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お祝いコンサート 隠岐どっさり節 後半10

2013-05-18 17:17:01 | 赤田鶴子生誕80年お祝いコンサート
お祝いコンサート 隠岐どっさり節 後半10




和楽ファンのみなさまこんにちは






この隠岐どっさり節(そば打ち踊り入り)が今回の赤田鶴子先生のお祝いコンサートの中で観覧者様から最も好評であった






曲の合間に  夢先生(唄美人)が 「踊り手に向かって  いい男だねー 」って語る・・  そしたら私の母が(ビデオのそばにいる














 えらく大笑い






 よっぽど楽しかったのだろう  そりゃそうです 踊り手の菊正先生の楽しそうな表情ったら 誰が観ても 楽しくならないわけにはいかない素晴らしい表情としぐさなのですから





そんな素敵な先生でも・・  昔は大馬鹿野郎だったらしくてですね  だから今の隠岐もあるのかもしれないですよね   先生曰く・・ 全国に大馬鹿野郎がどれくらいいるのか





によってこの世が楽しくなるのか動くのかが決まってゆくらしいですから  きっと ゆうさんみたいな人間も世の中には必要なのでしょうね~





そういえば観覧者さまから  こんな提案があった  民謡を観に来た観覧者さんには、唄っている歌詞がわかり辛いので  もし可能であれば・・ 後ろのカラー照明が当たっている白い部分に 歌詞を流してもらえたなら




もっと楽しく感動もできると思いましたと意見をいただけました   うーん確かに  素晴らしいご意見ですよね~  僕ら民謡人の中でさえ・・  例えば秋田小原節の歌詞を覚えている方がいったい何名いらっしゃるだろうか




本荘追分などの早さがあるテンポの良い曲(節回しもすごい)では・・  初めて聞く人には  ほぼ98%何を唄っているのか・・  何が伝えたいのかがわからないと思うのです。





例えば 山中節とかの ゆっくりはっきりとした唄の場合だったならば・・  わかりやすいと思うのですが・・  確かに民謡は何度も聞いて歌詞も頭に入る頃に良さがだんだんわかってくる感じだと思いますので・・




この素晴らしい民謡をコンサートで観覧者様に  なるべく深く丁寧に味わっていただく工夫がこれからは必要であると私も考えました。  例えば・・  宇宙戦艦ヤマトの歌でも




画面に歌詞が現われてきて  その歌詞を見ながら歌を聴いておりますと  よーく心に入ってきて感動も増しますものね  つまり、歌の歌詞の何が訴え感動させるのかの意味が理解できないまま・・




ただ聞いているだけでは、本当に勿体ないんですね  秋田小原節の歌詞なんて・・  あの歌詞の意味を芯底理解して自分の立場に置き変えて聞けたなら・・  絶対にハンカチなしでは聞けはしませんもの




もう命が奪われる  大黒柱のお父さん  鹿さん が 狩人と赤毛の犬と黒毛の犬に狙われてしまって  もう亡くなってしまう寸前に




残される妻や子供のことを想うと同時に地面に落ちる  その涙が地面に沈むのを観た瞬間に 涙の命が自分の命をより先に秋田小原の地に沈むのだということを悟った鹿さん




なんという自然の厳しさ  人間の生きてゆくための現実  それを上手に唄にした作詞家の素晴らしき表現  そして・・  この唄をちゃんと意味を理解し唄として表現できる人は滅多にいないと僕は思うのです。





この唄は、技術ばかりをいくら練習したって  本当の意味で唄にはなりません(私の考えでは) 私は岡山で仲間と合同練習した時に・・ その仲間が目の前で唄ってくれた時に芯の蔵が感動で震えた














この人の唄には慈悲が深く存在する  きっと人にはいえぬ大きな苦労、試練を潜り抜けられ生きてこられたのだろうと感じました(私の心に感じただけでございます




いくら音程が完璧に合っていたとしても・・  節回しが確実であったとしても・・  私にとって・・  その慈悲深さを感じられない秋田小原節には興味がない




つまり、何が言いたいのかと申しますと・・  僕の考える民謡の素晴らしい世界とは  自分の潜り抜けた人生の試練を唄や楽器の音色にどれだけ変換してゆくことができるのかの発表の場だと思うのでございます。




現在、本場の隠岐の島に日本一を夢に観て  遠く関東から競技に参加されている先輩方がいらっしゃいます  私は強く尊敬する 広島の赤田先生だって隠岐に25年間通い続けて晴れの日本一を掴まれたのです





日本一は簡単にはなれません 難しいからこそみんなが隠岐を目指すのです  そしてその頂点を目指す  あなたが眩しいのです




民謡大会というものは全国にございます  私が考える民謡を上達させる良い方法といいますのは・・  さまざまな民謡の世界を観て感じて味わうことがとても大切であると思っております。





もちろん民謡だけではございません。  観光でもそうです。  何も動かない人は、何も心に得ることが少なくなってしまうために心が育ちません。  特に遠い地に遠征に出向く方は得るものが大きくなります(比例してお金も多く必要です




お金を自分のために使う人は優れてゆきます  関東へ私達、中国地方の民謡人が大会に行けば  大会側は大喜びしてくださり大歓迎してくださいます  私も同じでした。  関東というはるか遠い地から二人も応援に駆けつけてくださった事実




このことは生涯忘れることはありません  その他、隠岐の島、松江、岡山、大阪などなど・・  その一瞬の舞台の為に集まってくださった民謡仲間や先生方、助っ人様方・・  本当にありがとうございました





私はこれからも民謡に命を捧げてゆく覚悟でございます  どのようにすれば舞台が映えるのか・・  そしてどう工夫すれば観覧車さまにわかりやすくなるのか  そして何よりも重要なのが・・  出演者の身になって考えるということでございます




出演者が楽しくない舞台は  ハッキリ言って死んでしまいます  まず笑顔がなくなる  観る側もおもしろくありません  ということで・・  実は、出演者様に対してどのように心配りを行うかに架かっているということになるのです





あの人に呼んでもらえて私は良かった  ゆうさんの行う舞台に私も参加してみたい  ← 将来、こんな感じになることが今の私の新たな夢でございます  本日もご拝読、誠にありがとうございました








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