─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

スイートリトルライズ

2010-03-17 20:51:26 | 音楽・映像・アート

『スイートリトルライズ』 甘い小さな嘘。
ちっとも甘くないけれど。

二人が住むあのマンションは、聡が「彼女は現実感がないから」
っていう、瑠璃子そのもののようで、
とても素敵な住まいのはずなのに、特に映画のはじめの方は
「なんだかどこにいていいか分らない、窮屈な感じのする家だな」と思った。

その家は隅から隅まで瑠璃子の世界で、
そこに聡はちっとも馴染んでいないように見えたからかな。

「うん」 「へぇ」 「ふぅん」 「別に」

同じ言葉でもシーンごとにニュアンスが違っていく。
南朋さん、お見事。
きりっとした役が続いていたから、こういう不器用で、
揺れていて、はっきりしなくて、わかってるくせに流されて…、
でもなんだか魅力的なんだよねみたいな
フクザツな役柄は久しぶりで、「見飽きない人だなあ」と思った。

ただもう少し、映画としては緩急つけてくれたらな、と。
繊細で丁寧だけれども、秘めてる激情みたいなものがもっと
感じられるようになっていたら良かったな。

あとは…まったく個人的な事情で申し訳ないんだけど、
小林十市がどうしても、ブログでのおちゃらけたイメージが勝っちゃって(汗
それに私は彼が俳優に転向してから、お芝居をほとんど見ていないんで、
(黒木瞳が出演した「プリマダム」の、たくみ先生役くらいしか)
ダンサーとしての印象もまだ強すぎてしまう。(素晴らしいダンサーだった!)

でも、あの江國香織の、日常を描いているけど非現実的な世界を
非現実的なセリフで言っていながら、「あ、こういう感じ。感情ってわかる」
と思わせる、リアリティーを生み出す役者さんたちは凄い。

さて次は、『ヴァイクトリア女王』を観る予定。

*


塩味芋煮

2010-03-17 20:06:01 | 食べるもの・食べたもの

ほぼ日で今掲載中の「ほぼ日の芋煮会。」。
そこに飯島奈美さんの“塩味”のレシピがございまして、
ワタクシ、トライしてみました。



作り始めてから蒟蒻を買い忘れたことに気づきまして、
う~~~~む。芋煮に蒟蒻が入ってないなんて!!
このミスは痛恨の極み!!

でも十分美味しかった。^^

ごま油をたらして胡椒をさっとかけても風味が変わってイケる!
すまし汁に合わせて久しぶりにブナコの器を使ってみたりもして。
芋煮+買ってきたおこわ+SAPPOROオフの贅沢
が、今夜の晩餐でした。^^

*