今日、昔一緒に仕事をしていた人に会った。
少し年上のその人とは、また一緒に仕事が出来る機会が持てそうだったので
久しぶりに挨拶に行ったのだ。
突然の往訪だったのに、部屋の一番奥の席に座っていたその人は、
当時と変わらぬ笑顔で私を迎えてくれた。
「7年、8年になりますか…」
当時、それなりの志を持って働いていた私達は、突然現れたの無責任な大きな力によって、
やりかけの仕事も何もかも置き去りに離れてしまったのだ。
時は流れ、お互いの風貌と立場が少し変わることによって、
また一緒に仕事ができるようになった境遇を狭い廊下で笑って話した。
「遠回りしましたけど、我慢すれば、また巡ってくるもんですね」
「本当だな」
久しぶりの再会は、今日まで掛かった長い時間とは違い、短い時間の立ち話で終わった。
でもそれで十分だった。
建物を出ると、朝から降り続く冷たい雨に濡れたが、
これからのことを思うと、私の胸は清々しく、当時のようにドキドキしていた。
少し年上のその人とは、また一緒に仕事が出来る機会が持てそうだったので
久しぶりに挨拶に行ったのだ。
突然の往訪だったのに、部屋の一番奥の席に座っていたその人は、
当時と変わらぬ笑顔で私を迎えてくれた。
「7年、8年になりますか…」
当時、それなりの志を持って働いていた私達は、突然現れたの無責任な大きな力によって、
やりかけの仕事も何もかも置き去りに離れてしまったのだ。
時は流れ、お互いの風貌と立場が少し変わることによって、
また一緒に仕事ができるようになった境遇を狭い廊下で笑って話した。
「遠回りしましたけど、我慢すれば、また巡ってくるもんですね」
「本当だな」
久しぶりの再会は、今日まで掛かった長い時間とは違い、短い時間の立ち話で終わった。
でもそれで十分だった。
建物を出ると、朝から降り続く冷たい雨に濡れたが、
これからのことを思うと、私の胸は清々しく、当時のようにドキドキしていた。