写真は開演前のステージ。都響さんです。
今回チケットを買うのに、ちょっと頑張った公演がありました。
無伴奏チェロに合わせて、勅使河原三郎がダンスをするってやつです。
世界的なダンサーで、パリ・オペラ座にも振付けたりしている方です。
小さな空間で、ナマのチェロに合わせるなんてきっと凄いに違いない!!
初めて見る勅使河原がこれっていいかも!!と。
が、見終わった感想は・・・ 「期待しすぎたかな。。。」
凄いのはすごいって分かるんだけど、正直退屈してしまった
彼のダンスをよく知っていて好きなら問題なかったのかも。
演奏者とダンサーがずーーっと左右に分かれたまんまで、
なんかどこにフォーカスしていいのか分からないままでした。
これが金森穣だったら… 森山開次だったら… なんて思った時点で
入れてないよね。(苦笑
・・・私の目には、チェロの彼女の弓を引き弦を押さえる手のほうが
踊っているようにさえ見えたんだ。
まあ、所詮私は踊ったことのない素人ですから
相変わらず大変な人出なんだけども、雰囲気が穏やかだな~と感じた。
客のほうもイベント慣れたのかもしれない。私を含め。笑
社会を反映してか、かなり経費を抑えてるな~とか、
音楽祭の装飾より東京オリンピック招聘の宣伝のほうが多いな(苦笑)とか、
まあいろいろありますけれども。
私の印象で、2006年のモーツァルトがあまりにも熱狂狂乱していたせいかもしれんがね!(^皿^;)
こんな時代でもスポンサードしてくれる企業さんありがとう
私はそういう企業に心から感謝したいと思う。
コスプレキューピー
地下のレストランで食事をしたらもらっちゃいました
音楽の、完全なる美と善の世界に入ると、本当に日常のことがどうでもよくなる。
とても重大だと考えていたことが小さく小さく萎んで、悩むに値しない馬鹿馬鹿しいもの、
こだわらなくていいものだと分かる。
とても凄い崇め奉りそうな人やものも、宇宙のごくごく一部でしかないんだと分かる。
最後の締めになったのは、児玉姉妹と小曽根真の「3台のピアノのための協奏曲」。
2楽章のインプロ・・・いや、カデンツァはまさにオゾネスタイル!
バッハであることはあくまで崩さず、でもしっかりJAZZテイストが溶け込んで
ほんとにステキだった
根っからのクラシックピアニストと一緒に弾くと、タッチの違いっていうのがよく分かる。
どっちがいいとかじゃなくて、小曽根さんのやわらかさ・軽やかさは素晴らしいです
茂木健一郎さんの対談とか、マスタークラスの見学とか、
もっともっといたかったなー・・・ 帰りたくなかった。
ということで、音楽的収穫はジョシュ・チートハムのヴィオルのソロCDと
カプリッチョ・ストラヴァガンテの「四季」。
シンフォニア・ヴァルソヴィアを指揮したカントロフの「バッハ・ヴァイオリン協奏曲1番&2番」。
今、ヘビロテで聴いてます。バロックっていいなぁ~・・
合間に、お決まりの日比谷公園散歩に行きました。
この公園の中にお気に入りの樹があって今回も会いに行ったのだけれど、
若かった気配が急に雄雄しくなっていて驚きました。
さよなら、フォーラム。また会いましょう。
来年のテーマは 『ショパン』 だそうです。^^
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