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臓器移植法を問い直す市民ネットワーク

「脳死」は人の死ではありません。「脳死」からの臓器摘出に反対します。臓器移植以外の医療の研究・確立を求めます。

12月15日、安楽死・尊厳死問題を考えるシンポジウムを開催!

2019-11-17 08:12:07 | 活動予定

シンポジウム
安楽死・尊厳死問題を考える
公立福生病院事件と反延命主義

 

日時:2019年12月15日(日)13:30〜17:30

会場:東京大学 駒場キャンパス 21 KOMCEE East K011号室

資料代:¥1,000

主催:現代の死生問題を考えるネットワーク
共催:障害学会、日本生命倫理学会基礎理論部会

・パネリスト
 斎藤義彦(毎日新聞記者)
 石橋由孝(日赤医療センター腎臓内科部長)
 川島孝⼀郎(仙台往診クリニック院長、東北大学臨床教授)
 安藤泰至(鳥取大学准教授)


特定発言者
 市野川容孝(東京大学教授)
 高草木光一(慶應義塾大学教授)


司会:小松美彦(東京大学教授)

開会と閉会のあいさつ: 堀江宗正(東京大学准教授)

 

お問い合わせ
堀江宗正(horieの後に@l.u-tokyo.ac.jpを付けてください。迷惑メール対策のため変則表記をしています)

 

概要

 

 2018年8月に起きた東京都の公立福生病院透析中止事件は、死生学と生命倫理に重大な問題を提起しています。患者が透析終了の意思を翻して再開を希望するも、医師は“正気”の時の意思を尊重するとし、透析を再開しませんでした。そして、苦痛を和らげる治療を行い、患者はその約5時間後に死亡しました。

 このことを、2019年3月に毎日新聞が報道し、都が立ち入り、指導し、大きなニュースとなりました。病院側は透析を受けている患者は終末期であり、透析を受けない権利を認めるべきだと主張しました。また、日本透析医学会は5月にステートメントを発表し、透析終了の意思が尊重されて良い事案とし、終末期以外の患者にも透析終了の選択を提示するガイドラインの改定を示唆し、病院と医師の行為を追認する姿勢を明確にしました。
 一方、複数の市民団体が死に誘導する行為を容認できないなどと抗議し、10月には遺族が提訴するなど、問題は混迷を深めつつあります。
 私たちは、この事件が透析終了の是非にとどまらず、安楽死、尊厳死、反延命主義を問い直す重大な生命倫理問題であると考え、さまざまな視点・立場のパネリストを招き、シンポジウムを開催することとしました。関心のある方は、ふるってご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

 


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第15回市民講座を11月10日(日)にカメリアプラザで開催!

2019-10-18 07:57:21 | 活動予定
第15回市民講座のご案内

  ≪活発化する新たな臓器づくり、その問題点とは?≫

講演  天笠 啓祐さん(ジャーナリスト/日本消費者連盟共同代表)

 
日時: 2019年11月10日(日) 14時~17時(開場13時30分) 
会場: カメリアプラザ(亀戸文化センター)第2研修室(5F)   
交通:JR 総武線・東部亀戸線「亀戸」駅北口より徒歩2分
資料代:500円 
主催:臓器移植法を問い直す市民ネットワーク

 「動物性集合胚」って聞いたことありますか? どんな技術なのでしょうか? 移植用のヒトの臓器を動物の体内で作ることを目指す研究と、新聞等では説明されています。つまり、動物の受精卵を遺伝子操作(ゲノム編集)して、そこにヒトのiPS細胞を注入した胚を動物の子宮に戻し、ヒトの(特定の)臓器を持った動物の子供を産ませる技術、動物とヒトのキメラを作るというわけです。この技術、安全面や倫理面で問題はないのでしょうか。 
 2019年3月、文科省は指針を改定し、人間のiPS 細胞を注入した動物胚を動物の子宮に戻して出産させることを容認、ネズミやブタを使ってヒトの臓器を作る研究が進められています。
  こうした研究は「移植用臓器が足りない」「医療経済に貢献する」という理由で進められているのです。患者に希望をもたらす研究なのか?いや「神の領域」に踏み込むことなのか?果ては人類を破滅させることになりはしないのか?
  市民講座では、バイオテクノロジーに取り組んで半世紀、この分野では第一人者の天笠啓祐さんを講師に迎え、分かりやすくお話して頂きます。
  どうぞご参加ください。
 
