7月17日 シンポジウム 参加申し込みはオンラインでお願いします!
公立福生病院事件はなぜ起きたのか!?
~『〈反延命〉主義の時代――安楽死・透析中止・トリアージ』の出版にあわせて~
・新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態宣言により当初予定していた会場が借りられなくなり、会場を「たんぽぽ社・会議室」に変更します。会場も狭くなり、制限人数を超えてしまったので、会場参加は締め切りとさせて頂きます。申込みを忘れている方がおられたら、オンラインでのご参加で、早めにお申し込み下さい。
●申込み:お名前・住所・所属・メールアドレスを記載し、fussarenの後ろに@yahoo.co.jpをつけて送信願います(迷惑メール対策のため変則表記)。
なお、当日の配布資料代1,000円のご負担をお願いします。オンラインの方は、資料代を以下にお振り込み下さい。
郵便振り込み番号:00240-6-90199
加入者名:公立福生病院事件を考える連絡会
他行からの振り込みは「ゆうちょ銀行 〇二九店 当座預金 90199」と入れて下さい。
●この裁判は、終末期でない患者に「本人の意思」との理由で治療中止を遂行して良いのか?「苦しい、助けて」と懇願する患者を「意識が清明でない」との判断で切り捨てて良いのか?等を問うています。
●老い・病・障害とともに生きることが否定的に語られ、いのちが軽視される時代。この風潮を批判する生命倫理・死生学・社会思想史などの研究者が7月、『〈反延命〉主義の時代――安楽死・透析中止・トリアージ』という書籍を刊行されます。刊行に際し、4名の著者を招いてシンポジウムを行います。
日時:2021年7月17日(土)13:30~16:45(開場13時)
【プログラム(予定)】
▼公立福生病院事件裁判報告・・・・・・公立福生病院事件裁判弁護団
▼シンポジウム 公立福生病院事件はなぜ起きたのか
~『〈反延命〉主義の時代――安楽死・透析中止・トリアージ』の出版にあわせて~
【登壇者(敬称略)】
堀江宗正(東京大学大学院教授/生命倫理・死生学)「〈反延命〉主義とは何か」
高草木光一(慶應義塾大学経済学部教授/社会思想史)「公立福生病院事件を通して」
市野川容孝(東京大学大学院教授/医療社会学)「ヨーロッパの状況と回帰するナチズム」
小松美彦(東京大学大学院客員教授/科学史・生命倫理学)「〈反延命〉主義の根源——―二つの生命概念」
シンポジウム司会:小松美彦(前半)/堀江宗正(後半)
総合司会:川見公子(公立福生病院事件を考える連絡会)
主催:公立福生病院事件を考える連絡会
〈公立福生病院透析中止事件とは〉
2018年8月9日、腎臓病を患う44歳の女性が、透析に使う血管の分路(シャント)が詰まったため公立福生病院腎臓病総合医療センターを受診した。担当医は首の周辺に管(カテーテル)を入れて透析を続ける治療法と透析をやめる選択肢を提示し、やめれば2~3週間程度の寿命となると説明した。女性は透析をやめることを選択。呼吸苦憎悪で8月14日、同病院に入院、「こんなに苦しいなら透析したほうがいい、撤回する」と透析の再開を求めたが」、担当医はこれに応じず、多量の鎮静剤を投与し、女性は亡くなった。女性の遺族は「なぜ透析を再開してくれなかったのか、真実が知りたい」と2019年10月17日、提訴。東京地裁で係争中。
●7月14日には原告と被告病院医師の証人尋問が予定され、裁判は山場を迎えています。ご支援・ご注目を!