容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

ロシア政府,政敵にエイズの汚名を着せて・・

2008年01月27日 08時35分58秒 | 国内政治

露政権、政敵に非情 エイズでも収監、治療せず(産経新聞) - goo ニュース

 
             ウラジーミル・プーチン

ロシアでは3月2日に予定されているロシア大統領選を前にして,かってエリッイン時代に活躍していた元石油最大手ユコス社関係者に対する処遇が苛烈な待遇だというのです。

その中で、エイズと診断されながら収監されている同社の弁護士に対する扱いがあまりに酷いと欧州人権裁判所からの決定を3度にわたって無視しておりいるそうで、「法の恣意的運用と人権無視」が欧州との新たな火種なろうとしているそうです・・・

 もう死期が迫っているとみられる、同社のホドルコフスキー元社長は現在シベリアで服役中との事ですが・・・その他にユコス社の弁護人で同社の清算業務を担当したアレクサニャン弁護士(36)等も、2006年4月に脱税や資金洗浄の容疑で拘束され、同年9月にエイズと診断されたと言うのです・・・・

このような劣悪な状態に放置されている事を同氏の弁護人を務めるリボバ弁護士は、現政権はこれらの人たちは、当初から高度な治療が必要と判断されたにもかかわらず、医療的措置は施されず、いまだに公判も開かれていないと訴えておりますが、取り上げる気配はないようです。そのためすでにホドルコフスキー元社長やアレクサニャン弁護士等も肝障害や結核、失明といった症状に陥ったというのです・・・

これを聞くとまるでソ連時代を思い出します。プーチン政権は政敵をきっとこれ以外にも非道扱いをして葬っているのかしら・・・??と想像させます。

 欧州人権裁は昨年11月27日と12月6日、21日、医療施設への即時収容を繰り返し要求したものの、ロシア最高裁までが22日、釈放を求める同氏の上告を棄却したそうです。リボバ弁護士は「これは正真正銘の拷問だ。(欧州裁決定の度重なる無視は)前例のない事態であり、国際的にも深刻な結果を招くだろう」と警告しております・・・

このユコス事件をめぐっては昨年2月には、禁固8年の判決で服役中のホドルコフスキー元社長ら2人が脱税など判決と同様の罪で「追起訴」されたそうで、この2人には22年以上の刑期が上積みされる可能性が出ているとの事です。

 アレクサニャン氏は22日の最高裁法廷で、「ホドルコフスキー氏の『罪状』を証言すれば釈放する」と検察側の「取引要請」があったことを暴露しました。
プーチン大統領が大統領選後も実質的な国家運営を続けると見られますが・・・政敵だったホドルコフスキー氏とその関係者を極限まで追いつめる政権の姿勢が鮮明になりつつあると、心配する人が大勢いるそうです・・・・

                 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
プーチンは (シルバニア)
2008-01-27 23:02:09
ソ連というより、ロシア帝国でも復活させるつもりですかね。

統治者が世襲し始めたら、あながち笑い話では無くなるかも。
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最早実質的帝王のよう・・ (容子)
2008-01-27 23:25:20
シルバニアさま

本当にそう思えるほど、最近野プーチン政権はどんどん回帰現象を起しているように思います。

この政権以前は、経済も混乱して、むしろEUに入るのではなおかと思うほど、欧州ともそれなりに友好関係を保っていましたが・・・

現在は欧米とはむしろ問題を起しても、それには答えない・・

もうすぐ次期大統領が決まってもプーチン氏は今度は首相として・・・つまり肩書きは何でもいいでしょう。実権は彼にあるのですから・・・

政的に対する扱いも昔と変わらないような残虐さですネ・・・
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