中国山脈を乗り越え鳥取へと入り
大体、朝8:45分に到着する予定であった だが
ゆうさんの車にはナビがない
万が一、道を間違えれば
かなりのタイムロスとなるのであった
私は当初、ネットの一般道で最短のルートをあらかじめ探ってはいたのだったが
そのルートは多くの県道を通るし、曲がらなければならない交差点の数も多かった
岡山後楽ホテルを朝出たのは、早朝 6:15分・・ すでにスタートから予定の6時を15分ばかりオーバーしていたのだった 
私は僅かだったが焦っていた
それは撮影させていただく競技者の皆様にお一人お一人、事情を丁寧に説明させていただきお願いをさせていただくことに少しでも多くの時間が必要だったからなのである
この撮影は民謡の未来に架かっていた
その映像を日本の誰かが観ていただければ民謡をより好きになってくださり、更には大会にも参加したくなるかもしれないと思っていたからであった
私は今まで師匠にもつかず一人で民謡を研究、いや、その道のりでは、じろうさんや、こばさん、お夏さんの見事なアドバイスにも助けられ私はここまで歩んでこられたのであった
今日、撮影させていただいた映像は未来の日本の宝物となることを私だけが知っていた
ネットで民謡を探してみても
実はあまり参考になる映像は限りなく少ない
こんなに素晴らしい世界は民謡大会での観覧席(空席が多い)にて観ている人か競技者にしか魅力は知られていないという現実に
私は少し危機感を覚えていたのだった 
誰かが、その閑散としたインターネットでの民謡の世界に
潤い
を与える人物が必要だと僕は思った
その考え方に賛同してくださった多くの素晴らしき民謡人が私の民謡動画集の中にはたくさん存在しているのである。 中でも広島県の赤田先生、島根県の夢先生と会長、兵庫県のお夏さんのような大きな存在を持つ民謡人も力を与えてくださり私は感謝してもしきれない縁があるのです
それに続く素晴らしき民謡人さん達と会おうと喜び勇んで鳥取市文化ホールを目指していたのでありました
鳥取道を抜け降りた辺りでまず道を迷った
とにかく街へと続きそうな大きな道路を走ってゆくのだが
なにしろナビがないので厳しかった
気がつくとなにやら街から外れかかってきた雰囲気に襲われ始めていた
私はすぐに大きなショッピングセンターの駐車場へと入った(家で調べてわかったのですが、鳥取港近くのイオンだったのです
)
そうここで人に聞いてみるしかない
私はすでに到着予定時刻を30分も過ぎてしまっていた
それに交渉する時間も必要だ
急がなくては
その時、私の目の前に一台の白い車に女性が乗っておられて・・ 心の中では男性に聞く方が道に詳しいし同姓だから心配もかけず都合が良いとも脳裏を廻ったのではあったのだったが
なしにろ私にはとまどう時間なんてなかったのだ 
私は白い車の下へと駆け寄っていった・・ その時にもわずかながら作戦があった・・ 道を聞く相手さんが女性であったため
怖がらせてはまずい
よしっ 閃いた
北の国からの主人公である 田中邦衛さんのあの両手を微妙に開きながら小走る、あれならか弱そうに見えて少しでも安心してくれるだろうと僕はなぜだか思っていた。 その走り方で「すみませ~ん すみませ~ん」と困った表情で女性の車に近寄ったのだったが・・ あれ
ウインドウが開かない 閉じたままだった
どうも警戒されているご様子であった
だが、諦めることの出来ないゆうさんは ひたすら助けを求めるジェスチャーを行う
すると心の窓を僅かに開けてくださったのだろう ウインドウが三分の一ほど開けてくださった
そこから女性の声が初めて聴こえてきた
それは私にとっては
まるで天から降りてきた蜘蛛の糸の心境だった。 もしかしたら、この方が道を教えてくださるかもしれない
私は一抹の思いで聞いてみた 「あのー 鳥取駅前を目指しているのですが、ここは全く違うところなのでしょうか
」
鳥取美人さん
「あっ そうでしたか ココは行き過ぎてますね~ この道を引き戻してしばらく真っ直ぐに進んでください そして橋を渡って走っていると左手にカインズホームというお店が見えてきますので、そこで左折すれば駅前に行けますよ」 
と、やさしく教えてくださった
私は蜘蛛の糸により地上に救われた思いであった
これも一期一会とばかりにアンナシもみじ饅頭を
させていたいた。 この方が教えてくださらなかったら ゆうさん 大会に間に合ってはいなかったのである
鳥取の女性は美しくやさしい
私は胸をワクワク膨らませ鳥取駅前を目指していった
カインズホーム カインズホーム この言葉だけが私達にとっての助けの言葉となり、私は運転をしながらずっと、この言葉を唱えていた。 そして、カインズホームの看板を見つけたのだったが、その時にはすでにお店の前を通りすぎていた・・ 実は、カインズホームの名前は英語での表示だったので発見にやや時間がかかってしまったのだった
手前を左折しなくてはならなかったのに、私はその交差点をすでに過ぎてしまっていたのであった(家に帰ってから地図で調べて初めて気がついたのです
) そして、えらい細い斜めに入る道に迷い込んでしまって
もう駄目かと思っていた
あっ 川に出た そして向こう側に表示看板がある
あそこまで行けばヒント
が書かれているかもしれない
入ってみると鳥取駅⇒と書かれてあった 左折だ
がしかし、駅まで行けたとしても、そこが駅の南なのか北なのか私にはわからない
とにかく駅に近づかなければ話はならないのである すでに朝9時30分になろうとしていた
予定の8時30分を大きく越していた
競技者さんとの交渉の時間がなくなってしまうー
いやいや ゆうさん焦るな
事故
が一番怖いからさ
冷静になるんだ
遅れてもあなたの出番は遅番だからさー 頑張れ
そして駅近くまでなんとかたどり着いた時、道端におじさんが歩いていた
またまた ゆうさんすかさず車を停めて、おじさんに助けを求めた 「すみませーん 駅の北側に行きたいのですが、ここは南、北、どちらでしょうか
」
「北側だよー 手前の交差点を左折しなさい、駅前に出れるよ」 最後の天使のおじさんありがとう
これで文化ホールにたどり着けそうだ
問題は駐車場である 無料の場所が空いていることを願った
そして朝9時50分頃 鳥取市文化ホール 会場第2駐車場に無事到着出来た 昨夜から家を車で出て片道合計8時間30分くらい走った
さあ これから人生初めての貝殻節全国大会が幕を開けることとなる
さて どんな素敵な民謡人との出会いが ゆうさんを待っているのであろうか 乞うご期待 
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この撮影は民謡の未来に架かっていた








誰かが、その閑散としたインターネットでの民謡の世界に

















私は白い車の下へと駆け寄っていった・・ その時にもわずかながら作戦があった・・ 道を聞く相手さんが女性であったため













鳥取美人さん

















がしかし、駅まで行けたとしても、そこが駅の南なのか北なのか私にはわからない





















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