 
 
■講師・天笠啓祐さんのプロフィール
  1970年早大理工学部卒、雑誌編集長を経て、現在、ジャーナリスト、市民バイオテクノロジー情報室代表、日本消費者連盟共同代表、DNA問題研究会会員。主な著書『ゲノム操作食品の争点』(緑風出版)、『地球とからだに優しい生き方・暮らし方』(柘植書房新社)、『遺伝子組み換えとクローン技術 100の疑問』(東洋経済新報社) 、『この国のミライ図を描こう』(現代書 館)、『暴走するバイオテクノロジー』(金曜日)ほか多数。

■講演概要(講師の天笠啓祐さんより)
 ゲノム編集とiPS 細胞(人工多能性幹細胞)、それに動物を組み合わせることで、従来とは異なる臓器づくりができることから、新たな臓器移植に向けた動きが活発になっている。従来の臓器移植は、基本的に人間から人間への臓器や組織の移植である。最近は、それに代わる新たな動きが強まってきた。それがゲノム編集、iPS細胞、ES細胞、そして動物の利用の組み合わせである。 これまで異種移植では、拒絶反応の問題に加えて、豚などに内在するウイルスの人への感染が問題になってきた。そのいずれもが、ゲノム編集技術の登場で解決の道筋が見えてきたというのである。iPS細胞やES細部を組み合わせることで、動物に人間の臓 器を生産させることも可能になってきた。しかし、そのためには人間と動物のキメラを作るという生命倫理上の大きな問題が出てくる。臓器移植の世界が、これまでは踏み込んでこなかった領域に入り始めたといえる。それに伴い、移植臓器の幅も拡大しそうである。それは新たな問題を生じることにもなる。

・多能性幹細胞[たのうせいかんさいぼう] 様々な種類の細胞に枝分かれする前の、木で例えると幹となる細胞を「幹細胞」といいます。幹細胞のうち、様々な種類の細胞になる能力(多能性)を持っている細胞を「多能性幹細胞」といいます。ES細胞やiPS細胞は多能性幹細胞の一種です。
   (文科省ライフサイエンス課”動物性集合胚ってなに?“用語説明より)

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10月17日、公立福生病院透析中止事件提訴報告集会を開催します。

2019-10-08 23:51:59 | 活動予定
公立福生病院透析中止事件
提訴報告集会に参加を!

  
 東京都福生市にある公立福生病院で、「医師が人工透析中止の選択肢を提示し患者が亡くなった」透析中止事件の遺族が「透析再開の訴えを聞いてもらえなかった。無念だ。もっと生きていて欲しかった」と、10月17日、東京地裁に民事訴訟を提起します。
 裁判提訴報告集会を行いますので、ぜひご参加ください。
    
日時:2019年10月17日(木)18時30分~20時30分(受付18時より)
場所:東京都障害者福祉会館 2階教室
交通:JR田町駅より徒歩5分、都営地下鉄三田駅より徒歩1分
内容:訴状についての説明と今後について(弁護団より)
    亡くなった女性の夫からのメッセージ
   透析患者さんからのアピール
   連絡会から



