マリンバはこどものおもちゃの木琴の親玉というのは認識不足だ.腕と楽器次第で,マレットが音板にあたるひとつひとつの音は聞こえず,管楽器のような,あるいはコーラスのような連続音だけが耳に届くようにすることもできる.
教会で,辻寛子さんのマリンバのコンサート.残響が大きい環境で,特にこの感があった.ピアノ伴奏もなく,5オクターブ半の楽器だけの,ほんとのソロコンサート.前半はバッハが中心,後半は現代曲というシリアスなプログラムだったが,要所要所の吉本ふうのおしゃべりが雰囲気を和らげた.無伴奏チェロ組曲だけが二本で,後の曲は四本マレット.
マリンバ,ビブラフォンでは音板の下に共鳴管がぶら下がっている.音板は二列で,奏者から手前がピアノの白鍵・向こうが黒鍵に対応する.共鳴管の長さは低音は長く高音は短いのだが,みてくれが悪いというので,正面から見ると長さがアーチを作るようにしてある.黒鍵に対応する共鳴管はオクターブに5本あればいいのだが,やはり見てくれから7本の共鳴管がある.共鳴管の太さも低音ほど太いが,最低音の何本かは断面が四角で,おまけに長過ぎるので管が途中で曲がっている.
この管があると,音は大きくなるが,音は継続しなくなる.
写真は,このコンサートではなく,お若いときのもの.いまはもっとオキレイです.
教会で,辻寛子さんのマリンバのコンサート.残響が大きい環境で,特にこの感があった.ピアノ伴奏もなく,5オクターブ半の楽器だけの,ほんとのソロコンサート.前半はバッハが中心,後半は現代曲というシリアスなプログラムだったが,要所要所の吉本ふうのおしゃべりが雰囲気を和らげた.無伴奏チェロ組曲だけが二本で,後の曲は四本マレット.
マリンバ,ビブラフォンでは音板の下に共鳴管がぶら下がっている.音板は二列で,奏者から手前がピアノの白鍵・向こうが黒鍵に対応する.共鳴管の長さは低音は長く高音は短いのだが,みてくれが悪いというので,正面から見ると長さがアーチを作るようにしてある.黒鍵に対応する共鳴管はオクターブに5本あればいいのだが,やはり見てくれから7本の共鳴管がある.共鳴管の太さも低音ほど太いが,最低音の何本かは断面が四角で,おまけに長過ぎるので管が途中で曲がっている.
この管があると,音は大きくなるが,音は継続しなくなる.
写真は,このコンサートではなく,お若いときのもの.いまはもっとオキレイです.