2010年4月27日
厚生労働大臣 長妻 昭殿
厚生労働省健康局局長 上田博三殿同
臓器移植対策室 室長 辺見 聡殿
臓器移植法を問い直す市民ネットワーク
小児脳死判定基準案に関する「声明」と「反論」の送付について
首題の件、臓器移植法を問い直す市民ネットワーク構成団体で協議し、提出いたします。厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会の委員の皆さまや小児の脳死判定及び臓器提供等に関する調査研究班(研究代表者 貫井英明山梨大学名誉教授)の皆さまにもお伝えくださるよう、お願いいたします。 なお、この「声明」と「反論」は小児科学会の方にも読んでいただきたく、小児科学会会長と子どもの脳死臓器移植プロジェクト委員会委員長あてにもお送りいたしました。
また、先日行われました第33回臓器移植委員会では、相川厚委員が「昨年マスコミで報道された“長期脳死”の子は人工呼吸器もつけていない子供だった」という発言をされました。「臨床的に脳死」と診断され、長期に生存している子どもで人工呼吸器をつけないで生活できる子供はいません。こういった誤った見解に基づく議論はやめていただきたいと思います。厚労省の方も、十数人いる委員の先生方も、誰もその間違いを正す方がいませんでした。審議会で事実に基かない議論が行われ、導かれる結論とは如何なるものでしょうか?審議会で訂正をしていただきたいと思います。 以下の2点を送付いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
以上