公立福生病院透析中止事件とは
 2018年8月9日、腎臓病を患う44歳の女性が、透析に使う血管の分路(シャント)が詰まったため、公立福生病院腎臓病総合医療センターを受診した。担当外科医は首周辺に管(カテーテル)を入れて透析を続ける治療法とともに、透析をやめる選択肢を提示。やめれば2~3週間程度の寿命となると説明した。女性は透析中止を決め、“透析離脱証明書”にサインした。
 女性は8月14日、容態が悪化して同病院に入院し、16日に亡くなった。その間「こんなに苦しいなら透析したほうがいい。撤回する」と透析再開を求めた。夫も外科医に透析再開を訴えたが、医師はこれに応じず、多量の鎮静剤を投与、女性は死に至った。医師は「正気の時の意思に重きを置いた」という。
 同病院では、腎センターが開設された2013年4月から2019年3月までの間に、透析中止を選択して死亡した患者が4人、最初から透析をしない「非導入」で死亡した患者が約20人いたことが、東京都の立ち入り検査で明らかになっている。


裁判支援カンパ(当面の目標額50万円)を集めています。以下の振替口座に振り込みをお願いします! 
郵便振替口座:00240-6-90199(ゆうちょ銀行〇二九店 当座0090199) 加入者名:公立福生病院事件を考える連絡会


公立福生病院事件を考える連絡会 
電話:080-6532-0916 / e-mail:fussaren@yahoo.co.jp

公立福生病院事件を考える連絡会の構成団体
臓器移植法を問い直す市民ネットワーク、精神障害者権利主張センター・絆、「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会、地域で暮らすための東京ネットワーク、バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる、NPO法人こらーる・たいとう、日本消費者連盟、DNA問題研究会、怒っているぞ!障害者切り捨て!全国ネットワーク、全国「精神病」者集団、労働と生活を守る会(L&L)

 


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2019年10月19日  「現代(いま)いのちを問う」(大阪・高槻現代劇場)

2019-09-05 15:31:11 | 活動予定
現代(いま)いのちを問う
 

 現代ほど人類を含む地球上の生命(いのち)がないがしろにされている時代はありません。その原動力が科学技術の推進です。全国津々浦々で叫びをあげる人々の声を一つにして、社会に発信しましょう。
 
日時:2019年10月19日(土) 11:00~17:00
会場:高槻現代劇場(大阪府高槻市)
交通:阪急高槻駅から徒歩5分、JR高槻駅から徒歩12分
資料代:1500円
主催:「現代(いま)いのちを問う」実行委員会 電話072・690・5265 (やまぐちクリニック) FAX072・690・5266



〇分科会(11時~13時)

●第1分科会「内部被曝による健康被害をもたらした原発事故」

司会:水戸喜世子さん(子ども脱被曝裁判を支える会)
今中哲二さん(京都大学複合原子力科学研究所研究員)
布施幸彦さん(ふくしま共同診療所医師)
山口幸夫さん(原子力資料情報室)


●第2分科会「科学技術の戦争への利用」

司会:山口研―郎さん(医師、現代医療を考える会代表)
池内 了(さとる)さん(名古屋大学名誉教授、宇宙物理学)
高作正博さん(関西大学法学部教授)
北迫謙太郎さん(大阪大学助教授)
山田一俊さん(長崎大学BSL-4に反対する自治会代表)


●第3分科会「新型出生前診断施設の拡大とゲノム編集の受精卵への応用」

司会:亀口公―さん(日本臨床心理学会)
天笠啓佑さん(市民バイオテクノロジー情報室)
河田昌東(まさはる)さん(遺伝子組換え情報室)
佐々木和子さん(京都ダウン症児を育てる親の会)
利光恵子さん(優生手術に対する謝罪を求める会)
田中智彦さん(東京医科歯科大学准教授)


●第4分科会「終末期医療―特に、脳死・尊厳死」
司会:川見公子さん(臓器移植法を問い直す市民ネットワーク)
小松美彦さん(東京大学教授)
川口有美子さん(ALS/MNDサポートセンター)
安藤泰至 (やすのり)さん(鳥取大学准教授)
小俣和一郎さん(医師、ドイツ精神医学)
神戸 修さん(浄土真宗本願寺派僧侶)
 


〇全体会(14時~17時)

