─光る波の間─

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雨音

2006-10-02 09:41:16 | つれづれ
心理的に一番きつい拷問ていうのは、
体に水の滴が、常に落ちてくる状況にしておくことなんだってね。

それを、なるほどなぁって思ったのは、
雨漏りの経験があったからなんだろう。
以前も書いたけど、前の部屋は4階建ての2階なのに雨漏りがした。
なんでそんなとこにいつまでもいたんだ。とか、
大家に直させたらよかっただろう。とか、・・うん。
大家さんは悪い人じゃなかったけど、ちょっと怠慢だったかもね。
一度施工業者と見にきたけど、応急処置だけで、ごまかしごまかしだったもんね。
私も、めんどくさいから自分でパテ塗ってまぁいいやって感じで。

慣れた。

って、思ってたんだ。


特定の場所だけだし、どういう雨でどの程度来るか分かったし、
ま、それで間に合わなくなって引越し決断したんだけど。

でね。新居に越してきて初めて雨が降った夜のこと。
雨だれの音に、反射的に飛び起きた。
“え?この家も雨漏りするの?”
“雨漏りじゃなかったら、どこでどうなってこんな近いとこで音がするの?”
って、家中くまなく見て回っちゃった。笑
雨漏りはしてないらしいって分かったけど、滴の音が耳について眠れなくなって、
耳栓とアイマスクで自分を強制終了。笑

あとでわかったのは、上階ベランダからの雨だれが、
空でひっくり返して置いてたプランターに落ちて響いてたってこと。
雨風に晒されずに生活して眠れる場所があるって、幸せなことなんだな~と、
しみじみ実感したよ。笑
水はなくてはならないものだけど、人間にとって息の根を止めるもんでもあるわけで。
根本的に水中で呼吸はできないし、体温が奪われていくわけだからね。
そういう原初的恐怖を感じてしまったのかもしれない自分。
もっと、ひどい状況で生活してる人々が世界には溢れているっていうのに、弱ちぃです。苦笑




今ある暮らしに感謝しようっと♪





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