Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

姫路市立美術館と水越松南展

2005-10-11 08:44:20 | お絵かき
西日本JR一日乗り放題3000円という切符だったが,在来線で広島・姫路は遠かった.新幹線とちがって駅弁さえ買えない.

美術館は煉瓦造り.水越松南は96歳で亡くなって今年で20年の南画の画家.「飄逸にしてモダン!こんな画家がいた」というのが展覧会のキャッチフレーズ.南画というのは漫画のようなもの...といったら怒られそうだが,虎も猫も狸も同じようだがいきいきと描いてある.画題を中心に,周囲を植物やら,ウサギやら,亀やらで装飾的に囲んだ絵が多く,周囲のほうに目がいってしまう.図は,虎穴に入らずんば虎児を得ずというテーマの一連の作品の一部.これは親虎だが,じつは子虎のほうがおもしろいから,見に行ってください.

油絵などはこてこてと同じ絵を何日もいじくりまわしているが,こうした絵はすぐ画けてしまうな.しかし,線を一本引いてみて,「気にくわない」といってやぶり捨ててしまったら,いつまでたってもできないな.

この美術館にはベルギーの画家の絵がそろっているらしい.常設展に,デルヴォーの絵があった.日本の作家のもそろっているが,やはり姫路城をテーマにしたものが多い.小山敬三「白鷺城の一角」では階段の段差に比べて人がいやに小さく描いてあるように思われたが,お城の階段は本当に高いのだろうか.

帰り道でJ子が「いまみてきた画家の名前なんだっけ」といったが,自分は記憶しようとさえ思っていなかったのに気がついた.テレビの新日曜美術館で姫路でと紹介していたのがよさそうだから行ってみたのでした.
コメント (2)
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