J 子の (遠い?) 親戚の子が「文藝賞」というのをもらったという.この雑誌,そこらの本屋には無かったが,大学生協に発見.高くて紙が良い.
受賞作は,荻世いをら「公園」,中山咲「ヘンリエッタ」.男の子の作品ははちゃめちゃで男の子らしく,女の子の作品はお行儀が良く女の子らしい,もちろん咲ちゃんのほうが女の子です.どちらもすらすらと読めた.主人公は作者と同世代だが,そのように設定しないとまだ小説が書けないのだろう.同じ号に,【芥川賞受賞第一作】綿矢りさ「夢を与える」というのも出ていたが,こちらは登場人物と作者の年齢がかけ離れているせいか,ちょっとね...と言う感じだった.
この雑誌にはけっきょく4本の小説があるだけだが,ぼくには作者よりははるかに年上の老夫婦が主人公の「慧眼クアラルンプール」山崎ナオコーラ,がいちばんしっくりきた.
なおこの号の特集は伊藤たかみ.芥川賞受賞作(ただし受賞作は文藝ではなく文藝春秋で読みました)は後ろ向きな感じがしたが,この作家のジュニア向けの小説は良さそうだ.
受賞作は,荻世いをら「公園」,中山咲「ヘンリエッタ」.男の子の作品ははちゃめちゃで男の子らしく,女の子の作品はお行儀が良く女の子らしい,もちろん咲ちゃんのほうが女の子です.どちらもすらすらと読めた.主人公は作者と同世代だが,そのように設定しないとまだ小説が書けないのだろう.同じ号に,【芥川賞受賞第一作】綿矢りさ「夢を与える」というのも出ていたが,こちらは登場人物と作者の年齢がかけ離れているせいか,ちょっとね...と言う感じだった.
この雑誌にはけっきょく4本の小説があるだけだが,ぼくには作者よりははるかに年上の老夫婦が主人公の「慧眼クアラルンプール」山崎ナオコーラ,がいちばんしっくりきた.
なおこの号の特集は伊藤たかみ.芥川賞受賞作(ただし受賞作は文藝ではなく文藝春秋で読みました)は後ろ向きな感じがしたが,この作家のジュニア向けの小説は良さそうだ.