三崎亜記「となり町戦争」集英社 (2004).
小説すばる新人賞受賞作.町の広報誌に「となり町との戦争のおしらせ」が載ったときから,淡々と戦争がはじまり,広報誌には「町勢概況」として「死亡23人(うち戦死者12人)」などと定期的に載るようになる...
思いつき的プロットだけで,ぐいぐいと書いたような小説.ぐいぐい読めてしまうが,戦争について何かを深く考えさせるというものではない.筒井康隆の処女出版は「東海道戦争」で,東京と大阪が戦争する話だった.あれより不条理なのに,なぜか現実感も...
しかし,香西さんはかっこよすぎ.地方公務員がここまでやるわけがない.
ウェブによれば,著者も公務員.彼女が著者の理想とする公務員像? いや,理想とする女性像?

思いつき的プロットだけで,ぐいぐいと書いたような小説.ぐいぐい読めてしまうが,戦争について何かを深く考えさせるというものではない.筒井康隆の処女出版は「東海道戦争」で,東京と大阪が戦争する話だった.あれより不条理なのに,なぜか現実感も...
しかし,香西さんはかっこよすぎ.地方公務員がここまでやるわけがない.
ウェブによれば,著者も公務員.彼女が著者の理想とする公務員像? いや,理想とする女性像?