ゴルフ熱中症 もがくアマチュア

新旧ゴルフ理論を満載、その理論に基づいて練習、ラウンドした結果を紹介します。また、政治経済もモノ申します。

大山志保はジャンボ尾崎に通じる手先の器用さ あえて寛容性の大きいクラブという選択肢【契約フリーから学ぶクラブ選び】・・・PINのクラブがいい?

2019-04-11 15:59:33 | 日記

年々クラブ契約をフリーにする選手が増えている国内女子ツアー。2018年には賞金女王のアン・ソンジュ(韓国)をはじめ賞金ランキングトップ5のうち3人が契約フリーという状態に。19年も笠りつ子、イ・ミニョン(韓国)ら実力者たちがフリーとなり、様々なメーカーのクラブが入った14本で戦っている。

開幕戦で激写! これが大山志保のセッティング写真

多種多様なクラブを選べるのは我々アマチュアも同じこと。つまり彼女たちのセッティングを見ることで、アマチュアが選ぶべきクラブが見えてくるのではないか。ということで契約フリーの選手の14本を徹底調査した。今回は9年ぶりにクラブ契約フリーとなった大山志保。

【大山志保2019年開幕時のセッティング】
1W:PING G400 ドライバー 9.0度
(アッタス G7/5S)
3W:PING Gフェアウェイウッド 14.5度
3U:PING G30ハイブリッド 19度
4U:PING G30ハイブリッド 22度
5U:PING G30ハイブリッド 26度
5I~W:PING i20アイアン
W:フォーティーン RM22 52度
W:フォーティーン RM22 58度
PT:オデッセイ O-WORKS TOUR DOUBLE WIDE
BALL:ダンロップ SRIXON Z-STAR

大山は11年にPINGとクラブ契約を結んでからは長らく愛用してきたが、17年にヤマハと新規契約。そして今季10年シーズン以来となるクラブ契約フリーとなった。

そんな大山の19年開幕時のセッティングを、プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏はこう見ている。

人気のある大山選手の魅力は、ガッツ溢れる変わらないプレースタイル。だからこそクラブ契約を結ばずに若い選手と戦う姿勢は非常に理解できます。40代になっても活躍できるチャンスは充分にあると思いますから。

ただ、クラブを選ぶ中で現状一番ネックとなっているのは軽量化。昨年怪我もあり、なるべく身体の負担を軽減しながら飛ばしたい。そのためにクラブの重量を落としたいわけですが、重量が変わるということはスイングのテンポが変わるので非常にリスキーでもある。クイックテンポで振るタイプの選手なので、重量を軽くした時に早打ちのデメリットの方が出る可能性もあるからです。「飛ばしたいって言っているわりには何も変えないじゃん」と端から見ると思うかもしれないですが、そう簡単にはできない事情があるわけです。そうなると、振り感で変えるしかない。ヘッドとシャフトの組み合わせを探る方法をとることになります。

その中で彼女は昨年ヨネックスレディスを優勝したときのピン『G ドライバー』から『G400 ドライバー』に替えました。昨年から替えたのはこの一本だけです。僕が見ている限りですが、怪我をかばった結果フックが出ている印象が強かった。その点では、深重心かつ高慣性モーメントのヘッドの方が合っているのかなと思います。

アイアンに関しては長らく『i20』を使用しています。大山選手は怪我から復帰した13年から4年連続でトップ10に入るなどパーオン率が高い選手ですが、それを生み出しているのは無類の“当て感”の良さ。スイング全体のフレーム(枠組み)がありながらも、インパクトので距離感や弾道をコントロールするタイプではないかと思います。

そういう人はシャープで操作性の高いクラブを選ぶと思いがちですが、僕はそうではないと思っています。繊細がゆえのオーバーアクションをしないために、クラブをわざとオートマチックにする。器用だからこそ、あえて寛容性の大きいクラブを好む傾向もあるんです。この点はジャンボさんに似ていると思います。

