L-O-V-E という曲,当大学のジャズ研では人気があるが,演奏して面白い曲ではない - というより,難しい.メロディからしてソからミあたりをうろうろするだけの単調な曲なのだ.
YouTube でオリジナルを聞いてみた.
リズムセクションだけの伴奏で淡々と始まり,最後はフルオーケストラで賑やかに終わる.聞いていて飽きない.
間奏のトランペットソロで半音上がるが,また唄に戻って,"V is very very..." のところでまた半音上がる.結局キーは G → Ab → A と移り,終わりではキーが全音上がっているのをニンシキした.二度目に上がるところは,ちよっと強引だが,ぼくは聞き直さないと分らなかった.これがウマいところなのだろうか.
曲を盛り上げるには
1 音量をしだいに上げる
2 テンポをしだいに上げる
3 音の高さをしだいに上げる
の3つの方法があると思うが,このバージョンはこのうち二つを実行しているのですね.
ナット・キング・コールはこの唄がヒットした翌年 (1965),肺癌で死亡.44 歳.たばこの吸い過ぎが悪かったらしい.
L-O-V-E はベルト・ケンプフェルトというドイツのバンドリーダーの作だそうだ.このひとの名前はヒットパレード全盛時代にはよく耳にした.