●記念講演「現代医学・科学を取り巻く政治・経済状況」
 斎藤貴男さん(ジャーナリスト)
1958年生まれ、早稲田大学商学部卒、英国バーミンガム大学大学院修了。日本工業新聞記者、週刊文春記者などを経て独立。
『機会不平等』『梶原一騎伝』『ルポ改憲潮流』『心」と「国策」の内幕』『消費税のカラクリ』『戦争のできる国ヘ―安倍政権の正体』『子宮頸がんワクチン事件』など著書多数。『「東京電力」研究排除の系譜』で第3回「いける本」大賞受賞。

●各分科会報告
 ▽第1分科会 今中哲二さん
 ▽第2分科会 池内 了さん
 ▽第3分科会 天笠啓祐さん
 ▽第4分科会 小松美彦さん

●会場指定発言 冠木克彦さん(弁護士、公立福生病院事件遺族代理人)

●声明文採択 総合司会 西沢いづみさん(立命館大学生存学研究所研究員)
 
 
 

「現代(いま)いのちを問う」開催に向けての賛同のお願い

 現代ほど生命(いのち)がないがしろにされている時代はありません。その原動力になっているのが、加速度的に進歩する医療・科学技術であり、その背後には経済優先の動向が横たわっています。
 福島原発災害から8年、「見えない、臭わない」放射性物質は確実に拡散され、子供たちの癌発症率が高まっているというデータがあるにも関わらず、国や自治体は、放射能と疾病との関係を否定し続けています。原発推進の政府と原子力産業の政治的圧力によって、国民の命はないがしろにされているのです。原発事故の賠償や廃炉作業に必要な費用は電気料金の値上げによって一般市民に負担させるなど、国や電力会社の無責任さは明らかです。
 一方で、安倍政権は、国家安全保障戦略として軍学共同の軍事研究推進を図り、2015年以降、大学や国の研究機関を対象とした防衛省の研究費制度を導入しています。長崎大学では、文部科学省から75億円の予算を受け致死性ウィルス研究施設(BSL-4)が建設されています。かつて731部隊において人体実験まで行った生物化学兵器開発と、なんら変わらぬ事態が再び始まろうとしています。
 平和目的であったはずの宇宙開発技術は、無人機やロボットで人を殺傷する兵器開発に応用されています。人間を活かす技術と殺す技術、防衛と攻撃技術は表裏一体であることを再確認し、安倍政権の軍事路線にストップをかけるときではないでしょうか。
 いのちの始まりと終わりに関わる技術は、健康で生産性のあるいのちこそ「良い」とする優生思想のもとに行われています。2013年4月から始まった、ダウン症など3種類の染色体異常を胎児の段階で判別する「新型出生前診断」について、さらに実施施設が増やされようとしています。また、2018年12月、国はヒト受精卵に対してゲノム編集技術(遺伝情報の狙った場所を切断し書き換える技術)の介入を容認しました。生まれてくる前に「病気の胚」は捨てられ、遺伝子を自由に書き換えることで親の望み通りの子供も設計できます。ゲノム編集で「改善した人」とそうでない人との間に新たな格差をつけることにもなりかねません。この背景には、障害に対する差別や偏見とともに、先端医学をめぐる企業の経済優先の原理があります。
 終末期医療はいつの間にか、「終末期に治療せずあるいは中止することで患者を死に至らしめること」という意味にすり替わっています。2018年に起こった公立福生(ふっさ)病院の人工透析中止をめぐる問題では、意思決定を患者へ丸投げした医療者の無責任さと、透析治療を治る見込みのない「無意味」な延命治療とみなし、「中止」の選択を提示したことがあげられます。「無意味」を拡大解釈すれば、意思疎通の取れない人たちを始め、認知症の高齢者などに対しても、何もしないことが最期を潔く迎えることだとする「尊厳死」につながります。この背景には医療経済があり、医療費の削減はいのちの削減です。「病弱で生産性のない」人たちはこの国では疎まれ、捨てられていきます。
 私どもはこれまで、遺伝子操作、生殖医療、臓器移植、再生医療など、医療・科学技術が進展するたびに、人々の生死がその技術によって操られていること、その背景には、国や企業の経済優先が貫かれることに警鐘を鳴らしてきました。
 2020年の東京五輪に備えた情報操作や警備体制強化、経済優先の陰で、さらに、いのちがないがしろにされていきます。全国津々浦々で多くの人々が警告を発し、叫びをあげていますが、それが一つの力にならず、国のいうままに流れています。
 今こそ、医療や科学技術に対する正確な知識と情報を得て、国や経済の圧力に潰されることなく、生活者の視点から、改めていのちを問うことが重要な時です。ぜひ多くの方々、文化人、知識人、専門家、国会・地方議員が一堂に会し、個々のテーマについて意見交換し、マスメデイアやネットを通じて、全国民へ呼びかけていきたいと思います。
 10月19日には4つの分科会と共に開かれる全体会において、市民の声としての声明文を発表します。多くの方々に参加していただき共に声を上げてまいりましょう。この度の企画をご理解いただき、ご賛同いただけることを実行委員会一同、心よりお願い申し上げます。

