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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

キャベツのステーキ / キャベツのエチュベ

2024-03-23 09:54:25 | 食べる
a は京都の鉄板焼き / お好み焼き店「まんまるの月 錦店」のキャベツのステーキ アンチョビクリームソース.NHK あさイチでホットプレートを使う作り方を紹介していた.

b はキャベツのエチュベ.エチュベとは鍋に食材とごく少量の水と油を加えてフタをし,蒸し煮にするフレンチの調理法.クラシルにレシピ

 a  はソースも売りらしいが,a, b どちらも基本的には同じ.キャベツが甘くなるというので,買ったきりであまり活躍していないタジン鍋 (写真 c は民芸品だがうちのは工業製品) で試みた.
鍋にオリーブ油とキャベツを入れ,赤ワインと即席ブイヨンを適宜.惣菜だから冷蔵庫にあった手羽元も放り込んだ.彩りに半割にしたトマト.とろ火で半時間放置.食べる間際にプロッコリ.
煮るのに使った安ワインでいただいたが,食べるのに夢中で写真を撮るのを失念.

生酛にごり酒 by Jozen

2024-02-29 08:50:12 | 食べる
せっかく生きているのだから飲まなくっちゃ...というわけで,気を遣って J 子のお口にも合いそうなのをネットで取り寄せた.
醸造元 越後湯沢の酒 白瀧には学生時代のスキーでお馴染み.その白瀧酒造の CM によれば


*****
甘さを感じるふくよかな旨味と、印象的な酸味が特徴の生酛造りの純米にごり酒。
濃厚な味わいと飲みやすさを兼ね揃えた、日本酒ビギナーの方にもお試しいただきたい一本です。
※ 数量限定
※ 720mlのみボトルと同デザインカートン付
 
by Jozen について
上善如水 (注 : ジョウゼンミズノゴトシ : この酒造のブランド,学生時代にはなかったと思う) から派生した新シリーズ。白瀧酒造が新たに提案する挑戦的な日本酒です。
飲みやすく、低アルコールで甘くジューシーな新感覚の味わいが特徴。

日本酒度 -60 (甘口)  / アルコール分 8 - 9% / 精米歩合 60% (ちなみに ふつう日本酒のアルコール分は 15% 前後) *****


パッケージも可愛くて,女子向き : ひなまつり向き.乳酸飲料みたい.度数が低い.「生酛」感 希薄.「にごり酒」だが「にごり」は沈澱することがない.
ガブガブ飲める酒ではない.ガブガブなら 料理酒のほうが まだしも ... とか言ってけっこう減らしてしまったのでした.

左端に切れているのは,とりあえずの,スナップエンドウと蟹カマの芥子醤油あえ.
16 トンはずっとスナックエンドウと思っていた.でも,昭和の時代にはそういう言い方もあったらしい.

コーヒーショップ omeme

2024-02-25 09:01:29 | 食べる
山陽本線寺家駅北側 吉行飯田線沿いのマンション1階.医療センターへの往復で前を通っていたが,退院の日に立ち寄った.1週間ぶりのコーヒーを飲んだら,目がまわるような気がした.

店名 omeme は隣の眼科医がオウナーだから.内装もコーヒーカップも「目」をあしらったものが多く,またカップは圧倒的に磁器よりも陶器が多い.われわれのカップは沖縄製だった.うち一客はカップに比べるとソーサーが重く安定感抜群だった.
6種類から豆を選ぶのだが, J 子とふたり同じ豆を頼んだにも関わらず,一杯ずつバスケットタイプのフィルターで入れて下さった.

トップの2枚の写真はネットで拾ったが,このようにカウンターチェアの高さはまちまち.満席のとき中から見たら,客の顔が折れ線グラフを作っていることだろう.
この朝カウンターの中にはご夫婦とおぼしきおふたり.コーヒーについてのお話をうかがっていると,ちよっとオーセンティック・バーのような雰囲気.

ビストロ グリシーヌ

2024-01-16 09:36:58 | 食べる
山陽線西高屋駅から徒歩で 10 分足らず.
グリシーヌ glycene は藤の花で,店主が藤井さんらしい.4人がけのテーブルふたつ,カウンターに4席.調理も接客もおひとりでこなす.竹原の蕎麦「遊山」を思い出した.
外観・内観写真は東広島デジタルより.

目も手も心も行き届いているが,時間はかかる.
メニューの下に 120 分云々とあり,てっきり食事に 120 分 はかかるものと覚悟しなさい ということかと思ったが,よく読んだら,混雑時は 120 分以上席を占有しないでください ということだった.

a,b,c または d,e(デザート) とコーヒー のコースで 2,200 円.c d 両方なら 3,300 円.ぼくが頼んだ c は写真ではなんだかわからないが,鰆が皿から屹立しているのです.ソース ? はアサリのチャウダー.J 子の d は豚の赤ワイン煮.

b のリーキねぎのスープをはじめ,どれも美味しかった.

おせちにプラス

2024-01-01 20:19:30 | 食べる
大晦日のスーパーには,ふだんあまり見かけないものがあった.

左) 酔っ払い海老
活き車海老を売っていた.天ぷらにしたいところだが,揚げものは面倒なのでアルコール漬けにした.
鍋に並べ蓋をして,隙間から紹興酒・醤油を流し込む.海老たちは暴れたがすぐに静かになった.残酷料理だ !!
上海料理の酔蟹の真似.1週間くらい漬けるのが本当らしいが,一晩冷蔵庫においたところで (すなわち今日・元旦に), 誘惑に負けて食べてしまった... うまく発酵するか,自信がなかったし.

