Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

「は」と「が」,a と the

2007-09-15 08:09:56 | エトセト等
テレビで金田一秀穂センセーが

「むかしむかし おじいさんとおばあさんがいました.
おじいさんは山にしばかりにいきました.」

というとき,1行目の「が」は主語が重要と言うことを示し,2行目の「は」は述語が重要と言うことを示しているのだとおっしゃっていた.2度目におじいさんが登場するときには,主語はもはや重要ではないから,2行目のように,「おじいさんが」ではなく「おじいさんは」で良い,というより「おじいさんが」ではおかしい.

最初とか2度目とか言われると,最初は a 2度目からは the といわれたのを思い出す.
日本語のできるガイジンさんに英語の添削をしてもらったとき,「英語には a とか the とか便利なものかある.日本語には冠詞がないから,細かいニュアンスが伝えられない」と,一席ぶたれたことがある.
でもわれわれが日常何気なく使っている「は」とか「が」とかは,冠詞の役目も果たしているんですね.おじいさんが,は an ojiisan,おじいさんは,なら the ojiisan と(いつもこう機械的にはいくまいが),こういう感じだろうか.

そういえば,かれは「は」と「が」の使い分けがおかしく,なるべく助詞は省略する傾向があったような.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg