伊丹十三が万年筆で書いたらしい字を見て,真似したくなった.
前から本棚に 10 (20?) 年以上,インク瓶が棚 (店?) 晒しになっているのが気になていた.
先日デパートの文具市とやらで,ガラスペンを売っていた.でも 高かった.
この3題を,万年筆ではなくガラスペンによるペン習字で遊ぶこと に集約した.
ネットを漁り千円以下のガラスペンをゲット.
パイロットのインク瓶は,昨日買ったもののようにスムーズに蓋が開いた ! 瓶のラベルのデザインも不変.日本製品の鑑である !
さて書くのは,毎日俳壇 2024/2/12 小川軽舟 選 中の一句,甲府市 村田一広 さんの一句
「日向ぼこの日向残して婆が消ゆ」
である.軽舟さんは「あの世にひそかにつながっているような不思議な日なた.おばあさんはどこに消えたのか」とメルヘン的に解釈しておられる.でもぼくが句から得たのは,昨日までここで日向ぼっこしていたお婆さんが死んじゃったなぁ,という即物的印象.
今気づいたが,もとの句は「日向ぼこの日なた...」と上五に「の」が入っていたのを,いつの間にかオミットしてしまっていた ! 村田さん,ごめんなさい.
ペンで書いた成果は...ボールペンだって似たようなもの !?!?!
例のメモ書きフォントをお手本にした.
高校時代 書道の時間に,国語教科書の文字を臨書させられたことがある.先生曰く,活字というのは古今東西の文字の集約だ ! ネットでフォントデザインについて読むと,今更だがこの言が理解できる.トップ画像の文字は仕事メモ書きフォントだが,このフォントの場合は上記「集約」にデザイナーの嗜好も加味されている.そしてさいわい この場合はデザイナーさんと 16 トンの嗜好はかなり共通している.
「ガラスペン手書きフォントを臨書する」
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