極論を言えば、大山選手にとっては全てのクラブ選びがパターの延長線にあるのかも知れません。勝負所をパターで決めてきた大山選手らしい、いわゆるタッチやインパクトで全てのボールコントロールを行うプレイヤーと見ています。スイング云々というタイプではなく、球筋のためにインパクトがあり、そのためにスイングがあるだけ。

珍しいタイプに感じるかも知れませんが、例えばアプローチをした時にフォロースルーを大きく取らなくても距離感がコントロールできる人や、パターでバックスイングの大きさが変わらずに長い距離も短い距離も打てるタイプの方なら、ぜひ大山さんのセッティングを参考にした方がいいと思います。

大山選手のクラブ選びの良いところは、古い・新しいに全くこだわらない柔軟性。器用だからこそ、あえてクラブには寛容性を。そんな選択肢もあっていいと思いますよ。

解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。

以上、アルバニュース

ヤマハの契約プロだった大山は、その前に長く使ってきたPINのクラブを使っている。

ヤマハのクラブは合わなかったということだろう。

また、怪我の持病がある選手なので身体に負担が少ないクラブにしているようだ。

私もウェッジ系のスチールシャフトのクラブは腱鞘炎の指に響くのでカーボンシャフトのウェッジに替えています。

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“昨年覇者”に死角なし!? “月曜日からの使者”には勢いあり!!【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】・・鈴木愛とシンジエ?

2019-04-11 15:44:52 | 日記

スタジオアリス女子オープン 事前情報◇11日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫県)◇6316ヤード・パー72>

今週の国内女子ツアーは、12日(金)に開幕を迎える「スタジオアリス女子オープン」。今シーズン4回ある兵庫県での“トーナメント初戦”の優勝候補は誰なのか。データ好きの記者Aと、ドラマティックな展開大好き記者Mが、それぞれの見地で結末を大予想!

結に桃香にルミ姉さん 女子プロの笑顔がまぶしい事前LIVEフォトギャラリー

■問われるのはバーディを獲れる能力 しかもパッティングで(記者A)

13回目となる今大会だが、第1回大会からアップダウンのある花屋敷GCよかわCで行われている。総距離は第1回が6456ヤードだったが、17年大会は6293ヤードと徐々に短くなっていった。それに比例するかのように優勝スコアも伸びており、菊地絵理香が優勝した16年は14アンダー。2年前のテレサ・ルー(台湾)は11アンダーで大会を制し、そして6332ヤードと微妙に距離が伸びた昨年は、鈴木愛が10アンダーでシーズン2勝目を挙げた。今年も10アンダー前後が優勝ラインの、伸ばしあいの様相を呈しそうだ。

過去10年の優勝者を見てみると、10人中9人が同年の平均バーディ数トップ10に入っている選手。入っていない金ナリ(韓国)も19位と決して低い数字ではなく、「バーディを獲れる能力が問われる」試合といえる。特にパッティングのうまさが重要で、ナリを除く9人が同年の平均パット数(パーオンホール)トップ10にランクイン。チャンスをモノにする能力が成績に直結する戦いだ。

また、シーズン6戦目というタイミングに加え、海外メジャー「ANAインスピレーション」の翌週というスケジュールから欠場する選手も多い。今年は首の治療で離脱したアン・ソンジュ(韓国)や、先週優勝の成田美寿々、勝みなみらが出場しない。一方、今年のANAに出た申ジエ(韓国)、比嘉真美子は出場が確定した。

■2年連続でANA帰りから優勝者が生まれる 伏兵は黄金世代“6本目の矢”

昨シーズン、平均バーディ数と平均パット数(パーオンホール)両方でトップ5に入ったのはジエと鈴木の2人。とくれば優勝候補は必然的にこの実力者2人に絞られる。

特に昨季両部門で1位、さらにディフェンディングチャンピオンとくれば鈴木のほうに分があるとみる。今季すでに1勝を挙げているうえに、今年はANAからの強行軍ではないため、コンディションも去年以上で迎えられそう。

