和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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 母の最初で最後のコンサートになる

2016-10-17 14:39:58 | HANA 民謡コンサート
家の歴史のことを どうか ここに書くことをお許しくださいませ。 この事実はコンサートを行う上において出演者さまには知っておいていただきたいことなのでございます。 私の母は今は亡き父と島根は一畑観光のバスの中でガイドと客として二人は出会いました。 父は母に一目惚れにて漢字が間違いだらけの手紙を5通受け取ったと私に教えてくれました。

母は恋愛が非常に苦手でしてね、それでも一生懸命に手紙を送ってくる父に対して、一度はお会いしてみようと思うようになり、父が行っていた軟式野球の試合を観に行ったのでした。 その時、一生懸命にプレーをする父を見て、母は、この人は良い人だと思ったそうです。 そして父のアタックも実り、二人は結婚。 3人目の子供として、私が生まれました。

残念ながら父は、ギャンブルが大好きな男でして、よく博打をしては借金を重ね、家計は火の車でした。 母は父と結婚する前でも、親元が厳しいやり繰りの中、大人になっておりましたので、母にとってお金に余裕のある暮らしなどの経験は0でした。 母は、可愛そうに自分で服を選んで買ったり、楽しんだりといった暮らしからは、全く離れた非常に厳しく追われた生活をずっとずっと、これまで送って参りました。

今でも、父が売り払った家や土地の借金を、私と二人三脚にて23年もの間、払い続けております。 そんな母も、今年で76歳。 敬老会に呼ばれるまでに年を取りました。 話は会のことに変わりますが、和楽の会民謡も、皆様方の応援のお陰もございまして、5周年を迎えました(感謝です)。 そこで私は、2017年の春に記念コンサートを行いたいと夢を見るようになったのです。

母が舞台に立てる(現役で)としたなら、この春が最初で最後だと思っております。 私は、そんな母に奇跡のコンサートを見せてやりたい。 そして共に出演者として舞台に立ちたいのです。 そんなことも含め、会のことも含めて、私はある民謡人に駄目当然にて、その記念コンサートに出演していただけませんかとお誘いのメッセージを出させていただいたのでした。 もちろんお返事など頂けないだろうと思っておりました。 

まさか素人で何のつてもない私にそんな夢の民謡人が力を貸してくれるはずもないと考えていたのでした。 だけど人生は、誰に対しても一度っきりです。 大好きな尊敬する民謡人に一度も声も掛けず諦め生きてゆくなど私には出来ませんでした。 そのタイミングが今だったのです。 このタイミングというものは非常に大事でして・・

すべての条件が揃うのを待っていたのでは、大きなチャンスを逃してしまう可能性も出てくるものなのです。 私にとってお金がないとか、そんなものは、あまり大きな問題ではなく(なくてもないなりのやり方を考えればいいのですから) 一番大切なことは、世の中で最も尊敬していた民謡人が、こんな私に力を貸してやろうとする、民謡愛なのです。

これは、どんなにお金を積んでも買えるものでは、ございません。 更には、そんな条件も知らずに兵庫県の民謡仲間からメールで連絡があり、私が、そんな良いお話を隠してコンサートのことを述べると是非、協力したいと申し出てくださいました。 更には、その前から赤田先生からもお電話を頂きまして、コンサートを行うのであれば、私も喜んで出演させていただきますよとの大変有り難いお言葉を頂いているのでございます。

もう、こうなったなら、私の知っている民謡人の中で腕の優れた心の美しい民謡人に土下座でもしてお願いするしかないっ。 そんな状況です。 もちろん土下座しても駄目な方は駄目でしてね。 それは平生往生というものです。 頼まなくても喜んで協力しますよと言ってくださる有り難い民謡人さんも存在することは、私にとって本当に在り難く力強い存在なのです。

現在、特別ゲストの伴奏者を集めるために、広島県の素晴らしい民謡会に所属されている方に要請を行っております(2名) 4月9日は、今のところは空いてるそうですが、上の先生方の許可が必要とのことで、まだ確実ではございません。 それに兵庫県の伴奏者さんのご友人(笛の達人)さんへも要請をしておりますが、お返事待ちとなっております。

もう、こうなった以上、やるしかなくなりました。 下がる手など私にはございません。 保険を解約してでもお金を作る覚悟です。 世界で一番尊敬しておりました民謡人さんと共に組んで舞台に立てるのであれば、私はそれを最後に民謡人生が終わったとしても後悔はございません。 出来ることならば、死ぬまでに一度は、生でその方の唄を聴いてみたかったのが私の密かな夢でした。

今、その方が、私の目の前で歌ってくださるかもしれない。 それだけで私は手が震えるのです。 その方のお名前は、絶対にここで書けません。 読んでいる方々で想像してみてください、質問にも答えることなど出来ません  誰だって、民謡をやってる方でしたら、お一人くらい、いらっしゃるでしょ。 この方の唄を一度は聴いてみたいとか。 ちなみに私は、三味線だったら、隠岐の夢先生とナシ先輩の三味線を生で聴けましたので大変満足できております。

もうコンサートまで半年を切りましたね。 クラウドファウンディングも1ヶ月ずれ込みましてね、今月下旬スタートとなる予定だそうです。 期間は1ヶ月の予定でしたが、担当者さんが変わったら、1ヶ月半頂けることとなりました。 全国の民謡ファンが、一体、何名、私の民謡コンサートに対する心構えを読んでくださるのかな。 例え、1円も集まらなくったって、それでもいいのです。 大切ななのは、集まる金額よりも、それを行おうとする心なのですから。

私は自分の民謡人生に於いて、後悔だけはしたくはありません。 何かをやろうとして、一生懸命に動いたならば、それが一番輝かしい実績となるのです。 失敗は成功のもとですからね  笛の達人さんの協力がもし得られなければ、私は笛を購入する覚悟です。 どこまで形に出来るか挑戦なのでございます。 本日もご拝読、ありがとうございました(感謝です)

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