2019年8月1日

実行委員会代表:水戸喜世子(「子ども脱被曝裁判」を支える会)、池内 了(名古屋大学名誉教授、宇宙物理学)、佐々木和子(京都ダウン症児を育てる親の会)、利光恵子(優生手術に対する謝罪を求める会)、亀口公一(日本臨床心理学会)、川見公子(臓器移植法を問い直す市民ネットワーク)、山口研一郎(現代医療を考える会、医師)、西沢いづみ(立命館大学生存学研究所客員研究員)

 賛同いただける方は、一口2000円として、く郵便振替口座〉00920-2-250739 現代医療を考える会 へ9月下旬までによろしくお願いいたします。なお、当日の資料代は別途いただくことになります。

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公立福生病院事件(透析中止事件)を考える院内集会(2019年6月6日)

2019-05-23 06:18:37 | 活動予定
公立福生病院事件(透析中止事件)を考える院内集会 
命を支える医療を切り捨てないで!


●日時:2019年6月6日(木)15時~17時(受付14時半より)
●場所:衆議院第2議員会館 3会議室
*報告1:冠木克彦弁護士、昨年8月16日に亡くなられた女性の遺族代理人として
*報告2: 斎藤義彦毎日新聞記者、事件の取材から明らかになったこと
*参加議員からのご挨拶
*参加団体からの発言
 

 2019年3月7日から報道されている、人工透析を中止して44歳の女性を死亡させた公立福生病院事件は見過ごすことのできない、いや決して見過ごしてはいけない事件です。
 透析を継続すれば長く生きられる患者に、医者が透析中止の選択肢を提示することは患者を死へと誘導する行為であり、決して容認できません。さらに、苦しさから透析再開を求めた女性の訴えを無視し鎮痛剤を打って死に至らしめたことに、私たちは大きな衝撃と怒りを覚えます。同病院では、この女性の他にも透析中止による死亡者が3人、透析不開始で亡くなった方が20人もいたと報道されており、疑念を抱かざるをえません。
 こうした事件が生み出された背景には、他人の命を犠牲にする「脳死・臓器移植」の推進や、政府の実質的な「尊厳死・安楽死」推進政策が関係していると私たちは考えています。
 この事件について取り組み始めた者たちが実行委員会をつくり、初めての院内集会を開きます。多くの方々のご参加をお願いします。


公立福生病院:東京都の福生市・羽村市・瑞穂町で構成する公立病院。2001年に開設され、東京都指定二次救急医療機関として運営が始まる。


主催:公立福生病院事件を考える院内集会実行委員会
【実行委員会 呼びかけ団体】 臓器移植法を問い直す市民ネットワーク/精神障害者権利主張センター・絆/「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会/地域でくらすための東京ネットワーク/バクバクの会~人工呼吸器とともに生きる/NPOこらーるたいとう/日本消費者連盟/DNA問題研究会/怒っているぞ!障害者きりすて!全国ネットワーク/全国「精神病」者集団
 

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