さらに特筆すべきは鈴木の得意大会への強さで、通算10勝のうち「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」、「ほけんの窓口レディース」でそれぞれ2勝ずつ、さらに今大会と「アース・モンダミンカップ」、「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」の3試合が優勝&2位を経験。好相性ぶりを考慮するとさらに連覇の可能性は高まる。

ジエの気になる点は、やはりアメリカからの弾丸スケジュール。だが、昨年の鈴木愛はその流れで優勝しているし、ジエ自身も今年のダイキンでは、前週にオーストラリアで試合に出場し、そのまま練習ラウンドなしで5位フィニッシュを果たしている。大きな障壁にはならず、ここらで今季初勝利…ということも十分に考えられる。

伏兵となりそうなのは“黄金世代”の吉本ひかる。今大会の舞台となる花屋敷GCよかわC内にあるゴルフアカデミー中島と契約を結んでおり、コースへの理解度という意味ではツアー屈指。「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」4位タイ、「アクサレディス」6位タイとすでに今季トップ10入り2度という好調ぶりを発揮すれば、河本結に続く黄金世代6人目のツアー優勝も近づいてくる。

■3日間で24アンダー…はい優勝です(記者M)

「今週のスタジオアリス…面白いことが起きそうだ」。そうわたくしの目を光らせるできごとが、今週の月曜日にあった。それが主催者推薦選考会、いわゆるマンデートーナメントだ。

本戦への出場権をかけた77名によるサバイバルマッチが、一足早く花屋敷GCよかわCを舞台に行われたのだが、15名の通過者のうち半数以上の8名がアマチュア選手。さらに1位から3位タイまでの上位4人を、アマチュアが占める結果となった。

その4名は古江彩佳西村優菜、和久井麻由、佐渡山理莉。古江、西村、佐渡山はアマチュアの日本代表「ナショナルチーム」経験を持ち、和久井はツアー7勝を誇る今野康晴に師事する選手だ。トップアマが勢いに乗って金曜日からの本戦に乗り込むことになった。

さらに古江は8バーディ・ノーボギーの「64」をマークし、ぶっちぎりのトップ通過。すでにコースを“完全攻略”してしまったわけだ。セッティングの違い…みたいな話は一旦置いておいて、『このペースなら3日間で24アンダー出ちゃうね!うん、優勝だね!』というロマンに思いを馳せたくなってしまう。

■史上初&史上7人目の同時達成に期待!

今週は前述したように女王ソンジュや、成田といった実力者はお休み。さらに比嘉、ジエがANA明けで帰国直後に加え、ツアーメンバー達もそろそろ疲労の色が見え始める頃だ。その間隙を縫って、フレッシュな選手がスルスルとリーダーボードを駆け上がる…そんな光景が目をつぶると浮かんでくるし、日曜日にはぱっちりと開いた目に飛び込んできてもおかしくない。

この他、今年の「アクサレディス」で初日8位となり、ローアマに輝いた“オリンピアンの妹”鬼塚貴理らも通過者に名を連ねる。プロトーナメント経験もしっかりと持つ選手達だけに、期待は高まるばかりだ!

『女子ツアー史上初のマンデートーナメントからの優勝&史上7人目のアマチュア優勝』

今後プロになるという志を持つ“月曜日からの使者”が、兵庫県からこのダブルインパクトを週末の日本列島に発信したら…これはドラマティック!

【歴代優勝者】
2018年度:鈴木愛
2017年度:テレサ・ルー
2016年度:菊地絵理香
2015年度:成田美寿々
2014年度:JH・リ(当時の登録名はリ・エスド)
2013年度:金ナリ
2012年度:佐伯三貴
2011年度:東日本大震災のため大会中止
2010年度:有村智恵
2009年度:横峯さくら
2008年度:シン・ヒョンジュ
2007年度:ペ・ジェヒ
2006年度:李知姫
2005年度:服部道子

以上、アルバニュース

記者の予想は、本命 鈴木愛、シンジエらしい。 また、アマの若手が上位に来そうだ。

成田は出場しないらしいが比嘉真美子は出場する。今シーズン2勝目が出るトーナメントになる予感がする。

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