畑野 智美,集英社 (2014/10).
SF風味の大人の童話.ただし,大人と言っても「年寄りは除く」らしい.
7編の短編集で,「過去ミライ」「自由ジカン」「恋人ロボット」などと,タイトルは全て漢字2字・プラス・カタカナで統一されている.登場人物が重複しているが,連作というほどのものではない.
ふたつほど読むと,調子がつかめる.ほんわかと終わるものと予想できる.こういう小説は需要があるんだろう...とか言いながら,安心して最後まであっという間に読んでしまった.
読了までの時間は小説としての密度に比例するようだ.すぐ前に読んだ「たんぽぽ娘」に比べるといかにも密度が小さい.
登場する男子は皆頼りないのが特徴.
「ふたつの星」ってなんのことかわからないが,ま・いいか.
カバーイラストはお笑いコンビ,キングコングの西野亮廣による.
図書館で借用.
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