08:46:47 | 科学
集中発電とは,一カ所で大量に発電し (つまり大きいことで),電気を使う場所まで送電する方式.分散発電は,小さいことで,電気を使う場所で発電も行う方式.
大きいことは良いことだったのは,昔の話である.

後者の典型は,各戸の屋根の上の太陽光発電.前者の典型は原発...と言いたいが,じつはいまの電力会社は集中発電が前提で設立され,運営されている.だから,せっかくオウチで作った電気も,いったん電力会社に買い取っていただかなければならない.結局は大きいところのお世話にならざるを得ない仕組みである.

近い将来,太陽電池の効率が上がり,小規模な蓄電技術が進歩すれば,家庭電力の自給自足は夢ではない.
売電などという,怪しいことはせずに,自分で作った電気は自分で使いたい.

電気を売ると言っても,買い用,売り用に独立の電線が家庭まで引かれているわけではない.では,どうするか.このあたりの仕組みを技術的に書いたサイトはあまりない.この方式で,家庭から電力会社への逆流の方が順方向の流れより大きくなったらどうなるか,考えてみたがよく分からない.

太陽発電 (に限らずいくつかの小規模発電)でできるのは直流で,家電製品はたいてい交流.現在は各家庭で太陽が作る直流をいったん交流に変換している.そもそも,なぜ交流かと言えば,現行のシステムが集中発電を前提としているからである.田舎の (失礼!) 発電所から遠隔地に電気をばらまくには,交流がつごうが良い.

写真のように,パソコン等,コンセントにユニットを差し込んで交流を直流に再度変換して使っている機器が,わが家では (たぶん一般家庭でも),けっこう増えつつある.その他の家電製品でも,じつは交流でそのまま動くもののほうが少ないくらい.交直変換の低効率で地球温暖化に寄与しているようなものなのだ.

太陽光発電量は時間・日・季節の単位で変動するのに,家庭用に安価な蓄電技術がないのが最大の問題といわれるが,業界がその気になれば何とかなるはず.

最大の問題は,技術にはなく,集中して発電・送電することを前提とした現行のシステムである.これをなんとかしなければ駄目.
でも電力会社の株主総会でお分かりのように,「市民」が何か言っても無駄である.
自分の家の電気配線をいじってしまう,というのはゲリラ戦術だが,簡単にはできないように,法律の網までかぶされている.


わが家では,太陽光発電は 10 年を超えるのに,メーカー (キャノン) に先見の明がなく ! この分野から撤退してしまった...メンテどうなるの,というのがトホホ的現実.

ゴーヤのつる

2012-07-02 09:05:19 | エトセト等
みなが仙人さまの「ゴーヤのつるの驚異」という題のブログに触発されて,ウチのゴーヤのつるも眺めてみた,
主軸そのものが,何かに巻き付きながら上に伸びて行くものと思っていたが,よく見ると主軸から横に何本も出た蔓が主軸を支えている.正確に言えば,巻き付いたのとは別な先端が伸びるようだ.
人間社会の一面を象徴しているみたい.

さて,みなが仙人庭のゴーヤは巻き付く前に巻く方向を変えるとのことであったが,ウチの庭のは巻き付いたあたりで団子状に絡んでしまい,巻き付き方向が良く分からない.相手がぶらぶらする細いネットなので,コマ結びと行きたいところだが,それもままならない.とにかくむちゃくちゃに絡んでおこう,という方針だろうか.



ピンぼけ写真で申し訳ないが,よく見たら1cm ほどのカマキリが写っていたので,敢えてこの一枚をアップしました.

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