臓器移植法を問い直す市民ネットワーク

「脳死」は人の死ではありません。「脳死」からの臓器摘出に反対します。臓器移植以外の医療の研究・確立を求めます。

第3回市民講座のお知らせ(7月5日)

2013-06-02 17:54:30 | 活動予定

第3回市民講座のお知らせ
“脳死”患者はなぜ死者にされるのか
~人間の尊厳と生権力をめぐって~

▼講 師:小松美彦さん(武蔵野大学教授 科学史/生命倫理学) 
 『生権力の歴史-脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』(青土社 2012年発行)著者

日時:2013年7月5日(金) 午後6時30分~午後9時(受付午後6時~)
会場:豊島区民センター(コアいけぶくろ) 第2会議室
交通:池袋東口下車 徒歩約5分
資料代:500円

 生きるために不可欠な臓器を摘出されるのが、なぜ「脳死」患者からなのでしょうか? 安楽死・尊厳死の対象とされるのは、なぜ「脳死」患者や「終末期」患者なのでしょうか?
 小松美彦さんは、このあまりにも「当たり前」に思える疑問に鋭く切り込み、「生きるに値する者と値しない者」を厳しく分ける仕組みを紐解き、『生権力の歴史-脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』(青土社)という本にまとめあげました。
 今回の市民講座では、「生権力」について、そして「生権力」の歴史と脳死・臓器移植や尊厳死との繋がりついて、分かりやすくお話していただきます。

 6歳未満の子どもも含めて220人の重篤な患者に法的脳死判定とそれに基く臓器摘出(2013年5月26日まで)が行われました。臓器不足の名の下に、臓器提供者の拡大を求める声は高まるばかりです。
 また、尊厳死法制化法案が「患者の意思の尊重」「自己決定」の名の下に秋の臨時国会には上程されると言われます。一方でこの流れが、「脳死」患者、「終末期」とされる患者、遷延性意識障害の患者を死へと誘導するものとの批判の声が高まっています。
 「人間の尊厳」とは何なのでしょうか。市民講座で皆さまと共に議論したいと思います。小松美彦さんの著書『生権力の歴史―脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』を読み、ぜひご参加ください。


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