右) 煮あわび
とこぶしサイズの韓国産で,3っつ千円強.
ネットに従い,水 : 醤油 : 酒 : 味醂 = 2 : 1 : 1 : 1 で 10 分くらい煮たら,高い おせちセットに入っているもののように仕上がった...と言いたいが,実はおせちで あわびを経験した覚えがない.
BTW 寿司ネタになるのは蒸しアワビらしい.
やはり一晩冷蔵庫に寝かして,今日すなわち元旦に食した.

どちらも持病・腸閉塞に良いとは思えないが,ま いいか.

京都食堂探求

2023-12-23 11:40:05 | 食べる
加藤 政洋・〈味覚地図〉研究会「京都食堂探究 ─『麺類・丼物』文化の美味なる世界」筑摩書房 (ちくま文庫 2023/11).

出版社による内容紹介*****

きつねうどん、しっぽく、けいらん、のっぺい、ちゃんぽん、衣笠丼、木の葉丼、カレー丼…京都の食堂は歴史の中で、「麺類・丼物」を中心にして独自の発展を遂げてきた。うどんも丼物も中華もある京都食堂の魅力とは?食いしん坊の地理学者たちが店に足を運び、味わい、観察し、文献を渉猟して、謎多き京都食堂文化に迫る。待望の研究書が、文庫書き下ろしで、ついに登場。*****

上の表が研究成果の一例.東京の「たぬき」は天ぷらそば から天ぷら,すなわち「たね」を抜いたもので,たねぬきが たぬきに転じた.
「きざみ」は油揚げの細切りが載ったもの.大阪でも,「きざみ」と言えばこれが出て来るが,京都で「きつね」に大きな油揚げを期待してもダメだそうだ.

楽しい B 級グルメ本.


お茶請けに焼き酒粕

2023-12-19 14:54:53 | 食べる
新酒が出回ると新酒粕も出回る.この新酒粕をいただいた.

大根をせいぜい薄く輪切りにし,酒粕を載せ,オーブントースターで焼いた.酒粕に焦げ目がついたころ大根も柔らかくなる.大根を 酒粕を挟むようにふたつ折りにして口に放り込む.
大根の皮を剥いた方が口当たりが良かったとは思うが,どーせ自分で食べるのだから これで良いことにする.写真のは photogenic でないが,散々食べたあと 残った一枚.

はちみつやジャムを載せてもいいと思う.
イクラ,ウニなどを載せれば酒の肴.
土台は大根に限らず,白菜の白いところとか,キャベツとか...

キラキラ食堂 竹明かりイベント

2023-12-15 21:41:55 | 食べる
キラキラ食堂は当地の地域食堂.この日のお品書きが,見にくくて申し訳ない.健康的で美味.熱いうちに供される.300 円でした.@ 公民館.

食後はライトを落とし,竹明かりの中でのウクレレコンサート.キャンドルと言っても LED なのでお子様が遊んでも安心.クリスマスソングや童謡を合唱した.「涙そうそう」ではトリオのおひとりがウクレレをオカリナに持ち替えた.


昼の贅沢 特撰 籠御膳 @ 鉄炮町 喜心

2023-11-22 22:40:34 | 食べる
広島の八丁堀.カウンターと個室の小さな店.コロナ前は寿司屋だったところ.

籠御膳はランチメニュー.
 先付け クエの潮汁
 籠には 牡蠣の茶碗蒸し,あん肝,胡麻豆腐.刺身が慣れて美味.柿の容器には柿なます.
 プラスちりめんじゃこと大葉の混ぜご飯,赤出汁,糠漬け (美味).
 栗ぜんざい.

待たされた !!
ちょこまかと,品数が多く,どれも丁寧に造ってあって,年寄り向き.
2,970 円.

「寿司屋のかみさん 新しい味、変わらない味」

2023-11-05 19:53:38 | 食べる
佐川芳枝「寿司屋のかみさん 新しい味、変わらない味」青春出版社 (青春新書インテリジェンス 2023/10).

著者は 1975「名登利寿司」の主人と結婚.たぶん最初の著作が 1995 年の「寿司屋のかみさん うちあけ話」だと思う.それからシリーズで 10 作近くが出版されている.「...うちあけ話」はおもしろかったが,後のは同工異曲だろうと敬遠していた.しかし書店で「 新しい味、変わらない味」を見て,四半世紀を隔てた懐かしさで買ってしまった.

夫はすでに他界し,息子が二代目を継承.芳枝さんは相変わらず仕込みと接客を担当しているようだ.二代目との距離感がいい.

16 トンの父親の時代は,寿司はなにかのついでに 4-5 貫つまむのにいいもの,女子供にはもっぱら出前だった.先代「名登利寿司」には少しはその雰囲気が残っていたようでもある.
しかし,いまやこの店は出前なし.完全予約制で,コース 14,000 円.いまの時代,庶民が気軽に「つまむ」のことができるのは,それなりに進化を遂げた,回転寿司しかないらしい.

ちなみに本書によれば, 2023/6 のシンコの価格はキロ 25 万,一ぴき 1000 円で,小さいから5枚使うと原価で 5000 円である.7 月になってようやくキロ7万に下がったので仕入れたとある.

青柳・シャコつめなど,見かけなくなったネタ,干瓢の味付けの移り変わり,アナゴのネギ醤油... 「新しい味、変わらない味」というサブタイトルだが,やはり「新しい味」に目が行った.

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