Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ビブリア古書堂の事件手帖 ―栞子さんと奇妙な客人たち

2012-06-22 08:40:58 | 読書
三上延 メディアワークス文庫(2011/03).

書店に平積みになっていて,興味はあったが,カバーにちょっとおそれをなしていた.
中身は,本好きには,突っ込みどころも含めて,なかなか良い.岩波の新書判の漱石全集とか,青木文庫とかがテーマとなり,懐かしい.
「せどり」の語が出てくる.そう言えば,梶山季之の「せどり男爵...」も最近文庫化した.

ミステリとしてはたいしたことないが,ま いいか登場人物がやや予定調和的だから,かえって安心できる.4 編の連作だが最後のだけ,日常の謎路線からはみだしていた.

続編も読もうかな.

そう言えば,古書市で袋とじの山岳書の復刻本をみかけた.2000 円.手の出ない額ではなかったが,袋を切ったらただの本になってしまう.読みたければ,もう一冊そのために買うだろうか.読書用は山渓文庫のでいいか ... などと考えているうちに,ばかばかしくなってしまった.
コメント (4)
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reading

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