和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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 出演者の皆様の心に問う

2017-02-05 19:44:55 | HANA 民謡コンサート
 和楽の会民謡 会主です この度はご縁があり、4月9日(日)に呉市役所内に於いて開催されます 熊本支援チャリティー民謡コンサートへの出演にご賛同くださりまして、心よりお喜びと感謝をお伝えします。 このコンサートに参加される決意には、お一人、お一人、それぞれの事情がお有りになられることでしょう。 皆様の決意を問う前に、私の決意を皆様方に先に伝えておかなくては、なりませんので、ここに書いておこうと思います。


まず、私は出演者様方、全ての方が好きです。 誰一人、嫌いな方、苦手な方は、いらっしゃいません。 私が選ばせていただきました以上、私の心が納得いかない方は、お一人も入ってはございません。 ただ、好きな民謡人は、他にもたくさん存在するのですが、今回のプロジェクトに関しましては、主役が須賀道子さんですので、須賀道子さんを伴奏で支えることの可能な方を中心に集めさせていただきました。


主催者というものは、基本的に出演者であったり、演目であったり、全てに於きまして決める権利というものがあります。 もちろん、その決定に不服がある場合や、ご納得いかない場合には、出演を断られることもあるわけでして(もちろん可能性は、今でもございます)、イベントを完了するまで、答えはわかりません。 一見、主催者はいいな、なんて感じられる方がいらっしゃるかもわかりませんが・・ 主催者がどんなに大変かをご存知の方であれば、こんな大変な役を自ら引き受ける人なんていないことでしょう。


なぜなら、主催者には、開催費用を工面しなければならないことや、イベントに於いての責任の一切を負担しなければならないなどの非常に重いリスクを背負う勇気と責任が必要だからなのです。 この世の中で、誰かが、この役を買って現れてくれませんと、このような大きなイベントは起きることさえ出来ず・・ 私がお呼びしたような素晴らしき民謡人の技と心を披露できる場も限られてしまうというものなのです。


話は、題に戻りますが、まずは、私から、なぜ、このイベントを立ち上げようと決心をしたのかを、ここに記しておきます。 まず私は小さな頃、母親と広島市の街を歩いておりまして、よく募金活動と出会うことがございました。 その時、優しい母親は、私に募金をまずは、自らが率先して行う姿勢を私に見せ、そして、私にも募金をさせることを教えてくれました。 しかし、ある時、ニュースで・・ 私達が行った募金のお金を、横領し、逮捕されたとのニュースを見たのでした。 とても悲しかったです。 私は、それから募金というものが信じられなくなってしまったのでした。


そして、その日を境に、募金箱を避けて歩くようになってしまったのです。 だけど46歳の秋に、私は岡山県で開催された千屋牛追い唄全国大会時に、会場横にあるブースにて、学生さんたちが募金を呼びかける姿を目の当たりにして、ふと募金を入れたくなったので入れたのです。 久しぶりに、なんか良いことをしたのだという嬉しさがこみ上げてきました(嬉) 学生さんは、嬉しそうな表情で私に頭を下げてくださりました。 母も入れました。 母が入れる光景を眺め、私はなんと良い母親に産んでもらえたのだと、心の底から嬉しくなった瞬間でございました。


そして時は戻り、2年半くらい前でしょうか・・ あるブログの質問に世界で一番尊敬する人は誰でしょう?との問いに私は、須賀道子と書いておりましたら・・ 信じられないことに、それをご本人がネットで発見され、私にメッセージを送ってきてくださったのでした(驚) それから、メッセージの交換がシーズンに1度くらいで行われました。 私は、須賀道子さんに、駄目下にて、「和楽の会民謡が5周年か10周年を迎えた時、須賀道子さんにも一緒に祝っていただくことは、出来ませんでしょうか」とのお願い事をメッセージに託したのでした 


須賀道子さんは、「そういうことでしたら、是非とも喜んでかけつけましょう」とお約束を交わしてくださったのでした。 それでも、私は、それが本当に実現できるなんて想像もしておりませんでした。 そして、和楽の会民謡も、なんとか無事に5周年を去年の秋に迎えることが出来、私は須賀道子さんに、本格的にお願いしたのでした。 道子さんは 「4月9日は今のところ空いておりますので、コンサートのお話は進めていただいて構いませんからお願い致しますね」との嬉しいお返事をいただいたのでした。 私は実行する決断をそこで固めました。 そして、その時に閃いたのです 


須賀道子さんは、熊本県の出身でした そのことと、岡山での募金を入れた行動とが・・ 〇〇APのように2つが合わさり思い浮かんだのが、熊本支援チャリティー民謡コンサートだったのです  私が主催者になった一番の理由は、須賀道子さんと同じ舞台に立つという夢と、須賀さんの出身であります、熊本県に民謡を通じて愛の手を差し伸べたいという、大きな2つの理由からでした。


最後に出演者(プロではない方へ)の皆様に問いたいことがございます。 あなた様は、なぜ私に選ばれ、そして、出演することをお決めになられたのでしょうか  すごい遠方ですのに・・  収入にもならない・・ 自分の時間は取られる・・ 着物の準備もしなければならず・・ 主催者の言うことも飲まねばならない・・ 呉まで行かなければならず・・  朝も早くから起きて準備も大変・・  家族も犠牲になります・・  それでも、なぜ立ち上がってくださったのでしょうか


ご自分のため  それとも人のため   民謡のため   誘ってくださった方の名誉のため   主催者のためではありませんよね    熊本県のためでしょうか   私は、当日、お会いしたなら・・ こっそりと質問してみるかもしれませんが  どうぞ、よろしくお答えいただければ思います(何も言う必要もございませんけれどもね


皆さん、それぞれに理由がお有りだと思っております。 それでも、このメンバーに選ばれたのって 奇跡だと思いませんか 宝くじの確立より、もしかしたら低いのかもしれませんよ  私がこの国に生まれていなかったら・・ 須賀道子さんがメッセージをくださっていなかったなら・・ 私が菅笠節全国大会でお夏さんとお会いしてなかったなら  母が父と会っていなかったなら・・ そんなことを考えていましたら・・ このメンバーが4月9日(日)に呉市にて顔を合わせる確立って・・ すごい貴重な確立であると私は考えているのです 


そして、当日、もうひとつ大きな団体との出会いがございます。 それは、観覧者さんです  舞台を作る側と見る側・・ これらが一体となって誠のホール全体の雰囲気が完成するのですよね  それは、きっと素晴らしい体験と経験と想い出となることでしょう。 その時は、もう二度と現れません。 人生の中でたった一度、一回切りなのです(貴重) 皆様、当日、私達、出演者と会いましょう  よろしくお願い申し上げます 

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