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 天国への階段を昇るステージ

2017-04-11 22:16:54 | HANA 民謡コンサート
私は天国に昇っているのではなかろうか・・ スポットライトが余りに眩しくて観覧席が見えなくなっていた。 こんな経験は生まれて初めてだったし、くれ絆ホールに惚れこみ、選んだからこそ、このような未知の体験が出来るのだと、米谷さんの音戸の舟唄のたくましき尺八の音色に魅了されながら唄い始めを待っていた。 米谷さんは男らしく、とても優しく、笑わせてくださったり、とにかく器の大きな方であり、勿論、伴奏は素晴らしいので、どんと胸を借りる気持ちで楽でした。

毎日、約、丸々3ヶ月少しの短い期間の中、一人で、いや秘書も、かなり助けてくれましたが それでも毎日が戦争のようでして、本当に命を掛けているとは、このことだったのです。 だから、その積み重ねの苦労と努力のお陰で、米谷さんを招くことが出来、そして舞台上にて競演出来ているのだという実感が、一つ、私に大きな喜びを与え魔法を掛けてくれていたのだと、今、思っております。

前日に支援の募金箱を5つ製作し、時計を見れば深夜を越えて午前様 本当に自分が情けなかったのです こんなんじゃー 明日の・・ いや今日の本番での音戸の舟唄は、予定の6本→4本に下げなければ唄えないと覚悟を決めておりました。 ところが本番当日にみんな続々とくれ絆ホール舞台裏に集まってくださって 

皆さん、私に「今日は宜しくお願いします」と頭を下げてくださって・・ 私は本当に皆、素晴らしい民謡人ばかりなのに・・ 私に頭を下げてくださるなんて・・ 主催者ってすごいんだなって・・ 感じておりました。 それでも、本番を迎えるまでの準備に、どれだけの苦労と努力と命に危険もあったことは、誰にもわからない事実であり・・ 私は、とにかく本番の日を迎えるまで、なんとか生きていたくて・・ 特に車に乗る際には安全を心がけました 

全てをこのコンサートに掛け、生きてきたのでした  自分に出来る全ての力を注ごうと必死でした。 使ったことのないチェーンソーを使用して太鼓の台を製作したり 手書きでポスターを20枚ほど書いたり(1枚に4~5時間必要でした) ポスターを観た方が、主催者の心意気がわかるようにと真剣に書いたのでした。 そんな努力の全ての大変さ、苦しさ、狂ったこともありました。 全部が、その一瞬の米谷さんとの競演の3分のために頑張ったのでした  本当に辛く苦しい道でした。

私は自分が主催者を2度、経験したので・・ 主催者の苦労を理解できます。 だから主催者であれば、尊敬します。 主催者なんて正直、やるもんじゃーないです。 頭の良い方だとやるはずがありません。 誰も、その大変さをわからず(経験がないとわかるはずもありませんから)、お金は火の車です。 全てが自分の思う通りに動いてくれるわけもなく泣きたい日は何日もあり、泣いた時も何度もありました。 それでもなぜ、私は主催者をするのか。

それは、自分が尊敬する大好きな民謡人と一緒の共通の思い出をメイキングできるからなのです 苦しくても本番は全く逆です 天国です 竜宮城です  女性は着物を着るともっと美しく 楽器を奏でると更に美しく 舞台に立てば格好良く品がたち 男子は男らしく日本男児らしく 最高に輝いているのです そんな男女が最高のパフォーマンスで舞台を演出してくれるわけですのでね。 そのたった2時間のために、どれだけの苦労を背負わなければならないのか 

だけども、一瞬の幸せのために全てを尽くし積み上げてきたのです。 それだけに皆さんと会えるだけでも涙モノでした ましてや、そのような素晴らしい民謡人は、どんなに大変なことかを理解してくださっており、みんな私に優しく接してくださいました。 2時間15分で終えましたが本当に素晴らしい体験でございました。 米谷さんと田村さんとの舞台競演で眩しすぎるスポットライトを浴びながら唄った、音戸の舟唄

唄っている最中に天に昇っていっている感覚で・・ ああ、この感覚を味わうために照明さんが必要なのだと痛感いたしました。 最初はスポットなんかナシにて経費削減で簡単に考えていたのでした だけれども舞台監督から、これだけの素晴らしいメンバーを集めてスポットナシじゃ勿体無いですよね。とアドバイスを受けましてね エーイ こうなったら、最高の演出になるように経費削減は諦めようと決めたのでした 

主催者には、恐ろしいほどのお金が必要となるのです  だけどもたった2時間だけ夢を見る権利が許されるのです。 私が音戸の舟唄を舞台上で唄い、観覧者さんは、皆、黙って静かに聴いてくださっておりました。 見えない観覧席から全く雑音は聴こえませんでした。 皆、私の心を読み取ろうと耳を傾けてくださっている感覚が伝わってくる素敵な空間だったのです。 まるで私は空を飛んでいるかのようでした。 羽根が生えて天国に行けるのかなという感じでした。 この時間だけは、米谷さんも田村さんも、僕のために頑張ってくださっているんだ

そう思うと感動して・・ それが良い方向に働きましてね・・ 良い舟唄が唄えました。 今まで一番良かったと実感できました。 くれ絆ホールと米谷さんと田村さんの協力により、この唄が完成したのです。 この映像は未来に残してゆきたいと考えているのです。 今は、疲れ果て何もする気持ちの余裕がございません。 とにかく1日、1日、頑張って働いて5年後の10周年を計画してゆきたいですね 

今度は、茨城県の夏生さんと埼玉県のMAKIさん、宮城県のすみれさん、必ず来ていただきたいですね  頑張って働いて、また貯金をしないとですね  本日もご拝読、誠にありがとうございました 


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