─光る波の間─

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メタ・コンシャスネスとか いうらしい。

2004-06-21 19:15:45 | つれづれ
仕事中、けっこう堂々と『ほぼ日』を開いて見てました。
糸井さんが冒頭に、
“人間は自然を破壊するっていうけど、それは人間の力を
過大評価してるのかもしれないね” みたいなことを書いてまして。
全体の文の感じから、「あら、糸井さん『死の壁』読んだのかも?」
などと勝手に考えてもみたりして。

2年前の秋です。
急に「なんだか朝日が見たいぞ。明日は絶対確実に晴れるから朝イチ行く!」
と思い立ったのです。
波乗りしてれば、夜明けを見ることは珍しいことでもなんでもない。
なんでその時そんなに強く思ったのかなあ(笑)

その日の太陽は特別だった。
西の空はまだナイトブルーに包まれ、星も残っていた。
水平線の彼方には何隻ものフェリーが浮かんでいて、明かりが点っている。
ストレッチのために座ると、砂のひと粒ひと粒がやけにはっきりと見えた。

太陽は赤くて、なんとも言えず朱色とピンクを混ぜたように赤くて、
薄い色の空に静かに浮かんだ。
太陽の下に、海と、船と、サーファーと、私と、砂と、海鳥と‥‥
全部ひとつに思えたんだ。

それからこうも思った。
「波はただ繰返すんだな‥。たぶんきっと、何があろうとも。
汚れようが、埋め立てられようが、命を飲み込もうが、人がどんな思いを
持ってようが、ただ波は繰返す。
そしてその営みを、太陽はただじっと見てるんだろう。非難も賛美もせずに。
そのうち、地球が滅んで太陽が光りを無くしても、いつか宇宙のどこかに
偶然条件が揃って、海が生まれたら、波はまた淡々と寄せては返すんだろう。。」

あぁ、ほっとする。

この時の朝日を、時々思い出すんだ。
そうすると、気持ちが楽になる。“ま、いいか。焦らず行こう”ってね。(^^)



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