夜、寝る
二時から三時ごろに、
だれかが寝床にきて
がり がり がり となにかを掻いて
「んかう」と
要求する。（これは ふくちゃん。ノリが欲しい）
それが済むと
五時ごろ
「ん にゃー・・・ んん にゃーーーーー。んにゃーーーーーーーーーー。」
と不満そうな音程で
「俺は世界一かわいそうな猫・・俺ってかわいそう・・・俺はなんてかわいそうな猫なんだ」
という感じの声で起こされる
（これは 太郎。 ご飯を食べたい時もあるし、ただ一緒に寝たいときもある）
その合間にいくつかうんこを片付ける
芳しき匂いに気づかず寝ていることもままある。
そのうち
六時か七時ごろに
ざり ざり ざり ざり ざり ざり ざりざりざり ざり
と
手当たりしだいの
ビニールをしつこく舐め続ける音がして、また目を覚ます。
（これはキューちゃん。
キューちゃんは、
鰹節の入ったビニール袋を噛んでいたら
うまい汁が出てきた体験から
ビニール袋を舐めたり噛んだりする癖がついてしまった）
こうして、日々
猫のきもちを解釈し、
場当たり的に対応している私です。
