た す すすすー たす すすすー
たす すすすー すすすー
たすすすすーたすすすすー
たすすっすすっすすすー
たすけの歌は、
思いっきり、はずしながら、
いなかの人(東北方面)の人が、
鼻歌を歌っている雰囲気で歌う。
感情は平坦である。
とくに嬉しさも悲しさもなく、
どこまでも感情はこもらず、
なんとなくの平和を現している。
たすけは、
すごく首が太く
ふとましい胴体がカッチこちに硬くて、
おそらく6kgちかくあるような
たくましい体躯になってしまった。
重いのに、抱かれるのが大好きのようである。

もともとは小柄な猫だったのに、
家の中でバリバリとドライフードを食べ、
片足がないにもかかわらず
もっともアクティブに窓辺の棚上に登り、時に足を滑らしておちても、
くじけず
先住猫にどんなに疎まれようと、
ひるむことなく 果敢に 迫っていき
可愛がられる立場を獲得した。
外猫とのコミニュケーションも欠かさず、他の猫への関心を隠さず
常にどこか 窓辺で
めえ めぇめえ と羊のように奇声をあげている
昨年の5月末、左足を負傷しているところを見つけた
断脚して、しばらくは別室に隔離して
他の猫とはあわないようにしてきた
昨夏 茶トラの子猫を保護し同室にしておいたところ、
子猫の面倒を見るそぶりを見せ、それから
だんだん性格の明るさを取り戻していった
子猫が里親に貰われていく時は
心配したが、
その後自発的に他の先住猫と交わるようになり、
今に至る。
